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2016年7月15日(金)
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』先行上映会、写真つきレポート!

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◆『planetarian』先行上映会はなんと、星空の下で。

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去る7月1日、東京のプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウンで、『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』の特別先行上映会が開催されました。ここでは、その上映会の様子をお届けします。

 

やはり最大の特徴は、会場がプラネタリウムであるということ! プラネタリウムでの会話劇を主体とする本作ならではのシチュエーションです。青い光に包まれた独特の雰囲気が、なんだかイベントが始まる前からワクワクさせてくれます。

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イベントが始まると、まずは上映前のトークコーナー。ほしのゆめみ役のすずきけいこさん、屑屋役の小野大輔さん、そして津田尚克監督が登壇し、それぞれに思いを語ってくださいました。

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▲トークショーに登壇した3人。左から津田尚克監督、すずきけいこさん、小野大輔さん

 

 

当初、12年越しでアニメ化されると聞いたときは「なぜ、今なのだろう」と思ったというすずきさん。ですが、完成した映像を見て「これは今でしかできないことなんだ」とすぐ思いなおしたのだとか。それだけ、津田監督をはじめとする制作スタッフの思いが詰まっているということですね。

ほかにも、原作ゲームのゆめみはとことんロボット然としていたのに対し、アニメのゆめみは「今の人たちが思い浮かべる、人間味のあるロボット」になっているので、もっと人間くさく演じていること、また原作ゲームより頭身が上がったことで、意図的に少し落ち着いた芝居になっているというエピソードを披露してくれました。

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続いて、「まるでご褒美をもらっているようです」と笑顔を見せてくれたのは小野大輔さん。原作ゲームで屑屋に声をあてた約10年前(編注:ゆめみと屑屋は声がついたタイミングが異なるのです!)はまだ役者として駆け出しだったので、そんなころの思い出深い役を今またもう一度できるのがうれしいです、と語ってくれました。

小野さんとKey作品というと、TVアニメ『AIR』の国崎往人役や『Charlotte』の乙坂隼翼役でおなじみ。それを受けて「いつも『思いを受け継ぎ、前へと進む』役をいただけるのが役者冥利につき、とても光栄なことだと感じています」とKey作品への思いをのぞかせました。

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そして最後は、制作の指揮をとる津田尚克監督。津田監督といえば『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は昔からのKeyファンでもあるのだとか。以前の電撃G’sマガジンの特集でも掲載しましたが、「津田監督から『Kanon』の「朝影」(編注:タイトル画面で流れる曲)が好きすぎて、いつもゲームをなかなか始められなかったと聞いて、筋金入りだと感じました」という、折戸伸治さんからの証言もあるほど。

そうした思い入れを大切に、制作に臨んだ津田監督。それがいかに映像に込められているかは、すずきさんのコメントにも現れていると思います。そんな監督は「もし12年前に戻れるなら、「お前、将来Key作品の監督やっちゃうんだぜ?」と当時の自分に言ってあげたい」とのこと。この発言もかなり筋金入りだと思います!

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さらに今回のイベントをでは、原作ゲームの企画・シナリオを手がけた涼元悠一さんがアニメをご覧になった感想が紹介されました。

 

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廃墟の町を濡らす雨、そこに蠢く戦闘機械たちと、無垢なロボットの少女の対比……アニメならではの見せ場の中でも一押しはズバリ、プラネタリウム投影シーンです。『星空を映す装置のそのまた映像化』というややこしい作業をこうも見事に見せつけられるとは! 『プラネタリウムは今、確かこの世界にあって、その頭上高くでは本物の星空が輝いているんだなあ……』夜明けに向かうゆめみの投影を鑑賞中、そんなことを考えました。もちろん、屑屋と同じほろ酔い気分で、です。

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この後行われたプラネタリウムでの第3話までの上映は、その臨場感と雰囲気に誰もが見入っていたのは言うまでもありません。原作者もキャストも大満足で太鼓判の、幸せなアニメ化を果たした『planetarian』。Webで配信される『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は全5話で、毎週水曜深夜0時に更新。9月3日には、その数十年後の物語を描く劇場アニメ『planetarian~星の人~』が公開されます。もしまだ本作にふれたことがないという人は、今からでも遅くありませんよ!

 

 

◆『planetarian』作品概要
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 世界大戦後の降りやまない雨の世界。細菌兵器の影響で、人々に見捨てられた最も危険な街【封印都市】。その、デパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ”。彼女はプラネタリウムの解説員で、1年間にたった7日間しか稼働することができない壊れかけのロボットだった。そこで彼女は、30年間いつか誰かが訪れることを信じて、1人誰もいないこの世界で待ち続けた。そして、30年目の目覚めたその日に、彼女の前に1人の男が現れた。

 

「おめでとうございますっ! あなたはちょうど、250万人目のお客様です!」

 

突如現れたロボットに警戒する男・“屑屋”。貴重物資を回収することを生業とする彼は、【封印都市】に潜入中、都市を徘徊する戦闘機械の襲撃にあい、このプラネタリウムに迷い込んだのだった。
「プラネタリウムはいかがでしょう。 どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき……。 満天の星々がみなさまをお待ちしています」
星すら見えなくなった滅びゆくこの世界で、彼はそこで何を見るのか。1年で7日間しか稼働できないロボットの少女が、目覚めたまさにその日に訪れた偶然。そこで起こった奇跡とは――。

 

<スタッフ>
原作:「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」(Key)
監督:津田尚克
脚本:ヤスカワショウゴ 津田尚克
シリーズディレクター:中山勝一 町谷俊輔
原作協力:Key/ビジュアルアーツ
キャラクター原案:駒都えーじ
キャラクターデザイン:竹知仁美
メカニックデザイン:海老川兼武
プロップデザイン:内田シンヤ
美術設定:泉寛
色彩設計:佐藤裕子
美術監督:竹田悠介 杉山祐子
3Dディレクター:長澤洋二
撮影監督:渡辺有正
編集:廣瀬清志
音響監督:山口貴之 津田尚克
音響効果:小山恭正
音楽:折戸伸治 どんまる 竹下智博(ビジュアルアーツ)
アニメーション制作:david production
製作:planetarian project

 

<音楽>
「planetarian~星の人~」主題歌「星の舟」:Lia
「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」エンディング・テーマ「Twinkle Starlight」:佐咲紗花
イメージソング「Worlds Pain」:Ceui

 

<キャスト>

すずきけいこ
小野大輔
櫛田泰道
滝知史
佐藤利奈
篠塚勝
福沙奈恵
日笠陽子
津田美波
石上静香
桑原由気
竹口安芸子
大木民夫

 

<公開情報>

■ それは、ある少女の物語
「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」
ニコニコ動画ほか下記動画配信サイトにて配信中
J:COMオンデマンド / milplus / auビデオパス / dアニメストア / バンダイチャンネル / Playstation Store / U-NEXT / アニメ放題 / GYAO! ほか

■それは、ある男の物語
「planetarian~星の人~」
9月3日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国順次公開

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【関連HPをチェック!】
公式サイト
公式Twitter

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(c)VisualArt’s/Key/planetarian project

2016年7月15日(金)

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