19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
どうしよ。
……。
困ったな。
……。
どうしてあんなこと――
……。
言っちゃったんだろ。
……。
はぁ。
……
あーあ。
もう、私ってば、
やっぱりバカだ。
男なんてくだらないって
いっつも思ってるのに
「彼氏いる」なんて――
……
――う、うわぁっ!
な、なな、なによ!?
いきなりこんなところに
いたりして――
この――バカッ!
――私が驚くでしょ?
ほんっと、無神経なんだから。
だいたい下僕の分際でやたらに
あちこち出没するなって
いつも言ってるでしょ?
この私を驚かせるなんて
まったくほんとうに
身の程しらずっていうか
分不相応っていうか――
……。
あっ、ちょ、
ちょっと――!
何、黙って行っちゃおうとしてるわけ!?
バカ。
本当~に救いがたいマヌケだわ!
私が困ってるのがわからないの?
「どうかしたの?」くらい
いったらどうなのよ――
コメント(54)
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
※掲載されたコメントは、電撃G'smagazineおよび当HP内の企画ページに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。




へ~(ニヤニヤ
彼氏いるんだ~(ニヤニヤ
今度家に連れて来てよ~(ニヤニヤニヤニヤ
えっ、何か聞けってか?
う~む
髪切った?
出てくるなと言ったり
行くなと言ったり――
とんだわがままご主人様だなぁ……
それで、どうしたの?
成績下がっても俺じゃ力になれないよ。
えーと――それじゃあ言うよ、どうかしたの氷柱?
そういえば彼氏って単語が聞こえたような気がするけど
えっ、まさか付き合ってる子がいるのかい氷柱には!?
ああそうなんだ……何だか僕がどうかしちゃいそうだよ……。
僕が君の彼氏なんだから、だから問題はないと思う。
誰にも邪魔はさせないぞ。
そもそもなんでその言葉を後悔する必要がありますか?
お兄ちゃんはユキからもらったお兄ちゃんの日のプレゼントでニヤニヤする作業で忙しいからな!
あああと麗の誕生日の写真を眺める作業も予約済みだぞ!
下僕としては氷柱が困ってれば助けたいのは山々なんだけど…
つまりヒカルを彼氏役にしたいから
春風姉さんを説得すればいいのかな?
僕としては甘いもので釣れそうな霙姉さんのほうに頼むべきだと思うけど
後々までからかわれるリスクはあるよね
どちらのプランでもいいけど
面白そうだからユキと麗にも教えてくる!
い…一体どうしたって言うんだ氷柱…
そうか彼氏か…
いいんだよ氷柱ももうお年頃なんだし彼氏の一人くらい…
今度オレにも紹介してくれよな…
(これは面白そうだから立夏に報告だ)
お、俺にどうしろと言うんだ。
ああわかったわかった
「氷柱どうしたんだ?」
おい…またとんだ見栄を張って……
完全に自業自得じゃないか!
で、どうするんだ?
ちゃんと嘘ついたことを話すか、それとも――
盗み聞きするつもりはなかったよ。ほんと偶然、独り言を聞いちゃっただけだから。
さっきまで一緒にいた霙ねぇさんはニヤニヤしながら、どっかに行ってしまったけど、改めて聞くよ。
「氷柱、どうかしたの?」
いや、いくらなんでも驚き過ぎだろ!
救いがたいなんて、氷柱も言ってくれるね
でどうしたんだい?さっき彼氏がどうとか言ってたようだけど…(ニヤニヤ)
まさかと思うけど、そのくだらない男どもの口車に乗せられて
うっかり「彼氏いる」なんて口走ちゃった…とか?
その場面に是非同席したかったよ。だって――そんな事言われたら絶対氷柱俺を彼氏って言うだろ?俺が氷柱の彼氏役になれるだから――役得じゃん
困ってるご主人様を助けるのも下僕の役目だからね――協力するよ
じゃあ氷柱のために言ってあげるよ
どうしたの?
要するに氷柱が彼氏がいるというのはそういうことでオトコをよりつかないようにしているからだろう?
そういうことにしておくよ
え?
気遣いがないって
うーん
おれとしてはつかずはなれずがいいと思っていたんだが
どっちにしろ何かあったら協力するぞ
なんてったって俺は氷柱の下僕なんだからな
ま、、、、、、まさか、、、、氷柱。どこの馬の骨とも知らない男子に告白された・・・・・・とかじゃないよね??
氷柱がそれでいいなら、、、、、別に反対はしないけど、、、、、でも、その年で彼氏なんて俺はまだ早いと思うんだ!
だから、「お兄ちゃんがいるから無理」って言ってほしいかも。
あ、ごめんなさい怒らないで!ちょっとしたジョークだから!!
でも、俺に手伝えることある?なんでもするよ!
ん?なんか氷柱がぶつぶつ言ってるな・・・どれ
・
・
・
男が居るなんてそいつぁまた大胆にふかしたもんだな!
どうせ氷柱のことだ、何時もの勢いでいっちまったんだろ?・・・図星みたいだな
ふぅん?小雨は自分が分不相応と言ったりするが
氷柱は俺がふらりと気まぐれな風のように現れるのが分不相応で御気にめさんかそうか・・・それは悪かったな折角助けてやろうかと思ったのによ(ボソッ
・・・・・・・・・ったく助けて欲しいなら素直にそういえばいいのに
んで?氷柱ちゃんはお兄ちゃんに助けて欲しいわけですか!
でも俺は下僕だから困った氷柱様を察してどうかしましたかと聞いてお助けせねばなければならないと・・・う~んなるほどなるどぉ
・・・・・・ふ・ざ・け・ん・なぁ!!!!
全くなんで俺がお前の尻拭いをする算段になってるんだよぉ?えぇ?
下僕だろうが公僕だろうがモノを頼む態度ってモンがあるでしょうにぃ・・・
そんなアメリカンサイズの態度じゃ人の心は動かせないぜ?
別にな、俺は助けないって言ってるわけじゃないんだよ
氷柱がよ、キチンとさ
「あのねお兄ちゃん今私ちょっと困ってることがあるの、お願い助けて♥」
って具合にちゃ~んとお願いすれば二つ返事で了解してやるんだよ!OK?
虹子だって青空だってお願いできるんだぞ!
キチンと妹のお手本になるようなお姉ちゃん的お願いができたら助けてあげよう
イヤなら・・・俺はこれから風呂に入るぞ!
シンキングタイムは一分!
よーいスタート!
そんな赤い顔しなくても……わかったわかった。ただし、悩み事なら『下僕』じゃなくて『お兄ちゃん』なら聞いてやるけどな。
え?『お兄ちゃん』じゃ相談出来ない悩み?
…あーハイハイそーですか、ならばこの『下僕』、精一杯ご主人様の悩みを聞いてあげましょうか。
そうそう、でかい独り言はもうちょっと人気の無い場所でしなきゃ。
あと、『彼氏がいる』からって偉くもなんとも無いと思…ってちょっ…そんないつも以上に怖い顔しないで!
ドウシタノ?
氷柱ちゃんに彼氏出来たのか?
おめでとう氷柱!
今日はお赤飯ね♪
虹子に彼氏の数え唄を歌ってもらいましょう!
はりきってどうぞ~♪
で、誰に彼氏いるって言ったの?
友達? 家族? それとも――告白を断る言い訳?
兎にも角にも、今夜の夕食時の話題は決まったネ♥
じゃあ氷柱、どうにかしようか?
僕とヒカル、どっちがいい?
彼氏の代わりするの
でも彼氏とかいう関係じゃないってちゃんと言うよ
なくてはならない大切な人くらいだってね
え!?彼氏ってまさか――
この兄のことではないんですね
あくまで下僕ですかそうですか。
で、氷柱が本当に思いを寄せてるのは誰なのかなー?
落ち込むことはないぞ氷柱
氷柱はたとえバカでもいい子だって兄ちゃんちゃんと分かってるからな!
氷柱さん、今回の風林火山第13話「招かれざる男」いかがでしたか?
まねかれざる本当の男はそれがしと?はははは、これはまた冗談を
ついに決闘することになった勘助と鬼美濃がしかし勘助は突然やめごじつにすることになった。これにより決闘は明日の河原で戦うことになった勘助と鬼美濃しかし勘助には考えがあったのだ。
その後晴信にもとに悲報が走った、晴信の次男である次郎が疱瘡にかかってしまったのである、命に関わる危険な病気になってしまったのに関わらず、決闘となり悩む晴信、しかし晴信はこれ以上人の血を見たくないと思いもし明日の決闘で勘助が人を殺すことになってしまったら、板垣が勘助を討ち取ること決意した、だがしかい晴信は勘助は人を殺めることはないと信じていたのである。
次の決闘の日、勘助と鬼美濃がしかし勘助はまた止め戦う場所変えることを進言した、それにより湖の真ん中にある船にいくことになった。
そして決闘となった、しかし勘助はすぐさま仕込んであった船の底をあけ、すぐさま乗ってきた船に飛び乗ったのであるそして決着はついた船に乗って命綱を握っている勘助としずみかけの船に取り越された鬼美嚢、そして勘助が言った戦わずして勝つ、こうして勘助の命もとりとめたのであった。
そして屋敷に戻ってた晴信、そこには一命を取り留めた次郎しかし喜びもつかのま医師から次郎の目が失明したことを聞き悲しみにくれる、そして妻の三条夫人は同じ疱瘡ので失明になった勘助を恨むのであった。
後日、晴信の元に衝撃が走る。同盟国である諏訪の国主諏訪頼重が同盟をやぶり他国へ進行したのであったそしてそのことも勘助にも耳にも入るのであった・・・
次回、勘助つにある人と運命の出会いをするのである。
これは氷柱さん。
お、いきなり大声をだして、こちらもさぞ驚きになりました。
さわらぬ神に祟り無しかそれがしはこれで・・・・
え?なんですか?
・・・
わかりました、氷柱さんいかがなりました?
……なるほど、見栄か。
その手の見栄はまぁ仕方が無い向きもあるかもな。
他全員が彼氏持ち、って事実が事前に出たりすると、
一人だけいませんとかは言い難いもんなぁ。
で……お前が困ってるって事は、アレか。
彼氏いるんだって言っちゃったはいいけど、
今度紹介してね、とでも言われたのか。
まぁ、なんと言うか実にお約束的だな。
取り敢えず、対策でも考えるか。
なんだよ、お前一人じゃ大した案も考え付かないんだろ?
そうじゃなかったらそんなとこで冬眠開けの熊みたいに
うろうろしてないっての。
飲み物用意していくから部屋で待ってろ。
……この手の話題は変に広がると大変だからな。
――やれやれ。
普段はクールな知性派気取ってても、たまにこういうとこあるよな、氷柱は。
バカな子ほど可愛い、とはよく言ったもんだ。
え? いや、なんか考え事してるみたいだから邪魔しちゃ悪いかなって…
もちろん、氷柱に頼られるのは大歓迎だけど
「彼氏」がどうこうとか言ってなかった?
正直そういう問題じゃ僕もそんな役に立たないからなぁ
推測するに、いないのに友達に彼氏いるとか言っちゃったとかそんな感じなのかな?
氷柱でもそういう見栄張ったりするんだね
なんかちょっと可愛いなって、思っちゃったよ
……いや、そんな睨まないでよ
別にバカにしてるわけじゃないってば
ほらほら、その事で何か悩んでるんでしょ?
話してみてよ
役に立てるかは判らないけど、一緒に考えるからさ
こんばんは、氷柱。
一人で何をぶつくさ言ってるんだい?
相変わらず変な子だなあ。
ははは。
じゃ忙しいからもう行くね!
じゃあね、氷柱!!
…な、なに?
まだ何か用?
ふむふむ。
よしよし、わかったわかった。
どうかしたの、氷柱?
じゃあね、氷柱!!
――――ううむ、妹の悩み百面相というのも可愛いものだね。
やっと気づいた。
いや、さっきからずーっと観察してたんだけどね。
うん、氷柱の百面相可愛かったよ。
じゃ、そういうわけで。
――――え?まだ何か用が?
うーん、漏れ聞こえた内容から僕が関わっていいものかと思ったわけなんだけど。
困ってる妹を見捨てては置けないか。
僕はお兄ちゃんだからね。
さ、氷柱。どうしたんだい?
この頼れる兄に言ってみるといいよ。
よしわかった。俺と付き合おう。
氷柱のこと大切にするから、さ。
・・・ぃ痛いいたいっ!そんな叩くなよっ!!
しょうがないなぁ。
何があったのか、話してみなよ。
困ってるのは一目で分かったが、日頃馬鹿だ下僕だと好き勝手言っておいて困った時だけ頼ろうって根性が気に食わないので、あえて放置しようと思っていたのだが……ん?最初から聞いてたぞ?と言うか聞こえてたぞ。独り言なら誰も居ないの確認してから言えよ。
それにしても氷柱、頭良いって触れ込みだった筈だが、から回ってばっかりな気がするのは俺の気のせいか?あー分かった分かったそう怒るな。日頃のお礼に、ちゃーんと手遅れになって一通り恥かいた辺りで手貸してやるから。
この家族って
ちっともそういう話聞かないから
心配だったんだけど
氷柱には彼氏がいるんだね。
よかったよかった。
うわぁ、冗談だよ冗談!
はいはい、どうかしたの?
下僕はいつでもご主人様の味方だから
何でも言ってね。
やあ氷柱……何さその驚きようは。別にそこまで驚かなくとも。
それに出没って。まあいいや、それじゃ。
いや、何か忙しそうだったから。それじゃ改めて、どうかしたの?
力になれるか分からないけれど、相談に乗るよ。
大体わかった。
大方、「私にだって彼氏ぐらい居る」とか嘘ついて引っ込みが付かなくなったんだな。
まったく、そのうち目でピーナッツを噛むことになるんじゃないのか?
ああ、生憎だが俺はお前彼氏の振りはできない。いや、しない。
人は誰でも自分のプライドに踊らされる。
時には誰かに嘘をつき、虚勢を張って傷つくこともある。
だが、それは間違いなんかじゃない。前に進むために必要な代償だ。
前に進んでいくためにこそ、プライドに意味がある。
だから、譲れないものを守るために俺たちは戦うんだ。
通りすがりのトゥルー長男だ、覚えておけ!
あはは・・・なんか氷柱らしいね。
見栄なんてはったっていいことないんだけどね、つい言っちゃうときとかあるよね。
かくゆう俺も彼女なんていたことないのにいるって答えちゃったりしたことあるよ。
ここは素直にごめんやっぱりいないってちゃんと言ったほうがいいんじゃないかな?
あんちゃんだよ!お前のあんちゃんだよ!
兄もバカ、妹もバカのバカ兄妹でいいじゃあないか。
ところで、何か聞いてはいけない単語が出てきたみたいで聞くのが怖い。
でも聞きたい。でも怖い。
嵐の予感。
彼氏?えー氷柱彼氏できたの?どんなヤツ?
顔はイケメン?
年下?年上?同い年?
頭いいの?特進コースの同級生?それとも別のクラス?別の学校?
性格は肉食系?草食系?
ファイトスタイルはストライカー?グラップラー?
心配だから紹介してよ~・゚・(ノД`)
(あ、氷柱がなんかぶつぶつ言ってる。
なんか悩みでもあるのかな。
ふむふむ、彼氏がいないのに見得張っちゃったのか。氷柱らしいな。
まあ、氷柱くらい可愛ければ彼氏のフリしたい男はいくらでもいるだろうから、
僕の出る幕じゃないか…じゃあ僕は宿題があるから―――)
え?何?何怒ってるの?
あ、うん、ど、どうかしたの?
どう致しました?
ど、どうかしたの…?
なんか困ってたみたいだけど
下僕の分際でってな。シモベでも一応家族だから家の中ウロウロはするぞ。
それに「どうかしたか?」って訊くといつも怒るし。
で。好きでもない男に告白されたのか、女友達に見栄はったのか。
どっちなのさ?
どうしたんだい氷柱?
悩みがあるなら言ってごらん
僕が力になれる範囲でならなんでも聞いてあげるよ
そのマヌケにも実は少しの学習能力はあってね
触らぬ氷柱になんとやらを実践しようとしただけなんだから!
…ええと、つい立ち聞きみたいなマネになっちゃったのは誤るよ。
けど、その誤解も早く解いた方がいいんじゃないかな?
どうやってって、それはもちろん正直に話すのが一番だよ。
―ごめんなさい!本当は彼氏なんていなかったのー
―でも私には大好きなお兄ちゃんが居ればいいのー
―それだけで彼氏なんていらないんだからー
といった風にだね~…わ、わ、わ!グーは止そうよ!グーは!
ごめんなさい、身の程知らずでした。
今のは無し、もう一度最初からでお願いします。
――ど、どうしたの?
自分で言い出したことなんだから、ちゃ~んとご主人様らしく立派に解決するんだよな?
例えどんなにお願いされたって彼氏役はやらないぞ。・・・え、頼んでない?
さあ、どうするのかな(ニヤニヤ)
おや、どうしました?氷柱姫。
なにやらお困りのご様子?
レンタル彼氏の御用命などございませんか?
あ・・・パン・・・ツ!
カカトを顔面に落とすなんてヒドイ!!
いきなりとは失敬な。大分前からここにいたぞ。
お前が気付いてないだけだ。
…んじゃ。
………あ?
いや、何やら悩んでるみたいだったからな。
解決するために集中してただろうから、
ここはそっと立ち去るのがベストと思ってだな……
……だってさ~。
まさかあの氷柱様が見栄バリバリのホラ吹いた程度で
下僕ごときに助力を頼むなんてまずあり得ないしさ~…
………あーあー分かった分かった。
俺も言い過ぎた。だからそんなに顔膨らませるな。
たださ、今まさに相談しようとしている相手に
バカだのマヌケだのは正直ひどいだろ?
…ま、その辺は俺の広~い心で許してやるとして、だ。
ベタな所としちゃあ、とりあえず
「じゃあその彼氏呼んで来い」ってなるよな。
…まあならなかったら何も問題無く事が済むんだが。
で?そのアテはあるのか?
……愚問か。あったらそこまで悩まないよな。
ヒカルあたりを男装させて行くってのは…
…バレる?………まあ考えてみれば当然か。とすると………
……………はぁ。
…まあ、方法が決まり次第言いたかったら言ってくれ。
俺?…寝る。
何というかさ、「展開」が見えてきたもんでさ。
寝ながらその「オチ」でも予想しようと思っただけだ。
なんだよ~、いっ痛いわかったから引っ張らないでよ!
ふぅ…どうかしたの?
え?彼氏いたの!?
…うわっ!痛い、イタタタタッ
あ、なんだか機嫌悪そうな…
ここはおとなしくおいとまし…
ああ捕まった
いやあ、なんか機嫌悪そうだったからさぁ…
さわらぬ神になんとやらって
それにほら
あちこちでいつの間にか出てくるなって
よく言ってるじゃないの
だから気づかれないうちにとですね
あぁんもう
はい、申し訳ありませんです
え、今の独り言?
いんや、聞いてない聞いてないよ
勝手に耳に入ってはきたけど
ありゃ、困っていらっしゃる
それはタイヘンでございましょう
ワタクシでよければお聞き致しますが
いかがなされたのでしょうか?
え、あっち行け
そりゃまたご無体なことをおっしゃりますなご主人
こっちからも言いやすい状況を作ってくれると嬉しいところなんだがな。
でも氷柱も追い詰められているみたいだし、細かいことは黙って呑み込んで、
「どうかしたの?」
だって俺だって一応学生なんだし…色々やらなくちゃいけないことだってあるし。
それに――そんな表情した氷柱に絡まれたらやっかいな事が起こるってのは身をもって知ってるわけで。
はぁ…しょうがないなぁ、話だけも聞いてみるか。
どうかしたの?
・・・
なんとー、氷柱には彼氏がいるのか!!
パネェっす!家族で恋人持ちなんて氷柱だけじゃないか、マジパネェっすよ!!
そんな恋の先駆者こと氷柱を、もう「氷柱」って呼び捨てに言うことは出来ないね。
尊敬をこめて「氷柱先生」とか「氷柱センパイ」って言わせてくれ!
(ばちーん)
ぐへぇ…なぜビンタされるのかが全然わからないよ。
★後志神威です。
…では、改めて…
「どうしたの?」
…まあ、気付かなかった氷柱も悪い。
盗み聞きするつもりじゃなかったけど、
話の内容は聞かせてもらった。
家にいても所在なげだったので…
…ふーん…
なるほど…
ここはトゥルー家族のアイデアで難局を乗り切ろうではありませんか。
手始めに…ホタに衣装製作。
ヒカルを彼氏役に抜擢し…
演技指導を春風さんにお願いして…
後は海晴姉さんのさじ加減で…
我ながら完璧ではないか…
早速お姉ちゃんズに相談しましょうね。
それでは、また。
…って…ほっぺをつねらないの…イテテ…
どうかしたの?(笑)
ちゃんと、話を聞くから、そんな怖い顔するなよ。
どーしよ!どーしよ!
オ パキャマラドパキャマラド パオパオ パンパンパン
オ パキャマラドパキャマラド パオパオパ!
いえーい!せんきゅー!
で?何か言った?
あーうん
そうだな一応聞いてやろう
んで
彼氏持ちな事に定評がある氷柱さんはどうかしたの?
氷柱のオニイチャンだから同じ家にいるのは普通だ
出没するなっていつも言うなんてオニイチャンにこの家から出て行けというのか
そして困ったときだけは話を聞いて助けなければならないというのか、反省じゃ
オニイチャンにかわいいと思わせるぐらいの気持ちで行動したほうがいいんじゃないか
そして普通に頼めるようになるんだ
氷柱の困っている内容については
氷柱を好きでいるようで近づいてくる男に言ってしまったのならそのままがいいと思う
普通の会話で言ってしまったなら、…難しい話だな、本当のことを言ったほうがいいと思う
男はくだらないって思うなら、その考えは反省だが、そういったほうがいいんじゃないか
男をくだらないという考えの自分を変えたいと思って彼氏いると言ったならいい話だけどな
氷柱は彼氏がいると言ってしまっただけで何もない
だからこのことを知ってしまっても騒ぎを大きくするなよ、尾行ばかり考える姉妹たちよ
オニイチャンの考えはこんな感じかな、氷柱はがんばってうまくやってほしいな
霙姉さんかヒカルを男装させてだな
僕?またまたご冗談を
ふぅ……流石に慣れてきたとは言え、まったく平気かと言われればそうではない。これがな。
結構その物言い、カチンとくるんだが。
別に性格を変えろとは言わないが、その一言で傷つく相手がいることを、理解した方がいいな。
とは言え、今のお前はそれほど冷静でもなさそうだ。
まったく、感情に任せてのみ言葉を紡ぐは幼い証拠。やれやれ……。
じゃ、本題だ。
どうした?
と、意外に大きな独り言のおかげで、内容は聞く前から知っているが。
また大きく吹かしたものだな。どう言う状況でそうなったかは分からんが。
一つの嘘はまた別の嘘を生み、やがては綻びる。
その時にかく恥の方が、今、実は冗談でしたとカミングアウトするより大きくなると思うが?
それが嫌なら、まぁ、そうだな……状況次第では、動いてやれるか?
もうちょっと詳しく話してみてくれ。
相変わらず下僕使いの荒いご主人様だな。
まあ、話は聞いてたから分かるけど、一応どうしたんだ?
俺で解決できるような事なら協力するけどさ。
取り返しのつかない事になると困るし、あんまり見栄はるんじゃないぞ?
触らぬ氷柱が落ちてくることは無いしな。
退散〜〜。
げッ!!!バレたし。
いゃ、ここ家だしね?
急に現れるなと言われてもねぇ…
いや、全国のトゥルーお兄ちゃんには姉妹が困っている時にその場に居合わせちゃう能力がデフォルトて着いているんだよ?
うん、理解したね?じゃ、お休み氷柱…イタタ!!イハイヲツララ………そんなに抓ること無いじゃないか。
やれやれ、で、彼氏持ちの氷柱様は何にこまりんしてるのかな?かな?
勝手に人前に出てきたのはお互い様だろうが!?ったく。
…呆れてぐうの音も出ないが取り敢えずかなり困ってるのは分かった。
だって言ってる事が目茶苦茶だもの。
取り敢えず、明日にでも「ごめん、嘘だった」って言えば
被害は最小限に治まると思うぞ?