2010年2月 2日アーカイブ

都心の雪は――

儚くて。

あっという間に――

消えてしまうの。

冷たくて切れそうに
うすくかたく凍った――
儚い真っ白な雪の世界。

昨日の天気予報で
海晴お姉ちゃまが
にっこり笑いながら――

「夜からふりはじめます

って――言ったから。

眠い目をこすりながら
みんなで待ってたのに。

ついに雪が降り始めたのは――
ようやく9時過ぎ。

今日だけは特別にお願い!
だってだって雪が降るんだから――

って。
いっしょうけんめいお願いして――
せっかく8時を過ぎても
起きていていいって許可をもらったのに。

そらににじに、さくらちゃん――
1人、また1人とダツラクしていっちゃって――

結局、中学生のお姉ちゃんたちより下で
雪を見られたのは――

星花お姉ちゃまに夕凪お姉ちゃま、
温かいお茶を入れてくれた小雨お姉ちゃまに
寒いのが大好きな吹雪ちゃん――
あとは、このマリーだけ。

真っ黒な空から落ちてくる雪は
とっても白くて美しくて――

不思議な光景だったわ。

空いっぱいに広がる雪を従えて
天を見上げながら、
くるくるくるくる――
ネグリジェのすそを
広がらせながら回ると――

まるで雪の女王になったような気分。

ね、フェルゼン――
あなたと作った愛の雪ダルマは――
今日幼稚園から帰ってきたら
もうほとんどなくなっちゃってた。

愛って――儚いものね?

まるで触れた瞬間に消えていく
重さのない雪のかけらみたい――

……

今日のマリーはユウウツなの。

消えてしまった雪のせい?

それとも――

明日が鬼の日だからかしら、やっぱり――

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