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2015年6月6日(土)
『プラスティック・メモリーズ』初期プロットに迫る!? キャラクター原案・okiura氏インタビュー!

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現在放送中のTVアニメ『プラスティック・メモリーズ』の魅力について、キャストやスタッフがリレー形式で語る連載企画。

第5回は、キャラクター原案を手がけられたイラストレーター・okiura氏の登場です!

 

■okiura(おきうら)

イラストレーター。MF文庫J『IS』、一迅社文庫『白銀のローレシアン』、MF文庫J『学戦都市アスタリスク』などでイラストを手がける。

 

 

 

当初はなんとバトルモノだった!?

知られざる『プラメモ』初期プロットとは

 

――『プラスティック・メモリーズ』のキャラクター原案のオファーが来たときのお話をあらためてお聞かせください。

 

okiura氏(以下、okiura):突然、アニプレックスの鳥羽プロデューサーから直接メールをいただいたのが始まりでしたね。林さんのプロットに惹かれたのはもちろんですが、これまでに携わったことがない仕事でもあり、そうしたお話をいただけるのはありがたいことでしたので、お引き受けすることにしました。

 

――林氏の手による当初のプロットはどのようなものだったのでしょうか。

 

okiura:今とはだいぶ違いますね……ターミナルサービスが「回収をする」という意味では同じなのですが、当初はもっと……バトルをしていたんですよ(笑)。その末に、機能を停止させて回収するという。スポッターとマークスマンというツーマンセルの設定は、その時の名残のようなものですね。スポッターである人間が、マークスマンであるギフティアに指示を出して戦うという。

 

 

01

↑なんと当初はバトルモノだったのだとか。その後、人間ドラマにスポットが当たり、現在の形へと変遷している。

 

 

――(未公開のツカサのラフイラストを見て)最初はこんな感じだったんですね……。なんだか、ツカサが今よりも主人公然としていますね。

 

okiura:ああ、これを見て思い出しました。この頃のツカサは、片腕が義手だったんですよ。林さんからの指定で、左腕は肩口から義手だったんです。今よりSF色がずっと強かったですね。

 

――原作・脚本はMAGES.の林直孝さんが手がけられていますが、本作に関わる前から林さんの作品はご存知だったのでしょうか。

 

okiura:『CHAOS;HEAD』、『STEINS;GATE』、『ROBOTICS;NOTES』と、TVアニメは全部拝見していました。『CHAOS;HEAD』と『STEINS;GATE』は原作ゲームもプレイしています。『STEINS;GATE』はやっぱり紅莉栖が好きでしたね。ああいうツンデレ系キャラが大好きなので。そういう意味で『プラメモ』ではミチルが好きですが……でもやっぱり一番はアイラかな?

 

――TVアニメのキャラクター原案を手がけられた感想はいかがでしたか?

 

okiura:TVアニメではキャラクターのデザインを固めるのに多くの人数が関わりますので、全員のイメージに合うものを出していくのは新鮮でありつつも大変でした。ディテールや世界観も、こちらがどこまで考えていいのか、考えるべきなのかという部分も手探りでしたしね。実際にやってみて、結構アグレッシブにいっていいんだということがわかりましたので、もし次の機会があったら、もう少し落ち着いて取り組めるのかなとは思っています。

 

――原案を固められる際に、デザインが二転三転されたキャラクターなどはいましたか?

 

okiura:ヤスタカとかコンスタンスかな……。そのあたりのサブキャラクターに多かったですね。アイラやツカサはさほど変わらなかったと思います。ミチルも結構変わったかな? 最初は髪の長さがミディアムショートという感じで、もっと活発な感じが見た目にも出ていました。

 

 

02

↑ヤスタカやコンスタンスの原案はかなりの変遷を経て決まったのだとか。当初はどのような姿だったのだろうか。

 

 

オンリーイベントでいっしょだった!?

コミックを手がける祐佑氏との縁

 

――TVアニメのオンエアをご覧になった感想をお聞かせください。

 

okiura:たぶん皆さんそう思っておられると思いますが、やっぱり#01ですよね。ニーナとチヅの別れは、この作品の印象を決定づけるシーンだったと思います。あとは#05で、ワンダラーと化したマーシャと対峙するアイラが武器を持っていたのは驚きでした。先ほどもお話した初期の案みたいだなと(笑)。

 

――オフィシャルコミック『Say to good-bye』も読まれているとおうかがいしました。

 

okiura:第1話のネームを見せていただいたときから、さすが祐佑さんだなと感じました。その後、完成したコミックも拝見しましたが、本編に負けず劣らずミチルがかわいらしくて、なかなか見られないくらいすばらしいスピンオフコミックだと思います。たぶん祐佑さんは覚えておられないだろうと思うのですが、実はだいぶ昔のとあるオンリーイベントでごいっしょしたことがあるんですよ。まさかこんな形でまたごいっしょするとは思ってもみませんでした(笑)。

 

 

03

↑ミチルが主人公の『Say to good-bye』。発売中のコミックス第1巻では、TVアニメ前日譚となるミチルの新人時代が描かれ、その続きとなる電撃G’sコミックでの連載はミチルの視点でTVアニメの物語を追う構成になっている。

 

 

――今後『プラメモ』で描いてみたいイラストの案などはありますか?

 

okiura:どうでしょうね……自分が見たいと思っているものは、TVアニメや祐佑さんのコミックで見させていただいているので。

 

――編集部への資料としていただいたokiuraさんのラフイラストの中には、着ぐるみを着たアイラのSDカットなんてものもありました。

 

okiura:あれはどういった流れで描いたんだったかな……。「そんなのもいいかもね」みたいな話がチラッと出た時にちょっと描いたくらいのものだったと思います。

 

 

04

↑okiura氏の手による着ぐるみアイラ。同一のデザインではないが、TVアニメでもついに#09でエルに着させられていた。

 

――今アイラに着ぐるみを着せるなら、どんなデザインのものが似合うと思いますか?

 

okiura:タヌキですかね。ちょっと間の抜けた感じがピッタリかなと。ウサギもイメージに合っている気がします。ミチルはネコかな(笑)。

 

――ミチルはネコミミのようにも見えるアクセサリーを髪につけていることもありますしね。

 

okiura:彼女は“アンドロイド・チルドレン”で育ての父親がギフティアだとのことでしたので、ちょっとメカっぽいのを頭につけさせようと思ったんですよ。

 

 

05

↑ミチルの特徴的な髪かざりは、彼女がアンドロイド・チルドレンであることにちなんだ、とokiura氏。

 

 

――それでは、最後にメッセージをお願いします。

 

okiura:なかなか辛いシーンやエピソードもある作品ですが、ツカサとアイラの物語を最後まで見ていただければ損はさせない作品になっていると思います。残り数話ですが、お付き合いいただければ嬉しいです。

 

 

今井麻美さんからの質問に回答!

これまでに手がけたイラストの男女比率とは

 

――リレーインタビュー第4回にご登場いただいた今井麻美さんから、okiuraさんあてに質問が寄せられていますのでご回答をお願いします。

「可愛い女の子を描ける人ってステキです! これまでに多くのイラストを手がけられたと思いますが、かっこいい男の子と可愛い女の子、どちらを多く描いていると思いますか? パーセンテージで教えてください!」

 

okiura:これは迷うまでもなく「可愛い女の子」がダントツですね(笑)。パーセンテージだともう90%以上です。男キャラは、自発的に描くことがなければ、ほぼ女の子キャラを描く使命を背負ってます。プラメモのようにたまに必要に迫られたりする事もある程度です。だからそういう時になって焦らないよう日々吸収できることはしていきたいですね。

 

――さて、次回のリレーインタビューでは、アイラ役の雨宮天さんにご登場いただく予定です。雨宮さんへの疑問や質問をお願いします。

 

okiura:では、ちょうど先ほど話に出た「アイラに着ぐるみを着せるならどんなものがいいですか?」でお願いします!

 

 

★次回のリレーインタビューにはアイラ役・雨宮天さんが登場! どうぞお楽しみに♪

 

―――――

<プラメモ注目記事>

・『プラスティック・メモリーズ』#06 の見どころは? リレーインタビュー第1回:水柿ツカサ役●内匠靖明さん

・『プラスティック・メモリーズ』”乙女“なミチルの魅力を語る! 絹島ミチル役・赤﨑千夏さんインタビュー

・『プラスティック・メモリーズ』OPのレコーディングこぼれ話も? OPアーティスト・佐々木恵梨さんインタビューをちょい出し♪

・『プラスティック・メモリーズ』EDに込められた思いとは? EDアーティスト・今井麻美さんインタビュー♪

 

―――――

TVアニメ『プラスティック・メモリーズ』

公式サイト:http://www.plastic-memories.jp/

Twitter ID:@pla_memo

ミチルとザックのプラメモラジオ:http://hibiki-radio.jp/description/plamemo

☆響-HiBiKi Radio Station-にて毎週金曜配信☆

★オフィシャルコミック

『プラスティック・メモリーズ Say to good-bye』① 発売中!

試し読みは 電撃コミックWEB ComicWalker をクリック!

電撃G’sコミック(毎月30日頃発売)にて連載中!

 

 

■SCHEDULE

TOKYO MX:毎週土曜深夜0時30分

チバテレ:毎週土曜深夜0時30分

群馬テレビ:毎週土曜深夜0時30分

とちぎテレビ:毎週土曜深夜0時30分

テレ玉:毎週土曜深夜0時30分

tvk:毎週土曜深夜0時30分

BS11:毎週土曜深夜0時30分

AT-X:毎週土曜深夜0時30分

岐阜放送:毎週火曜深夜1時

三重テレビ:毎週火曜深夜0時20分

ABC朝日放送:毎週水曜深夜2時14分

 

■CAST

水柿ツカサ:内匠靖明

アイラ:雨宮 天

絹島ミチル:赤﨑千夏

ザック:矢作紗友里

桑乃実カヅキ:豊口めぐみ

コンスタンス:日野 聡

 

■STAFF

原作・脚本:林直孝(MAGES.)

監督:藤原佳幸

キャラクター原案:okiura

キャラクターデザイン・総作画監督:中島千明

プロップデザイン・総作画監督:菊池愛

アニメーション制作:動画工房

 

(C)MAGES. / Project PM

2015年6月6日(土)

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