19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
私は――
クリスマスというモノを、
サンタクロースというモノを、
信じることは出来ません。
空を飛ぶそりとトナカイ、
一晩で世界中の子供に
贈り物を配り歩く人物や、
ほ乳類の単性生殖――
そんなものは――
この世には存在し得ない。
だいたい――
信じる、という行為は――
不確かなものです。
夢を信じる、
奇跡を信じる、
愛を信じる――
夢は睡眠時における記憶の再配置
もしくは単なる目標であり、
奇跡は確率の大小であり、
愛は――
愛は、ただそこにあるものです。
信じるものではなく、
ただ――
そこにあるもの。
よく、愛は目に見えぬものと
言いますが、
愛は目に見えると私は思います。
愛のある空間、
愛のある家庭、
愛のある2人――
そこには、幸せそうな笑顔と
優しい空気が満ちています。
感じる、心地よい幸せな優しい光――
そこには――何かが必ずあるのです。
今はまだ無理ですが――。
いつか、幸せも計測することが出来る日が
来るかも知れません。
計ったら――どんな数値が出るでしょうか?
単位を考えるのも――楽しいですね。
ハッピー?
幸?
それとも――
ラブ?
はい。
私は家族を愛していて――
とても大切に思っています。
だから――。
私がみんなの前でサンタクロースの話をしようとすると、
蛍姉が少し緊張した顔をするので――
この話はキミと私だけの秘密にして下さい。
コメント(66)
カレンダー
作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
※掲載されたコメントは、電撃G'smagazineおよび当HP内の企画ページに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。




そうだね。ラブは大切だよね。
まー、ホタの事だから感ずかれるんじゃないかとは思ってたけど、・・・秘密にしといてよ。
愛、ね――
愛って難しいねぇ。
もし――
家族への愛を数値化して、
その数字が思ったより少なかったら――
とても怖いよね。
見えないからこそ愛は素晴らしく見えるのかもね。
愛はただそこにあるもの、か――いいこと言うなあ。
あと、愛は目に見えるっていうのも何となく分かるよ、うん。
ここは色々な愛に満ち溢れてるからね。
本当に、心地よい場所だな――
幸せの数値化か…でも僕のデータは測れないかもしれないな。
何故かって?僕が今感じている幸せは無限大だからさ!
愛を信じる…、なかなか言えない言葉だなあ。む~…、でも、幸せを測れるようになったらなったでそれも寂しいような…。愛とか、幸せなんかは見えないから良いものかもしれないよ。
サンタクロース…、まあ、秘密にしておくよ。
コ、コレ!吹雪!
しーっ!しーっ!!
そういうことはみんなの前では言っちゃダメだからね?
…って
なんだ、みんなの前では言わないように気をつけていたのか。
ごめんごめん、早とちりしちった。
気配りができるなんて、吹雪はいいこだね♥
よしよし♥
それにしても…
ふむふむ。
吹雪はやっぱり頭がいいなあ。
たしかに何事にもカタチがあるのかもね。
俺が吹雪のことを愛しているということにも
ちゃんとカタチはあるんだ…
だって、ほら…
ちゅっ…♥
こうやってキスをすると
二人の間の空気に
幸せが満ち溢れていくもの…♥
あ、そうだ!
俺たちの愛の値が何ラブなのか
計測器で測ってみよっか♥
え?
そんな計測器の完成はまだ実現していないって?
でも…ほら♥ここにあるよ♥
ハートの計測器が♥
こうやってお互いに胸に手を当てると…
とくん、とくん…
とくん、とくん…
ってラブ度が計測されて…
あっ…
でも…ダメ…
ダメみたい…
俺と吹雪の愛、強すぎて…
計測器壊れちゃいそう…
計測不可能だよ…♥
いやぁ・・・どーだろなぁ。
世の中、何事も例外はあるからな――
ま、難しいこと考えなくても、お祭りみたいなもんなんだから。
美味いもん食って、騒いで遊んで――
そんな感じでいいんじゃないか?
・・・でも。
愛はただそこにあるもの、ってのは。
ん・・・いい言葉だ。
まさにそのとおり、かもしれんなぁ――
・・・わかってるって。
言やぁしないから、安心しときな。
愛ってのは計り知れないから愛なのだよ。
…とくっさいこといってみた。
良く宝石とかブランド品とかを愛のカタチ、愛の結晶とかいうけど、ありゃまがいもんだと思うのよ。愛の残りカスとも言うな。肝心なのはその行為にどれだけの心を遣ったか、それに尽きると思うんだ。
宝石を買うために一生懸命バイトした、手編みのマフラーを夜なべして作った、子供の為に自分の小遣いを減らしたとかな。兄が日記に長い文を書くってのもお前らの日記に対して最大限の反応を示したいからなのさ。ミハネエが良く麗に怒るのもこのためかもしれないな。まぁ、愛の形など人それぞれだから一概には言えんが。ふふ、言わんでも良いことだったかな?
クリスマスにサンタクロース、信じなくていいじゃない!
どちらにせよイブの夜は家族皆でわいわいやるんだからさ。
どんな場面にも場の空気というものがある。もちろんクリスマスのパーティーにもだ。ましてや愛する家族のつくり出すムードな訳だからな。壊すわけにはいかん。吹雪もこれからも空気読むように頼むぜ。…大丈夫だ。一年に一度のクリスマスだ、難しいこと考えるの無しにして、何も考えずにただ楽しめば良い。騒ごうが汚そうが後のことは歳食ってる俺らがやっておくよ。たまには歳相応なとこ、見せてくれ。
でもね吹雪
世の中には本当に常識では理解できない物事というのは存在するんだよ
(ピンクの象と九尾の狐をぼんやりと眺めながら)
幸せの感じ方は人それぞれだからちょっと難しいかもね(笑)
でも科学や計算で全てはわからないんだよ。
わかるのは現在普通の人にできると思われることと出来ないこと
それらにも含まれないこともたくさんあるし、人間が感じれないものもある。
人間は全能ではないからね。
信じるって事が不確かな事なんじゃなくて不確かな事に対してそうあって欲しいっていう願望を乗せたのが信じるなんだよ
それに信じた所で結果が不確かなのは変わらないけれど、信じる事で心は確かに安らかになるのです。
それにしても吹雪は優しいね
本当抱きしめちゃいたいくらい
何かして欲しい事ある?
出来る事なら何だってしてあげるよ
吹雪からのみんなの愛みーんなわかってると思うし
でもでもちょっぴり心配、とホタが思うんだろうね。
サンタクロースの有無とか
小さい子とかとーっても気になっちゃったり。
それこそ夢を崩す…あれ?非科学的?
吹雪とお話すると渦を巻いたように言葉と意味が回って
楽しいね♥
ん、吹雪の心遣い、ちゃーんと記憶にとどめておくよ♥
ま、そういう考えもあるけどよ
そいつぁちょっと寂しいと思うなぁ俺は・・・
カッチリした考えの吹雪にはちょっと理解しがたいだろうけど
信じるってのはいいもんだぞ?たとえ常識的にありえないとしてもそれが100%証明されたわけじゃないなら
ちょっとは信じてみてもいいんじゃないかな?
サンタだって空飛ぶトナカイだって居るかもしれないじゃないか
信じるものは救われるってんじゃないけど、信じるからこそ見えたり、感じるものもあるさ
なのにそういって頭から信じないのはちょっと寂しくないか?
例えば俺ら男は、夢とロマンを胸に抱いて生きてるもんさ、子供の時分から夢を持ってよ、物心つきゃぁロマンも判ってきてよ、そん時に信じる事や夢ってのが必要なわけさ
夢だってメカニズムが判っていくら科学的に説明できたって、見るものとしてはどうしたって説明できないような夢だってあるじゃないか
それが不思議だから夢だってそうカッチリ言ってもなかなかどうして説明がつかないもんさ
奇跡だってさ、ただ待ってれば確率は変わらないだろうけど、信じて行動を起そうと思うから確立も上がると思うんだ、要は信じる気持ちが人を動かしてそれが確立の上昇につながるんだ
だから信じるってのも馬鹿にできないぞ?
そうだな、愛は見える・・・その考えとってもいいじゃないか
見えないものを見るってのはそういうことかもしれないな
吹雪は偉いな、まだ小さいのにそこに気づくなんて・・・何時も驚かされてるが特に驚いたよ
・・・でもよ、幸せや愛が測れるなんて時代は俺は来ないほうがいいと思うぞ
人の気持ちなんてのは量れるものじゃないと思う
だってそうだろ?俺が吹雪をどの位好きかなんて
自分でもどのくらいか計り知れないのに機械ごときに測られるなんて癪だと思うぜ?
幸せにしたって、幸せが100と出るより、幸せがいっぱいのほうがいいと思うわないか?
物差しで計られる幸せなんて嬉しいもんじゃねぇさ
愛も幸せも度合いがわからねぇからこそだよ
人の気持ちってのは科学じゃどうにも説明できんさ・・・
まぁ、吹雪ももっと人生経験積めばそのうち分かるさ
吹雪の倍以上生きてたってまだまだそういうのも理解できない事もある
もっと頭のネジ緩めて、考えすぎないでリラックスしろよ、世の中不確かで不鮮明だから楽しいんだ
吹雪もワクワク、ドキドキがいっぱいの人生をおくって欲しいな俺は・・・
ああ、分かった
まぁホタもあんまり毎回肝冷やすのも可哀想だからな
吹雪も信じる信じないは別にして、サンタもクリスマスも楽しんでごらんよ
それに今年はひょっとしたらサンタに会えるかもな・・・
そうだね、俺は解釈の違いだと思うんだ。
確かにサンタクロースは……世界の空を駆けて
世界中の子供にプレゼントを配る老人はいないだろう。
でも、自分の子供や、家族のような近しい人達。
そういった限られた人間にプレゼントをこっそり届ける存在が
世界中に溢れていたら、その結果はどうだと思う?
一晩で世界中の子供にプレゼントは届くだろう。
それこそ、空を駆けて皆に届けたかのようにね。
サンタクロースっていう存在は、一種の概念さ。
クリスマスの夜にその役を演じる人全てが、
サンタクロースになれるんだって俺は思ってるよ。
それからな、吹雪。
愛がただそこにあるもの、っていうのは間違いだ。
愛ってのは何もない場所には発生しないだろ?
吹雪が自分で言ってたよな、幸せな風景にあるものを。
幸せそうな笑顔、優しい空気。
それを作り出すのは、人と人の関係性や感情、想いだ。
なら、逆説的に考える事はできないか?
笑顔や優しさといった人の感情や想い。
そういったものが愛を作り出すんだと。
愛は人から生み出されるもので、育むものでもある。
人によって、愛の意味や形は千差万別、様々だ。
つまり、愛はその大きさも形も様々に変化する、
感情から生まれるもの、ってことにならないかな?
幸せの数値かぁ。
俺はそういうのは測れなくていいと思うけどさ、
もし測れるようになっても……うちじゃ意味がないと思うぞ?
だって、どんなに目盛りが多い計測器を持ってきても、
俺の家族に対する愛は測り切れない、って確信があるからな。
もちろん吹雪、お前に対する想いだってそうだぞ?
俺一人だって測り切れないのに、それが家族全員双方向だ。
計測器が片っ端からぶっ壊れるのは確定だぞ?
クリスマス、たしかにサンタとか空を飛ぶトナカイなんてこの現実の中でいるとはかぎりなく無いに違うかもしれない。でも兄はほんの少しほんの少しだけいるかなって思ったりするんだ。例えて言うなら去年のクリスマスこの家族に兄が来たのはきっとサンタからのプレゼントかもしれぬではないか。兄はとってもクリスマスこの家族そして吹雪に出会えたのもサンタからのプレゼントだと思っているんだぞ。
確かに夢というのは寝るときに起こる記憶の何とかかもしれぬが、それとは違う夢のことだと思っているんだが、なんというか吹雪は将来なにかなりたいのがあったり、ほしいものがあったりしないか?きっと夢はそのことを言っているんだと思うぞ。
奇跡はこうして兄が吹雪と出会えたではないか、これも奇跡というははないか兄はいつも吹雪といれることは奇跡だと思っているぞ。
愛か・・・吹雪も愛が好きなんだな。この家族は愛で満ちあふれているからな。確かに愛は見えるのかもしれぬなこうして吹雪と一緒にいることが愛かもしれぬ。兄と吹雪との愛を計測するととてもはかりしれぬかもしれぬな。
ああもう吹雪!今日は一緒に寝ないか?今日は兄と愛について語り合おうではないか!
確かにサンタクロースって夢の存在であって現実的に考えるとそうなるよなぁ
吹雪はそういうはなしは苦手か。
でもなんだかわかる気がするぞ。
って愛を数値化…戦闘力をスカウターで計測するみたいな感じだな
そして数値の高さに驚くと…みた
吹雪…今回は「夢」「奇跡」「愛」という精神コマンドもあるようだが…
何言ってるか分からないなら聞き流せ。
サンタクロースなら居るぞ?何しろちゃんと協会とかもあるんだし
一人しか居ないとも限らないだろう。そもそも不老不死でもないんだし
オリジナルが今も生きてる訳無いって。
まぁ、いずれ分かる事をわざわざ言わなくても良いって事なんだろうな
蛍お姉ちゃんのは。
愛の数値化か…本当にそんな事出来たらノーベル賞位は簡単に取れちゃうだろうな。
何か、数式とかが物凄く複雑そうだよ。
普段喧嘩ばかりしてる夫婦がその実、愛に満ち満ちてる
なんて事もあるんだし。
俺たちの場合はどうなるんだろう?意外と低かったりしてな。
高低が全てって訳じゃないから、やっぱり難しいもんだよ。
信じる心があるから
存在するんだ
誰も想わなくなったら
その存在は消える
サンタクロースだって
死人だって
思い出だってそうさ
幸せを測るなんてとんでもない
だって
僕らの幸せも
ラヴも
無量大数・MAX・INFINITYだからサ!
さーて明日の準備準備っと、
吹雪はもうサンタクロースは信じてないのか?というより信じれないといったところか。
むう、吹雪はリアリストだなぁ。
ああいや、それ自体が悪いってんじゃないよ。
極論を言うと奇跡=必然だからね、吹雪の言うこともわかる。
コイントスの裏表の確立は50%:50%だけど、どっちが出るかなんて未来から見たらあらかじめ決まってることになる。
人生は分かれ道の連続のように思えるけど、終わりから見ればただの一本の道だ。
でもどっちかって言ったら、おおすげえ奇跡だとか、サンタさん大変だなーってアホみたいに考えてるほうが楽しいからね。
こんなのは思考停止は良くないって吹雪に怒られちゃうかな?
改めて言うのもちょっと恥ずかしいけど、
俺もこの家族を本当に愛しているよ、もちろん吹雪も。
この家にいると心が安らぐし、満ち足りた気分になる。
そういうのがその何かなんだろうね。
愛する二人の間に言葉は要らないみたいな。
じゃあ俺と吹雪だけの秘密、指きりげんまんでもしようか。
大丈夫、ちゃんと手は洗ってあるさね。
愛は目に見えるもの
確固たる物質としてそこにあるもの
大切な私のそれを私は吹雪にあげたいな!
もちろん19等分でね!
誤差は絶対に作らないよ
1/19・・・
・・・あはは、吹雪、どうしたらいいと思う?
今の段階で「目に見えぬもの」は、大事なものだ。
そりゃあ…もう……とっても―――。
だが、人は目に見えぬものに不安を持つものだ。
闇を恐れるのもその一つだと考えている。
愛情、友情、人と人との繋がりや、そして空想や仮想の人や物を。
そう、サンタクロースも「目に見えぬもの」だ。
だから信じることで、見えない物を確かなモノにしたがる。
吹雪は、目に見えぬものは無から発生すると思う?
例えば、一目惚れに法則性があって――
必然の恋だとすると、それは本当の愛になり得るのだろうか。
嗚呼! 愛を考え出すと背中が痒くなるぜ!
サンタクロースはいないが、あの子たちのサンタを信じる心は在る。
目に見えるものはあの子たちの言葉、目、そして笑顔だ。
それを俺は信じる。 その心が在る。 ココに。
俺を見ろ吹雪。 この俺の目は正直か? 嘘をついていないか?
俺を信じられるか? その心は在るか? ココに。
俺も家族を愛している。 吹雪を愛している。
それを俺は信じる。 その心が在る。 ココに。
信じる
信じるか
それはたしかに不確かなものかもしれない
でも信じることで生まれる確かなモノがあると思うんだ
っていうのが不確かなものな気がしてきた
うーん、これは意外と深く難しい問題だな…
その、必ずあるという何か
それが愛?
果たして数値化できる日が来るのかな
その時は単位はやっぱり
ラブ
かな?
僕と吹雪のラブを計測したら、
さて、計測器が持つかな…?
ん、吹雪はやっぱりいい子だな。
ちゃんと秘密にしておくよ。
サンタクロースだとかは
――ゴニョゴニョ、まあ、いろいろあるけど、
たまには信じる、ってのも悪くないと思うぞ。
夢や奇跡や愛を信じる先にあるものを考えてみると、
「この世界が素敵であってほしい」と望む誰かの気持ち、
そしてそれを一心に望もうとする人の内にあるもの、
結局は吹雪の言うところのラブなんじゃないかな。
ま、吹雪に最終的な判断は任せるよ。
こんな考えもあるってことで。
だが愛の数値化はちょっと困るな。
絶対世界中で張り合いになるぞ。
愛情弱者とか、変な単語も生まれかねん。
それに俺が吹雪に今感じている愛情が、
ピンクの象一億頭分、オコジョ数千万匹分とか変換されても、
絶対に取替えのきくようなもんじゃないからな。
だから数値化して、
確かめたりしないで、
そっと……このままで――、ってな?
信じる、信じない…結構シンプルにして難しい言葉だな。
サンタクロースってのは、そうだな、幻想なのかも知れない。分かりやすく言えばまだ解く方法が分からない方程式。円周率の最後を探すようなものかもしれないな。
だが、いると思うものにはいるのさ。
幸せが家族の中に見えるようにその幻想もまた、現実に変える事が出来る。それこそ測定とか出来ないだろうな。
…さて、一つ幻想を打ち砕き変えて見せようか?
サンタクロースがいるという現実を。
うーん、確かにそれらの存在を物理的に証明するのは大変だね。
特に全世界の子供におもちゃを配るのは物理的に難しいよね。
夜のうちに移動するとしても地球を一周だし。
「空を飛ぶそり」ではなく「そりが空を飛ぶ」という事象だけなら再現できそうだけど。
あ、でも吹雪。ヒトの単性生殖はまだ完成されてないけどマウスでなら成功したらしいよ。
吹雪は「信じる」という行為を不確かなものって言ってるけど確かにそれは個人の内なる話だからね。
第三者的に計測しようと思ったら神経細胞の火花を観測するくらいしかないし。
そういう意味では不確かだろうけど、逆に言うと本人の内では確固たるモノなんだと思うよ。
信じるというのは外への行動ではなく動機だし。
……吹雪が愛をそういう風に捉えていたなんてちょっと僕吃驚だよ。
でも前に家族のことを事典棒に記すのならとてもとても愛しいって言ってくれたよね。
そうだね、いつの日か観測できるのかもしれない。
でもね、吹雪。
愛は内面情報である以上第三者的な、公平な計測は無理じゃないかなって僕は思うんだ。
どんなに暖かく幸に満ちた光景でも望まない人もいるだろうしね。
世の中は、いや、世界は多様性に満ちているから。
しかし100ラブ!とか50ハッピー!とかだと立夏が思い浮かぶなあ。
ただ、吹雪とこういう話が出来るのは僕凄く嬉しいな。
だって吹雪から家族への溢れるような愛を感じてるからね。
そして、吹雪にも僕が家族皆を愛していることを感じて欲しいな。
ふふ、取り出すことも、第三者への証明がなくとも個人の中の浪漫を失わせるのはね。
特に小さい子達には楽しい夢を見ていて欲しいから。
蛍も大変だなあ……って、あれ、日記にこれ書いて大丈夫かな。
吹雪その歳で空気を読むことを覚えたんだね…
しかしだ
吹雪の言う事ももっともではある
あ、でも単為生殖で発生したネズミが存在するそうだよ
まあ、この話とは関係ないけど
話を戻すと
思うにサンタクロースは神の如く
居ると信じる者の前には確かに存在するんじゃないかな
宗教的確信っていうのかな
その前には
サンタが肉の体をもってるかどうかは関係無いし
理屈も科学も意味は無いだろう
それを不確かだと思うのは疑うからさ
宗教と疑いは余り相性が良くないようで
幸せの数値化ってのは面白いかもね
やっぱ単位は発見者の名前からとられるんじゃね?
吹雪が発見したら1013Fbとかさ
でも実際に数値化しても皆測るの嫌がるだろうな
今の俺は幸せの絶頂だー!と思って測ってみたら
平均ちょい上ぐらいの数値で
俺の幸せってこの程度なの…とか思っちゃったりしてな
まあそれは置いといて
俺も吹雪の事ひいては家族皆の事を愛してるよ
具体的に数値化すると私の幸せ力は530000です
吹雪はそうだと思ってたけど、サンタさん信じてないんだね
それはいいとして…
愛はただそこにあるものかぁ
確かに信じるということは一方的で独りよがりなものかもしれないし
確実に愛があるといえばお互いに確認しあうことのできる決定的な存在であるといえるのかなぁ
うーん、眩暈がしてきたぞ…
まあ俺が家族を愛しているということは確かだし皆もそうならそれでいいんだよね
吹雪と二人だけの秘密…うむ、なんだかドキドキしてきたよ
目に見える愛だけではなく、目に見えない愛もあると思うんだ。
見えなくても、そこにあることを信じることは出来る。
存在するかしないかではなくて、気持ちの問題なんだ。
肝心なのは不確かなものにもどう向き合うかをはっきりするということだよ。
だからサンタクロースを信じないという吹雪の考えも立派なものだと思うよ。
幸せの単位か。
吹雪は面白いこと考えるなあ。
今僕の幸せ度を計るとしたら―――
5億ハッピーくらいかな。
えっ?
少なかった?
でも1ハッピーがどれくらいなのか解らないから許してよ。
とにかく、僕が今凄い幸せなのはわかったでしょ?
これは、吹雪たちみんながくれたものなんだよ。
愛は、ただそこにあるもの…
吹雪はときどきすごくロマンチックだね
僕にはまだ愛を直接見ることは出来ないけれど、この家に来てからすごく愛を感じるよ。
昔もそれなりに幸せだったはずなんだけど…ね(笑)
19人の愛しい家族に囲まれてるから当たり前なのかも。
だって、二人の愛し合う人の間にある愛を1ラブとしたら20C2で…この家には190ラブ!? うわ何それ!?
…お兄ちゃんが居なくなったらきっとどこかで愛に埋まってると思うから探してね吹雪♥ なんちゃって(笑)
吹雪の話聞いてるとワクワクした物思いに耽りたくなるね!
愛の単位か…
1ラブってどの位だろう?
one love…one love…one love…♪ってね
人と人との間でお互いに走ってるのが1ラブか?
いや、一方通行の愛もあるか…
そもそも人と人との間とも限らないしな。
霙姉さんから小豆への愛みたいに。
そう考えると、今吹雪と俺の間でも何ラブの愛が放出されてんのか見当も付かないな。
それがこの家だと21人+いろいろ…
こりゃ天文学的な数字だな!
ちょっと眠くなってきたよ…
吹雪へ
そうか、吹雪はサンタクロースを信じていなかったか。
ほっとした。
吹雪がサンタクロースを信じているなどと云いだそうものなら、何をどうしようか迷うところだったぞや。
それにしても、汝はいつも面白い所に目をつける。
幸せを計測できる日は、いつの日にか来るかもしれないぞや。
聞いたことはないだろうか。
ブータンという国がある。
南アジアの、インド洋の最も奥まった所に面した国バングラディッシュの少し上、ネパールの少し右、インドと中国に挟まれたあまり大きくはない国だ。
この国では社会の進歩を「生産」でなく「幸福」で測ろうという「国民総幸福度」という概念があるのじゃ。
Gross National Happiness、略してGNHと云われる。
なぜこんな概念が発生したかというと、先進国の経験やモデルを研究した結果、「経済発展は南北対立や貧困問題、環境破壊、文化の喪失につながり、必ずしも幸せにつながるとは限らない」という結論に達したという話だそうだ。
で、巡り巡って「GNPのように数値化できないかな?」ということから9年ぐらい前にブータン研究センターという物までできて具体的な研究がなされているのじゃ。
まずはブータン国内で通用する指標になるように幸福という概念を9つの要素に分けて研究しているのだそうだ。
生憎、これはブータンでの国家の開発哲学で、全世界に適用できるものではないのだが、研究が進めばいつの日にか全世界で概念が適用できる日が来るやもしれぬ。
今はどうなるか分からぬが、やらぬよりはずっと良いのであろうと思う。
ブータンで「あなたは幸せですか?」という質問が為されたところ、国民の90%を超える人が「幸せ」と答えたのだという。
国家の指針が違うとはいえ、すごい国だよのう…
単位は…、なんだろうな。そのうち決まるかもしれぬな。
全世界の社会の成り立ち自体を、考え直さなくてはいかんのかもしれんなぁ…
――え、ヒカル、どうしたのだ?
すまぬ、ちょっと中座するぞや…
そうだね
愛はそこに見えるっていう吹雪の意見に僕は賛成だな
なにしろ僕はこうして家に帰ってきて
みんなの顔を見て
みんなと話をして
みんなと触れ合うと
とても幸せになるからね
きっと我が家には愛が満ち溢れているんだと思うよ
ところで、吹雪
サンタクロースは本当にいるんだよ?
勿論、吹雪の言うとおり空飛ぶそりやトナカイ
一人で世界中の子供にプレゼントを配れる人はいないけど
クリスマスに誰かにプレゼントを贈る人は
みんな、それぞれ、サンタクロースなんだよ
だから、今年は
僕が吹雪のサンタクロースになるよ
楽しみにしていて
………ええ、もしやと思ってましたが、そうですか、信じてませんでしたか…。
でも不在の証明は難しい、と聞きますよ。まぁ信じる信じないはともかく、不確定要素の一つに数えておいてくださいな。
夢に、奇跡に、愛ですか…まぁどれも非科学的といわれてますね。
しかし…、吹雪が愛があると思うだなんてやっぱり普通の女の子なんですね。あ、怒りました?ごめんなさい、でもね、実は僕ずっと不安だったんですよ。全てを科学とか、学問とかで計ってしまって、心というか…なにか大切なものを忘れてしまうんじゃないかって…。
でも僕の取り越し苦労だったみたいで、とっても安心しました。
しかし幸福の計測ですか、吹雪らしくて面白い考えですね。よく計測法を見つけた人の名前が付きますけど…
例えば僕の幸福度が200吹雪…ちょっと変ですかね…
しかし主観的なものですから中々難しいですねぇ、性格も考慮に入れなくてはいけませんし。
え?ああ、なるほど。僕も家族の皆を愛してますし大好きです。そうですね、これは僕と吹雪だけの秘密ですね。
ふふふ、なんだか秘密ってドキドキしますね。
あきらめたらそこで試合終了だよ
愛や幸せが数値で表されてしまうと・・・困るなきっと。きょうだいの間で、誰の数値が大きいかでケンカになりそうで。だからさ、みんながそれぞれのことを大切に思っているってわかればそれでいいんじゃないかな。
吹雪ちゃん夢って言うのはそういうものじゃないよ!
人は誰も未来の事を知らなくて、知りたくて、だから夢を描くんだよ!
そうまで言うなら信じさせてあげようか……サンタが本気を出せば、プレゼントを配ることくらい分けないって事を! 花京院の魂を賭けよう!
蛍ちゃんってそういえばミニスカサンタのコスプレをしてたんだよね
僕、偶然それ見ちゃったんだけど、多分誰が見てたかまでは蛍ちゃんも分かってなかったとおもうんだ。
吹雪ちゃん、もしかしたら疑われてるんじゃない? 恥ずかしい記憶を公開されるかも! ってね。
信じる――か。
吹雪、そこであいまいなのは「行為」じゃなくて「定義」じゃないかな。
「存在を信じる」と言って「それがあるのを自然だと思う」という意味だったり、
「夢を信じる」と言って「夢の実現に向けて自分を激励する」心境だったりするじゃない。
別々な物を一緒くたに扱ったらそりゃ曖昧になるはずで、
そんなことで何物も「信じる」事が出来なくなったら、それはきっと不幸なことだもの。
でも愛は実感するものだってのには、大いに同意だね。
信じなきゃいけない愛ってのは、どこか辛いものな気がする。
しかし愛の測定とは、また面白い事を考えるね。
僕の感想としては、しかしながらきっと愛ってのは数値、つまり一次元の尺度じゃ表せないんじゃないかな。
ほら、よく言うじゃないか。「愛にはいろいろな形がある」って。
ベクトルと仮定して、その基底を何に取るかとかを考えるのも、また面白い見方が出来るかもね。
……と、ボクの見方もちょっと誤解を招きそうだな。
そうだね、お互いに秘密にするとしよう。
大丈夫、僕はそれなりに口の堅い方だから、
吹雪も安心して「信じて」くれて良いからね――
幸せは相対的なものだから測るのは難しいんじゃないかな。
仮に世界中の人の平均をとったって
それはほとんどの人に対する押しつけにほかならないよ。
もし吹雪が幸せの単位を見つけたのなら
それは本当に大切な人にだけ話したらいいんじゃないかな
包み隠さず、何でも言い合える大事な人――。
いつか吹雪がそんな人に巡り会えたら
その人にだけは遠慮なくわがままを言って、甘えないとだめだよ・
相変わらず、吹雪は現実主義者だな。
夢、奇跡、愛……確かに吹雪の言うように説明の出来るモノかもしれないけどさ。そういう理屈抜きで信じるからこそ良いんじゃないかな?
上手く説明できなくてゴメンな。
幸せを計測か、それを数値化するのは怖い気もするけど、反面興味もあるかな。
ああ、了解だ。俺と吹雪の二人の秘密だな。
サンタを信じてなかったかい。やっぱりと言うべきかな。
まあ過去の伝説だけど、その伝説にあやかってプレゼントを贈るのは
家族を愛してるからじゃないか
雛人形飾るのも鯉のぼり立てるのもそういう意味では同じかもね
家族の幸せを願っている――
信じる信じないは別にして、贈り物で喜ぶ笑顔が見られればそれでいいさ
あー愛かー
見えると防げる悲劇も多いだろうけど…
俺たち人間はどうしても比べてしまう生き物だからな…
愛は見えなくたっていいさ。俺はこの家族を愛してる。
みんなは俺を愛して…くれていると信じるさ。
なるほど、愛はそこにあるもの、か。
そして目にも見える、確かにそうかもね。
吹雪の言う通り何かがあるかもしれないね。
夢も奇跡も、言ってしまえば吹雪の言う通りだけど、
そこに特別な何かを見たいんじゃないかな。
俺は特別なものがあると信じるというより、願っているかな。
幸せをもし計れるなら、うちはきっと高い数値が出るな。
単位は――何がいいかな、難しいね。1ハッピーや1ラブはどれくらいがいいかな。
わかった、俺と吹雪だけの秘密にしよう。
これも吹雪が家族を愛している証だな。
確かに目には見えるみたいだ、そこにある事がわかるね。
ちぇ、吹雪なら、
存在を証明することはできませんが、
反証しきることも出来ない以上、サンタクロースは存在します!
とか言いながら枕元に靴下をぶら下げたりすると思っていたのにな~。
…だけど、吹雪は愛が存在することを確信しているのに
サンタクロースの存在は信じないなんて!
一番わかりやすい、目に見える愛の形ってのが
まさに、毎年12月24日現れる世界中のサンタクロースじゃないか。
吹雪には、おとぎ話のサンタを信じろとはいわないけど、
サンタがどこからやってくるのか知ったからといって、
そのサンタに気を使ったり天の邪鬼になったりしないで欲しいな。
自分のための形ある愛を、素直に喜んで受け入れてくれたなら
サンタクロースも嬉しいし、きっとホタ――
――このページ、他の子の目にも入るんだった。
もちろん秘密は守るけど、まずかったかな…?
――そ、そうだ。愛の単位!!
んー、トゥルーなんてどうだろ。語呂が悪いけどそれっぽいでしょ。
なんでって?良く発案者の人名が単位になることがあるじゃないか。
さっきまで読んでいた小説の作者が
そんな感じの名前だったのを、ふと思い出してさ。
まぁ小説の内容は愛とはほど遠いものだったんだけどね。
…ゴメン。ちょっとまじめに考えるよ。
OKOK。
吹雪はいい子だね。そんなキミには、きっといいことあるよ。
まあ、サンタクロースが実在してるなんて本気で思ってるのは
小さい子ぐらいなんだろうけどな。
それでも、大きくなってもなお「いたらいいなー」ぐらいは
俺も思ってるけど、実際にいるとは思ってないわけだし。
なんというかその、希望……なんだろうな。
信じるってのはそういうことなんだと思うんだよ、多分。
いいように考えられれば、意欲もわくし、頑張りもする。
そうすれば、とりあえず夢には近付けるわけだからな。
実際には起こり得ないんだけど、いつか、起きるかもしれないと思い、努力する。
そう思えば、奇跡ってやつが起きる確率は高くなるだろ?
愛は………何だろうな。うまく説明できん。
家族だったり異性だったりで違ってくる部分があるからな。
……そうだな、秘密にしておこう。
姉さんたちはともかく、小さい子に今の話を聞かせるのは
まだ少し先のことになりそうだからな………
信じる行為が不確かなのではなく、信じるという時に対象に取るものが客観的に見た場合不確か、なんじゃないかな?
信じる行為それ自体は、信念であって吹雪さんの言う愛と同じ様なものだと思うよ
俺も吹雪ちゃんと同じ年まではサンタクロースのことは信じていたけど
その年を過ぎた頃には信じなくなったな
この家族には立夏みたいに大きくなってもまだ信じてる人たちがいるから
さっきの吹雪ちゃんの一言はこの家ではあまり言わないようにしよう
愛が目に見えるか・・・う~ん、吹雪はそんな風に考えてたんだ。
俺はいままで愛って目に見えないものだと考えていたから新鮮だよ。
でも、愛とか幸せが計測できたら面白いね。
きっとすごく良い数値がでるに違いないよ。
だって、こんなに今がしあわせなんだからね~。
信じることは不確かか・・・
それはなんか違うな、不確かなのは夢、奇跡、愛という不確かなものを信じることで起きる結果だと思うんだ。
愛も信じることも人の心が生み出すものだからどちらも同じくらい価値があり同じくらい価値がないと思う・・・・・・
と吹雪に話をあわせようと無理してみたが俺の頭ではもう限界だ。
まあ難しいことは抜きにして大事なのは吹雪が家族を愛してることだよな。
もちろん俺も家族を愛してるよ。
だからもちろんこの話は二人だけの秘密だね。
おにいちゃんは小さい頃から、サンタクロースというものを信じてなかったな、
家の中は内側からカギがかかっていて密室状態であり、家の中にいないサンタクロースにプレゼントを置くという行為は不可能だから、起きていてその証拠を見たいと思っていたよ。
人は布団に入ると寝てしまうものだから無理だったが、今考えると変なことしていたと思う。
信じることが不確かというのは悲しい答えだな、吹雪ちゃんは愛を目で見ることができるのか、愛のある表情とはいいものだな、信じるというのもいいものではないのか。
確かに愛のあるところには必ず何かがあるな、誰もいなければ愛は感じない、
吹雪ちゃんと一緒にいたい、みんなと一緒にいたい。
おにいちゃんは吹雪ちゃんをかわいいと思う気持ちは目に見えないものだけど、
吹雪ちゃんをかわいいと思っている表情をしているのかな、
おにいちゃんが吹雪ちゃんをかわいいと思っている表情は好きか?
小さい子たちがサンタクロースを信じるのを不確かなものだと思うかもしれないけど、
みんなが楽しそうにしているのを見ると、おにいちゃんも楽しくなるよ、
そしてその妹たちをかわいいと思う、吹雪ちゃんもクリスマスは楽しい表情をしてほしいな。
幸せを計測することができたらは楽しいな、おにいちゃんも興味があるよ、
だけどあまり使いたくないな、みんなが数値を比べて愛を多く出している子だとか、
少ない子だとか言うようになったら困るぞ、今のままでみんな同じように好きでいよう。
ホタはみんなが悲しい顔をするとすごく悲しむだろう、吹雪ちゃんがホタの表情を見て、
サンタクロースの話をみんなの前でしないという温かい心がうれしいよ、
わかった、この話は2人だけの秘密にするよ。
おにいちゃんはサンタクロースを信じてなくても、みんなとクリスマスを過ごすのは楽しい、
吹雪ちゃんもクリスマスを楽しんでほしいな。
前にフブキさんもシュレディンガーの猫の話をしてたしよ
愛があるって自分が思えばあるんじゃねえの、そこまで難しく考えなくてもよ
愛の単位ねえ、そいつが決まったら学会とかでおっさん連中が難しい顔をしながら
「この現象を観測した結果6L(LOVE)という数値が計測されました、よって―――」
「意義あり!我々環太平洋LOVE経済連合としては―――」
みたいな事になるのかね、随分と平和な世界だな、そりゃあ、ちょいと気持ち悪いがよ
えー、ゴホン!勿論オレもフブキさんの事を愛してるがな!!
(決まった!この違和感の無い流れとタイミング!!パーフェクトだぜ大佐!!!)
えっ、部屋のエアコンの設定温度が高くて眩暈を起こしてた!?
そ、そんな…シャイボーイで知られるオレの一世一代の告白だったのに!?
★後志神威です。
吹雪ちゃん、日記ありがとう。
…そうか…
吹雪ちゃんは理解してたんだ…
サンタが空想の物語であることを…
…だけど…世界中が幸せな時間と場所を共有出来るのでは…
と…(ほんの一握りかもしれないけど)
いつかは小さな子たちにも知るべき時が来るだろう。
…その時は… 家族の愛があれば解ってくれる…
愛…
この不確かでもあり、時に理屈を超越した力を発揮してくれる不思議な感情…
思えば、絆もそうかな?
このトゥルー家族に迎えられ、
僕は本当に幸せだよ。
19人分、それぞれの愛によって僕は…
決して数値や計測機器では測れない
無限大の愛が…この家族には確かな形で存在するのだから…
それでは、また。
吹雪はクリスマス、サンタクロースを信じてないのかな。
ある意味、子どもたちが誰もが通る道なのかもしれないけれど。
うん。
それに対する回答は確かに用意できるんだけど、僕にはそれを簡単に教えていいのかわからないんだよね。
霙姉さんやママならうまく教えてくれるかも。
あ、やっぱ霙姉さんはなしで。
たしかに理論的に考えれば、そんなものは存在しないものであるようだ。
どうして大人が存在するといい、子どもに信じさせているのかという所に意味があるのかもしれないね。
大人のエゴと言われると反論できないんだけどね。
でもそこには愛と優しさがあることだけは知って欲しい。
みんなが言うようなサンタクロースは存在しないかもしれないけど、吹雪にも吹雪だけの特別なサンタクロースがきっとくると思うよ。
ただ少しだけ形を変えて、だけどね!
で、僕的には意外なんだけど吹雪は「信じる」ことにひっかかってるんだね。
信じることは不確かで、不安定なものかもしれない。
というよりは信じることの先を理解できてしまうからかな。
信じるという言葉は広く使われているから、不明瞭さが増しているのかもしれないなあ。
でも愛は違う、か。
正直驚いたよ。
愛って難しくて僕もいまだにうまく理解できないんだけれど。
そうだね、この家にきてからすごくたくさんの、それは本当に数値化しようとしてもできないんじゃないかって思うくらいの愛をもらったと思う。
僕も吹雪を、家族のみんなを本当に愛している。
僕のたくさんの愛を受け取ってもらえているのかな?
きっと家族一人一人が愛しあっているから分け隔てなく、ここには確かな愛が存在するんだね。
だから幸せと優しさがあふれている。
ああ、そうだ!!
こんなにもたくさんあるから存在することに確かな実感があるんだね。
すごい、僕達はきっと愛の真理にすごく近づいているんだよ!
でもこの幸せを数値化するというのは、できるんだろうかな?
あくまで僕の主観的なものなんだけど、きっと大きすぎて難しいんじゃないかなあ。
家のあらゆるところで愛と幸せを見つけることができて――
むむむ、逆に愛が何かわからなくなってくるような……。
愛に溺れるなんて言うけれど、大丈夫かな、うん大丈夫。
ちょっと混乱したけど。
うん、僕も家族のことを愛してるよ。
もちろん吹雪が一番だよ。
サンタクロースの話は……。
まあ蛍の気持ちもちょっとわかるかな。
すぐに顔に出ちゃう蛍も面白いんだけどね、ふふふ。
まああんまり蛍に気を使わせても申し訳ないからなあ。
何か気になることがあったら遠慮せずに僕のもとにおいで。
一緒に考えて新しいものをどんどん発見していこう!
吹雪は、すごく、良い子だなあ……!
……ああっごめん、つい思わず……。
確かに、夢、奇跡……なかなかよくわからないものだし、とらえどころもない。
実は、愛にしてもそれは同じだとは思うんだけど、だけども、愛を感じとることのできる吹雪の心と言うのは、それこそとても愛すべき、大切なものだね。うちの家族なら皆持ってる、愛すべき、もの……。
そんな皆に囲まれてるからかな、おれも、吹雪の話は、わかる。
愛に確かな質量を、皮膚感と言うものを見る……ってのは言い過ぎかもしれないけど……、不思議だな、でも疑う必要もないことだもんな。
まーひとつだけ突っ込むとしたらだ、サンタクロースが有り得ないってのはわかる。わかるんだけど、それでも『居るのだ』って言われ続ける、子どもにそう言い聞かせたくなる、のは、きっと愛ゆえなのだろう……と。
愛がサンタクロースを実在のものにしている、確かにそういう瞬間は、あるものなんだよ。おれもよくはわからないけど……、子供とサンタさんの思い出と言うのは、愛の中にあると、わかるから……。
なんだか愛愛言って、恥ずかしくなってきちゃったけど、そう言うの踏まえた話にしていけば、、きっと蛍もこわばらないと思う……何せ、愛のある話なんだから。
なんちゃって?
でも、吹雪が話してくれて嬉しかった。吹雪が思っていることを知ることができたんだ。
ありがとう、吹雪……、愛してるよ!
うあ、また愛って言っちゃったっ。
俺と吹雪の二人の秘密だな
だが,断る!!!
そっか。
そうだな。きちんと考えていったら、サンタクロースは、いないんだよな。
あー、でもちょっとキツいなそれ。信じたくても、信じられない。
俺はなんとなーくそう思うようになっただけだから、そんな風に自分で考えて答えを出した吹雪に、信じろなんて言えないし。
……いや、言った方がいいのか。でもなあ……
え、別にいい?あ、ハイ、分かりました……。
まあ、いっか。
俺なんかがわざわざ言わなくても、大事なこと、吹雪は分かってんだし。
幸せの単位はラブ、だよな?
吹雪へ
や、すまぬ。
ところで、だ。
なぜ哺乳類の単性生殖の話が出たのか、瞬間分からなかったが、そうか、イエスの話か!
確かに人類でそれはないだろう。銀鮒でもあるまいし。
もっともあれは2000年以上前の話で、正しい経緯を誰かが観測したわけでもあるまいて。
そもそも、イエスの誕生日は12月25日ではないであろうしな。
単に今は影を潜めた異教の宗徒を取り込むために、キリスト教の関係者が異教の祝祭日にあてがっただけじゃ。
科学が発達していない時代の頃のこと。
大目に見てやるがよい。
――ふと思ったが、天使を自称する何者かが、マリアをさらっと拉致して体外受精で発生した受精卵を胎内に戻した、などと云う話が出てきたら大事になるぞ。突っ込まない方が良いこともあるのだぞ。
それとサンタクロースだが、それは確かに実在しない。
空を飛ぶそりとトナカイ、一晩で世界中の子供に贈り物を配り歩く人物と云う意味では、だ。
あれはだ…、一種の霊だと思うのだ。
クリスマスの日に贈り物をしたいと思う者に宿る魂なのだと思う。
このことに於いて正体は別問題だ。
そういう意味では、いるといってもいいのだと思う。
――ロマンと一言ばっさり云ってしまう手もあるが。それは面白くなかろう? ふふふ。
ただな…、愛だけは吾にはようわからぬ。
100人いれば100通りの愛の形があろう。
目に見える形もあれば、目に見えない愛もあろう。
とても定型化は出来ぬ。
変な例だが…、汝のその服。それは誰が作ったものであろうか?
もしそれが蛍の作ったものであれば、それはきっと吹雪がかわいく見えるように、と思いが込められていよう。
さすれば蛍の吹雪への家族愛ということになろう。
作り手が他の誰かであっても着た者が見目麗しく見えるように、という思いが込められていれば同様だな。
だが、量産された工業製品で作り手が家族を食わしていくために、であれば、その愛の指向性はその者の家族に向けられているわけだ。…もちろん売り物である以上幾許かは購入者に向かっているであろうともだが。
家族愛であっても、微妙に事情が違ってくるわけだ。
とても測りきれるものではない。
だが、汝から家族を愛しているという言葉が聞けたのは、とても新鮮で嬉しい事象であったな。
――それを聞いて思ったのだが、吾は立夏にはサンタクロースがいないことを教えてやろうと思ったのだ。
だが、少し考えを変えた。
なんといっても、最近アメリカで臨時に雇われた教師が生徒にサンタがいないことを告げて阿鼻叫喚の事態が発生し、それが元で解雇されたという話を聞いたからな。
真実を告げることが、必ずしもいいことではないとしみじみ思った。
したがって、このまま暖かく見守ってやろうと思ったのだ。
だから、この話も汝と吾だけの秘密にしようと思うのだが…、かまわないであろう?
うんうん
吹雪は良い子だな
わからないぞー吹雪。
サンタさんが口癖が「だってばよ」みたいな忍者よろしく影分身の術を使えば世界中回れるかもしれないぞ?
――非現実的すぎ?
……ですよねー。
まぁエントツの中から入るという設定で大部分の家の子がアウトだからね。
“サンタがママにキスをした”で軽くネタバレ入っちゃってるしね。
んもう!!ピュアな子供達の為にもうちょっと考えてほしいよー!!
愛が見えるってのは本当だと俺も思うんだ。
吹雪が言ってる通りラブラブな関係もギスギスな関係も
なんとなくその場の空気で分かっちゃうもんね。
だから俺が吹雪や家族のことをどのくらい愛してるかっていうのも分かっちゃってる…よね?
そう!
その吹雪の表情が答えと見た!
ああんもー!吹雪ったら超絶に可愛いんだからー!(なでなで)
そうだね、みんなにサンタの正体のことは内緒にしとかなくちゃ。
吹雪以外の立夏より下の子にとっては楽しみを奪っちゃうことになるから…
やっぱりみんなの素直な笑顔ってステキだからね。
プレゼントあげてるこっちも幸せになっちゃう…これも目に見える“愛”なんだだろう。
ってこの日記の内容ってみんなに見られてるんだったぁぁ!!!!
どうしようどうしよう――
ねえ、ふぶちゃん…
あぶりだしのやり方って知ってるかい?
違うよ吹雪。吹雪の見ているのは“愛”じゃない。
愛している事、愛されてる事で正確な“愛”そのものじゃないんだ。
愛は数値で量れない。量れても量っちゃいけないと思う。
それにね。
サンタの存在とか不確定要素を信じないのは簡単だけど、
それじゃ何も無くなってつまらないと思わない?
勿論ホタには黙っておくけど…もっとクリスマスを楽しもうよ!
サンタに御子…まぁ額面通りじゃないハナシかもしれないし。
愛は…なるほど、ココにはあるね。ずっと、あって欲しいね。
みんな楽しくなって仲良くなって、それでいいよね。
サンタがいても、いなくても、それでヨイんじゃないかな。
明日過去になった今日の今が…
吹雪ちゃんがクリスマスの話をすると、
蛍ちゃんが緊張してしまう・・・
たしかに吹雪ちゃんの話はそっち方面だから仕方が無いよね。
でも今日の吹雪ちゃんは愛について多く熱く語ってる、
家族とか僕に対してとても愛してると。
僕としてもとても嬉しい、
愛は見えないものと言うけど見えない絆って言うし
いつも家族に囲まれて・・・・・・
吹雪ちゃん今とってもハッピーですよ。
でも吹雪ちゃん、
サンタは世界各地に健在しています。
実際にサンタの資格を持っている人もいるし、
サンタから手紙も送られるから。
信じられないかと思うけど、
本当です。
本当に大切なものは、目に見えたり数値化して計測できるようなものじゃないって、僕は思うんだがね。
ははは―― いや、ゴメン。
凄く吹雪らしいなと思って。
でも蛍の心配を汲んだり、妹たちを気遣って
その思いを壊さずに話をする事、
それもたくさんある"愛"のうちの一つなんだよ。
大丈夫。吹雪はちゃんと愛を知っているよ。
幸せを計る、か。
面白い発想だな。これが。
或いはだが、お前の言う通り、幸せや愛は目に見えるものかもしれんな。
例えば、俺がどう見えるか?
成程な、幸せや愛を体現するにこの家族ほど相応しい物もそうはあるまい。
ところで、サンタの件だが。
人は己の知ることしか知りえない。
知らないものを無いとは決めつけられん。
合理的な考え方をする吹雪には理解し難い事かもしれんが‘かもしれない’――あるかもしれない、いるかもしれない――そう言うことが人を動かす原動力になる。
例えば、お前が皆の前でサンタクロースは実在しない、と言って、果たして、例えば、青空やさくらは信じるだろうか?
夢を壊す、と言うが、夢は壊されるものではない。
夢が潰えるとき、それは信じなくなった時だ。
信じる限りそれはそこにある。
愛や幸せも、そう言うものだ。これがな。
目に見えたとして、それは一端にすぎんさ。
愛情、友愛、嫉妬、憎悪、
吹雪さん、私は、だいたい4年ぐらい前まで
引きこもりをして居たんだよ。
だから少しだけ人の悪意がどんな物か知っているんだ。
ある日、周りに居た人からの悪意や軽蔑だとか
別にこっちが何もしていなくても、ただ気に入らないと
言うだけで人は人を攻撃できる。
ほっとけば良いのにね。
でも、私は、貴女の言う愛も知っています。
でも今は、もう私の家にはありません。
全て私が原因なんですけどね。
だからこそ貴女の言う愛が凄く凄く大切だと、
言うことが分かります。
だから私にとって大切な貴女には何時までもその幸福と
呼ぶべき日々の中に居てほしいと思っています。
それじゃあ、最後に吹雪、貴女を愛している。
2008年12月16日の日記を読んで。
やれやれ・・・吹雪はその年でもう――サンタクロースを信じていないのかい? 刹那的というかなんというか・・・ま、吹雪らしいけどね
夢でも奇跡でも愛でも――信じる事って難しいもんだよな・・・だからって何も信じられなくなったら――それ程悲しくない事もないだろ? 人は――何かを信じなければ生きていけないんじゃないのかな――
へえ、吹雪は――愛は目に見えるものだって言うのか? 成程ね・・・そう言う考えもあるのか。にしても小学二年生で愛を語るって――吹雪は早熟だな
そうだな。俺も――吹雪と同じだ。この家族を愛しているし、大切にも思ってる
この家のサンタは蛍か・・・ああ、分かったよ