19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
2008年9月 9日アーカイブ
球体や回転運動にはいつも――
興味を覚える。
車輪やボール、あるいは時計の針のように、
円く――
ただ同じ軌道の上をひたすらに
終わり無く回り続けるもの。
どんなささいな動きにも、
回るモノの中には――小さな
永遠が宿っているように思えることがある。
まるでメビウスの輪のように――
永遠に――
動きを止めないもの――。
私は輪廻転生を信じる者ではなく、
人はただ――
ただ短く、
この束の間の時を生きて――
滅するのみ、と。
誰もが――ただ一握りの
塵芥となって、いつかは
無限の虚空を彷徨うのみ、と――
覚知しているが。
たまに――
魔境が私に訪れるのだ。
例えば、ぐるぐると回るあさひのおもちゃや
まん丸の黄色い月などを眺めているときなど――。
別に座禅をしているわけでもないのにな――
フフフ。
そんな時は――
突然。
私の体の中を強く冷たい風が吹き抜ける。
私は夜空に輝く月や、庭で風に揺れる黒い木々、
冷たくふるえる初秋の空気――
この世界のすべてのモノと同化してしまったかのように――
この世に君臨する神にでもなったような
全能感が――
爽快感とともに私のみを包み、
感じられる圧倒的な――
快感。
――秋、だな
今週の日曜は中秋の名月だ。
ともに――
夜空に輝く金色の永遠を楽しもう。
明日には儚い塵と化すかもしれないこの身体。
たとえ、一瞬の幻とわかっていても――
たまには。
オマエとともに永遠の刻をともにするのも悪くない。
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
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