19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
咲きそろった
桜の花が――
いよいよ風に
舞い散り始めて。
毎年やって来る
見慣れた光景とはいえ――
うむ。
吹く風に舞い散る
儚い桜の小さな
白き花びらは
まるで――
この世に散らばる
妖かしたちの
微かな命のかけらのよう。
その踏みしだかれた
小さなかけらを
春の少しだけ冷たい風が
全て吹き寄せて――
彼岸の向こうへと
連れ去ろうとでも
するかのように。
春の舞い散る桜の景色は
やはりなぜだか――
わけもなく。
胸の痛くなる
景色じゃのう――。
兄じゃもそうは思わぬか?
わらわもこうして――
散りゆく花の風に
巻かれていると――
いつになく妖しい心地がして。
ふわりと――
旅立ってしまいそうになる。
行けば戻れぬ、
常世の川の眼鏡橋。
いつの間にか、
目の前に現れて――
……
フフフ。
彼岸彼方に行くときは
願わくは兄じゃもともに――。
美しきあの世の景色を
ともにみようぞ?
きっとカ・イ・カ・ン、じゃ――![]()
コメント(31)
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
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あらかじめご了承ください。




い、行くなー!
ああ見るだけね…見るだけ…見れるのかな…
ヒカルに思い切り殴ってもらえれば見れるかも?
…慣れれば快感なのかなあ…
そういや明日も雨降るかもしれないみたいだね
桜散っちゃうのかなあ…
ああ、綺麗な桜だなあ――
っていやいやいやいや!?
何唐突に変な事行ってるのこの子ったら!?
冗談じゃないよ!?
幽世の門なんて存在しない魔界への扉も存在しない異次元世界への扉なんてのも存在しない!
カ・イ・カ・ン
じゃないっつーの!?
まあトゥルーの扉だけはあってもいいけどね!
咲いた花はいつかは散ってしまう――
当たり前のことだけど、分かっていても切なくなっちゃうね。
ってあの世!?ちょっと飛躍しすぎじゃないかい観月!
まあでも本当、その時は一緒にいきたいものだね――
桜って咲いてる時もきれいだけど散る姿もまたきれいだよね
まぁ~散ってしまうのはちょっと寂しい気もするけど俺はむしろ桜にありがとうって言いたい気分かな
ってこういうときはあの世への扉が開くの?
桜の木の下には死体が~っていうしどっかで開いててもおかしくないかもね
いくのは……そのうちって事で
カイカンって…ちっちゃい子がそんなこと言うもんじゃありませんよ
変態さんが寄ってきちゃう、今の俺みたいに
ただでさえ春はそういう人が元気になる季節なんだから後押ししないほうがいいよ、それなのに今日の日記はなんだからエロっぽいっつーか…やめて俺を見ないで
そういや坂口安吾って人が書いた「桜の森の満開の下」って本があんだけど
その本でも観月のそれっぽいこと言ってたよ
桜ってなんか人の生き死にと深く関わってると思うんだよね、木の下に死体が埋まってたりさ
とりあえず――俺はまだ観月と眺める側に立っていたいな!
桜吹雪って、さくらと吹雪という珍しい組み合わせだよね。
いや、ちょっと気になってね。
そういえば2人って髪形が似ているなぁ。
舞い散る桜を見て連想すること――?
俺が連想するのは――
決めました!
私の名前は・・・大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム!
かな?
えりかに夢中なう。
え?
観月は、舞い散る桜に"死"を連想するのかい?
"あの世"がどうなっているのかは、確かに気になるけど――
まだ観月には"この世"で知るべきたくさんの経験が待っているよ。
まだまだ逝かせられないねぇ♪
カ・イ・カ・ンは、"この世"でたっぷり教えてア・ゲ・ル♥
お兄ちゃん難しいことよく分からないけどまだまだあの世とか考えるのは早いよ!
お兄ちゃんはこの世でまだまだ観月とやりたいこといっぱいあるからね~。
花の命は短きもの・・・
そうじゃな、桜の花が満開を見せたと思いきや、もう散る降る命となってしもうたな。
なぜだか、兄も悲しくなってしもうた桜の命というものははかなきものじゃな。
花吹雪が黄泉への旅か・・・なかなかおもしろいことをいうのう。
だが、観月の言うことは兄にもわかる気がする、散った花びらはいつしか消え、そして来年の春になればまた咲き誇るからな、考えてみれば不思議なことじゃ。
あの世か・・・
観月にそちはまだまだ早いぞ。
観月は最低でも100年は長生きしてもらわないとな。
兄は、観月とこれからもずっとこの世の中を見てみたいものだ、だからあの世など軽く言うものではない。
だが、あの世の極楽浄土というものが何であるかは知りたいものじゃな。
今は散らない桜もいつかは散ります
散るからこそ次の花を咲かせることもあるんだよ
だから散ることはあまり悲しんでばかりいてはいけません
僕もいつか散り逝く時は最後に見たいのは笑顔で今までありがとうと言われる事を願いたいから
だから僕も悲しんでいる顔じゃなくて笑顔でいてあげたいな
随分とやってくるのが遅く感じた春だったのに、
気がついたら裏山の桜の中にも葉桜がちらほらと…。
まだ満喫したりないんだけどなぁ、春。
季節の変わり目になんとも言えない気持ちになるのはいつもの事だけど、
観月のそんな話を聞いていると特にそんな風に感じちゃうな。
ふふ、観月と一緒にみる”あの世”の景色にも興味はわくけど、
折角なんだから、残り少ないこの世の春を一緒に楽しもうよ?
変わらぬ常世の景色は焦らなくとも僕達を待っててくれるよ。
いつか、ね。
今はまだ観月をちゃんと繋ぎ止めてなきゃなんないから、ここから動けないよ。
そろそろ桜も散るころかぁ
ちょっとさみしいね
桜のころは出会いの季節とは言うけれど
それも一段落して、こうして散ってるのを見ると、
また別れを思い出す…ようなそうでないような
この舞う桜の花びらにまぎれて
僕もどっか旅でもしてしまうか
観月はどこへ行く?
え、あの世?
いやいやいやいやいやいや!
あの世はまだ!まだ早いよ観月!
あの世のカ・イ・カ・ンはン十年後の楽しみとして
この世、そう、まずはこの世だよ、うん
まずはこの世のカ・イ・カ・ンをだね、観月…
死ぬのは…やだなぁ。
まぁ、観月が寿命以外で死にそうになったら死神を蹴り飛ばし、三途の川を逆走し、閻魔であろうが喧嘩を売って止めるけどな。
桜は妖艶であると同時にちょいと怖い気もするがね。
そして、鮮やかでもあるし同時に悲しくもなる。
まぁ、色んな思いがこもるわな。
満開の桜もいいけど、風に吹かれはらはらと散る桜は得も言われぬ美しさだよね。
そんな彼岸に旅立つ命はいつか再びこちらに舞い戻るんだよ。
きっとね。
胸を突くような美しさ――――幽玄の美っていうのはそういう光景を言うのかもね。
ふふ、そうだね。お前100までわしゃ99までとはいうけど――――
やっぱり、一緒がいいよね。
その時、キュウビは力強い先導になってくれるだろうね。
そうだね。毎年見ているものだけれど、どうしても少し物悲しくなるね。
寒い日が長かったから、桜もすぐ散っちゃうような気がするし。
彼岸の景色も気になるけれど、まだまだ先の話だよ。
今を楽しまないと。まあもしその時が来たら、ね。
散る桜の花吹雪か…確かに美しいな……
別れと出会いの季節でもある。只でさえ感傷的になりやすいんだ。胸が痛くなるのも無理はない…か。
だがさっきも言ったとおり、出会いの季節でもある。花が散るからこそ新緑が生まれる。悲しんだばかりもいられない…な。
う〜ん、それは困るな。観月にはまだまだここに居てもらいたいからな。
まあ、願わくば共に…ていうのは分からなくもないんだが、やはり困るぞ。
俺とお前の年の差分かってるか?お前にはもっと永く生きていてもらわないとな。
だからその時は、出来れば俺が向こうで出迎える…て形が望ましいかな?俺としては。
桜の花は、まさに散ってこそ美しい日本の美の象徴
だから、その美しさは荘厳であり、また儚くもある
だけどね、観月
まだ――
彼岸に行くには早すぎるよ
もちろん、そのときは、僕といっしょに――
桜吹雪の中を通ると「わぁー!」てなるけど、次の瞬間なんだか寂しくなるよね。観月は感受性豊かな子だなあ、もうそんな気分が分るんだ。
・・・時々、恐いものまで感じちゃってそうだけど。
彼岸に思いを馳せるのも良いけど、今は常世の春を観月と楽しみたいな!
そら!肩車してあげるから桜吹雪のなかを走ろう!!
何かが始まりそうな季節に――
ずいぶん――
終末的なことを言うね観月。
ハッ!
これが星花が言ってた!
不吉な予感……
まぁまぁ・・・
まずはこの世を楽しもうではないか!
桜の花が散る頃になると、
代わりに新しい葉が出始めてて、そんなに儚くは見えない。
むしろ、節足動物や爬虫類の脱皮みたいな
まるで生まれ変わるような感じがする。
あの世ってあるのかな?
首を絞め落とされて失神した事あるけど、
その時は気が付いたら目が覚めてたって感じだった。
自分が失神してた事すら記憶に無かった。
死ぬ事ってそれが永遠に続くようなものだろうか?
でもそれじゃあつまんないし、夢が無いよね。
あの世にはビール火山とストリッパー工場があると聞いた。
ビール火山は般若湯飲める観月には快感だろうけど、
俺にはちょっと厳しいからストリッパー工場に通うよ。
ふっ。
叶うのならば、観月とともに。
彼岸と此岸(しがん=こっちの岸)に架かる橋の上から
揺れる水面に、桜の花びらの流るるを眺め、
遙か夏の夜空に天の川のきらめきになる様を、
見られるのであれば、
かつて伝え聞いた彼岸の風景が、何であろうと、
比べようもなく素晴らしいモノだろうと思う。
ユラグ水の面にまっすぐ映る影は、現か幻か?
ただ、桜の花の咲いて散ることだけが、真実の理か?
何も知らない兄に、観月よ、おしえてたもれ。
今年の桜は・・・どう思う、観月ちゃん?
満開になったと思ったら先週の強風で、週末は天気もイマイチだったし、今日は、暖かかったけど風が強めで。
明日は、花冷えで雨降るみたいだし、もうおしまいかなって。
あんまり、花見を愉しむための陽気っていう日がなかった感じがするんだよね。
そうだね。なんとなく、分かるかな。桜は、散り際こそ美しい。1つ1つの花びらが複雑に絡み合い、この世のモノとは思えない幻想感に満ちて、この桜吹雪の果てに、世は常たり得るかどうか――
観月ちゃんも、そういう風に思うんだね。ちょっと、安心した。ひょっとしたら、この感じを面白がるんじゃないかって、そう感じたから。
――って、思ってたら。やっぱ、面白そうにしてるでしょ?もう、困ったなぁ。カイカンで異世界に飛んじゃうぅ~って、ちょっと違う風に思われちゃう?
じゅうはちキンとか聞いてるから、そんな風に思っちゃう?
まぁ、いずれにせよ、桜は、風で散るのが良いよね。雨で散らされるのは、美しくないよね。
例え観月と一緒でも、まだまだ彼岸を見るわけにはいかないよ!! 何十年も経って、お互いおじいちゃんとおばあちゃんになってからだ。
で・・・「カ・イ・カ・ン」って海晴姉さんに古い映画でも見せられた?
満開に咲き誇るさくらもきれいだけど
花びらが風に舞い散る光景も、とてもきれいだよね
だから、余計にさみしく感じるのかもしれないけど
滅び行くものに心惹かれるのは、ちょっと危うい感情だね
それに惹かれて観月も一緒に消えてしまうじゃないかって心配になるよ
そうなったら勿論、僕も観月の後を追いかけるよ
でもそれは、一緒に行くためじゃなくて
引き戻すためだけどね
終わりのことを考えるよりも、今は一緒にいることを楽しみたいな
桜の花びらがまるで雪みたいにはらはらと散り始めたね
気がつけばすっかり季節が変わって春本番なんだね
観月も一緒に花吹雪の中を散歩してみるかい?
あの世って観月、やめてくれ!物凄い事淡々と語るとは・・・。ま、観月への殉死は・・・どうだろう、迷うな・・・。
散るが美の桜也。
まぁ、4月に入って少しすると、もう完全に散ってしまうからな……確かに、物悲しくはある。
その歳で散桜の雅を解するのは唯唯驚嘆に値する。これがな。
今はまだ、常世へ旅立つ時でもないが――そうだな、星花流に言えば、三国の桃園の誓い……いや、この場合は桜園の誓い、か。
まぁ、生きる時も旅立つ時も共に在れれば、良いな。
そうだな~観月の言いたい事も分かるが……桜は、満開のときも良いが、散り桜とも言うぐらいだからね~正直に言えば桜が散っていくのを見るのは、結構好きなんだよね観月も嫌いじゃぁ~ないんだろ~?
あの世も観月と一緒なら別に構わない――っと言いたい所だがな、お兄ちゃんは、観月がそんな事を言うのは、嫌だな~だってもっと観月と一緒に楽しい事や嫌な事とか、色々在るだろうけど一緒にもっと生きて居たいからね?
観月は、お兄ちゃんともっと一緒に居たくないかい?
最後に言って置くけどな、観月お前を俺が生きてる間に向こう側へ見送るつもりは無いぞ?
普通に考えて、お兄ちゃんが先に向こう側へ行くだろうけど――頑張るんだよ?
約束だぞ!
桜が散るのを見るのは結構好きだけどね。観月は胸が痛くなるんだな・・・。
あの世か~、いつかは行くんだろうけど、今はもう少しみんなと一緒に居たいかな。勿論観月も一緒にな!
桜の花弁で埋め尽くされると、雪のようでなかなか気分が爽快。
毛虫でぼろぼろになった葉の匂いも、今から楽しみだ。