2008年9月11日アーカイブ

台風です。
秋の嵐が――
やって来ましたね

今年の夏は、
雷がたくさん来て――
とっても――

春風、とっても――
こわかったんです。

だから何度か――
あなたの部屋に行こうかと
思ったこともあったけれど。

春風、夜中の稲妻に光る廊下で――
まくらをかかえて、廊下を行ったり来たりしながら、
ああ、でもやっぱりそんな恥ずかしいこと出来ないって――

ついに――
王子様の部屋のドアは
開けられなかったの――

春風って臆病者ですね
これじゃあ白雪姫失格だわ――

ウフフ

本当は、今でも――
あの時思いきって入っていたらって思う時も
あるんだけれど――

でも、やっぱり。
あの日はお気に入りの
ピンクのネグリジェじゃなかったし――
初めていっしょに夜を過ごすなら、
王子様には春風の1番かわいい寝間着姿を
見てもらいたいなって思うし――

やっぱりどうしたってあの時の春風には
出来なかったかなって――。

でも、こうやって毎晩の雷と
さようならしてみると――
やっぱり――

ちょっと残念なコトしちゃったかなって――
思います

だって、後から聞いたら
にじちゃんたちなんかは
「おにいちゃーん」って
王子様のところに押しかけて、
一緒に寝た日もあったって――

春風――それ聞いたとき、
なんだか遠慮して損しちゃったな、
って思っちゃいました

――ウフフ

と、いうわけで――ね、私の王子様
もう雷の季節は終わっってしまったけれど、
今夜は台風が近づいているし――

もし、こわくなったら――
お部屋のドアをノックしてもいいですか?