19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
9月になって――
カレンダーにはお月様とまっしろなおだんご。
それに――かわいいうさぎさんがいっぱい!
みんなでおもちつきをしています。
ウフフ
とても――楽しそう。
私たちのお家みたい!
リッカお姉ちゃん達の宿題騒動も終わって――
今週は――
お家の中は少し落ち着いた雰囲気です。
夏休みのあのワクワクした感じとは
ちょっぴり違うけれど、でも――
何か新しいことがいっぱいやってくる
ちょっぴりドキドキした気持ち。
ユキのお部屋が面しているリビングには
学校で聞いてきた新しいニュースや
これから始まる秋の楽しいイベントの予定――
いろんなお話が飛びかって――
みんなの楽しい穏やかな笑顔がいっぱいです。
まだまだ暑い日も多くて――
氷柱お姉ちゃんや霙お姉ちゃん達は、
ブツブツ文句を言っているけれど。
今週に入ってから。
ユキには、
朝と夕方にはスゥっと――
すこしだけ――
涼しい風が吹くのが感じられて。
ああ、秋が来るんだなって、
爽やかな気持ちになるのと一緒に――
なんでかな。
なんでかすこしだけ――
淋しい気持ちになります。
こうしてみんなとお家にいる今のユキには――
何も――
不安な事なんて何もないはずなのに。
秋の始まりの――
澄んだ冷たい空気のせいかな。
ほんの少しだけ、胸が痛いです――
ね、お兄ちゃん。
お願い。
淋しくなっちゃったユキを――
今日はちょっとだけ、
ギューって――
してください
コメント(57)
カレンダー
作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
※掲載されたコメントは、電撃G'smagazineおよび当HP内の企画ページに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。



さあ! 俺の胸に飛び込んで来いユキ!!
お安い御用さ!
いくらでもギューしちゃうよ。
それより胸が痛いって大丈夫?
ギューして胸の痛みが治るなら良いけど・・・
そういえば、そろそろ十五夜も近いのか〜。
やっぱりうちでも何かするのかな?
例えばみんなでバニースーツとか…いや何でもありません。
そんな、ちょっとだけなんて言わずに
思いっきりギューってしちゃうよ――え、痛い?
ああ、少し強くしすぎたかな、ごめんね。
まあ、そんなお願いだったら大歓迎だから
淋しくなったらいつでも言っていいよ、綿雪。
なんだって!?
昼は暑くても夜は意外に冷えたりするんだからね!
ユキに限って薄着で寝て風邪をひいたり、
アイスの食べすぎでおなかを壊したりするということはしないだろうけど…
でも早めにお兄ちゃんに言ってくれてよかったよ
そうそう
東京だと月もあんまりはっきり見えなかったりするけど
うちの周辺は高台にあるせいかわりとよく見えるよね。
月の餠つきウサギも、霙姉さんみたいに食べるの専門のウサギとかいるのかな?
僕としてはこの季節になると
ああもう今年も終わりなんだな…て感慨深くなっちゃうけどね
今年はユキたちのおかげで退屈しなかったなあ
ユキが寂しかったら遠慮なくお兄ちゃんや氷柱に甘えていいからね
いいよ
それで少しでも綿雪の寂しさがまぎれるなら
そして、今度は妹達やお姉ちゃんや僕が寂しい時もそばにいてあげるようにしてくれると嬉しいな
九月ももう二週目だものな。
新学期も始まってやっと落ち着いた頃。
夏休みはみんな家にいたから賑やかだったなー。
まあ、賑やかなのも静かにしてるのも好きなんだけどね。
わいわいやるのも、まったりも。
俺は一番好きな季節は冬なんだ。
なんていうか、寒いのが好きなんだ。寒い中暖かい格好してぬくぬくしてるのが好き。
というわけでユキおいで。
そういう心に風が吹くことはよくあるものさ。
ちょっとだけと言わず、いつでも好きなときに、すきなだけ抱っこしてあげるよ。
中秋の名月と言って、今月の15日頃の月は綺麗な満月でお月見の時期と言われてるんだ
綿雪はお月見は好きかな?土手沿いの揺れるススキと夜空に輝く月はきっと風流だろうね・・・何本か摘んでくるかススキ
ハハハ、家みたいか、うちでも餅つきはやるんだろうか?
餅つきならお兄ちゃんに任せとけ!昔何度か手伝いでやったことがあるんだ
まだ新学期が始まったばかりだからな、なんというかフレッシュな気持ちなんだよ
ハッハッハ!名は体を表すとはよく言ったもんだ
あの二人は暑いの苦手みたいだね、綿雪は大丈夫か?
まだまだ残暑が厳しいからな、外に出るときは帽子を被るんだぞ?
何だ綿雪、秋風にでも当てられたのかい?
秋になるとこう、シックになってそういう気持ちになるって昔から言われてるな
綿雪は来る秋を感じてるんじゃないかな?
大丈夫、不安も胸の痛みがお兄ちゃんがチョチョイノチョイっと取っ払ってやるよ
ほらおいで、今日はちょっと強めにギュってしてあげるよ
9月になって2週目か、先週の慌ただしさを思うとだいぶ落ち着いた感じなってきたな。そして9月の終わりには待ち遠しいスーパーロボット大戦Zの発売・・・うーもう楽しみで仕方がないわ!お。すまんちょっと熱くなってしもうたな。
というか、立夏のことは家族みんなにわかってしまったようだな・・・立夏め・・・みんなに言い触らしたな。
そうだな、たしかにユキの言ってることはわかるぞ。兄は夏が好きでな、こうして涼しい感じを感じるとこれからが寒い冬がやってくるんだと思いなんだか悲しくなってしまうな・・・
ユキも不安になったりすることがあるんだな。もちん、この兄でよければいつでもユキのことは抱いてあげるぞ。でもこのことは氷柱には内緒だぞ。
今日は涼しいユキと一緒に寝ようかな?
もう9月に入って1週間経つけど、日中はまだまだ暑さが残るね。でも、綿雪の言うとおり朝と夕方以降は少し肌寒くなってきたかもしれないね。
えっ、ぎゅーっとしてほしいの?それで寂しくなくなるならいくらでもしてあげるよ。…でも、あんまり人目につくとまずいから、綿雪の部屋でしてあげるよ。
――代わりに、僕が寂しくなったときは綿雪が僕をぎゅーっとしてくれるかな?
淋しい時はいつでも言ってな。ギュってしてユキが安心するなら、俺はいくらでもユキをギュってするぞ!
ここではやっぱりお月見もするのかな?
月見だんご……食べたいなあ
秋が来ても、これから楽しいことがずっと続くのだから、なにも心配するようなことはないんだよ。
もし淋しくなったのなら、いつだって綿雪のことをギューっとしてあげるからね。
十五夜お月さん〜♪ってやつか
やっぱり皆でお月見するのかなぁ
お団子なら簡単だから皆で作ったりできるかもね
でもまだ残暑が少し辛いといっても
これからググっと涼しくなってくるからね
季節の変わり目は体調を崩しやすいんだから
ユキも気をつけなきゃダメだよ?
うん、夏が終ると誰しもそういう気持ちになるもんだよ
秋は淋しいって言うしね
ああ良いよお安い御用
ユキが安心して淋しくなくなるまで
ギューってしてやる
今日は随分と涼しかったよなぁ。
日中もあんまり気温上がらなかったし、
いよいよ気候も本格的に秋になるのかな。
そうか、綿雪は寂しさを感じるのか。
秋はどこか物悲しいって言うし、メランコリックになるのも
それはそれで秋の風情って奴だと思うぞ?
よし、じゃあ今日は兄ちゃんの両腕は特別に
綿雪専用にしといてあげるよ。
ほら、遠慮せずにこっちおいで。
そうか、もう秋なんだよな。
もう随分涼しくなって、夏はあっという間に過ぎてったよな。
おいおいユキ、何にも淋しがる事は無いぞ?
いつも俺はユキの側に居るし、言ってくれれば抱きしめてあげるからな。
ユキのためなら小さい頼みごとからおおきな頼みごとまで
聞いちゃうよ♥むぎゅー♥♥
それにぎゅーっと抱きしめる頼みごとならいつでもいいよ!
―――(いつでもぎゅーっとしたいのが兄心ってやつかな?)
それではお言葉に甘えてちょっとだけ。
――もうちょっとだけ。
もう、あと少しだけ……
そろそろ月見バーガーの季節だよネって立夏は言う そんな気がする。
確かに秋から冬にかけては 何だか物悲しい雰囲気があるよね。
私はそれが好きだったりするんだけどね。
だって人肌恋しいと言うか暖かさを感じられるから。
涼しさよりも暖かさを感じていたいから――。
おいでユキ――ユキの言いようのない淋しさは私が暖めてあげる。
この腕の感触が この胸の鼓動が ユキがここに生きている証。
何にも不安に思う事もない 私はユキといつまでもいっしょに生きているんだからね。
秋は、せつなくなるな
一人じゃ寂しい季節だから、だきしめたい
やっと9月になり涼しくなってきな。
立夏の宿題―――まあ、あれは毎年夏の最後にやってくるお祭り騒ぎみたいな物なんだろうな。
来年もまた人さがわせを起こすんだろうな立夏は、
秋になって寂しい気持ちになってくるか・・・・、
だが秋と言えば芸術の秋!秋には秋で楽しめる事はたくさんあるから、そんなにナーバスになる事も無いぞ、病も気からと言うだろ?
ユキの事を抱きしめてあげる――なんて嬉しい・・・・・いやいや(待て俺)それも良いがなんなら俺が今ここでユキを楽しませてあげるぞ、
「布団が吹っ飛んだ!」
どうだ!・・・・・ってアレ?
「面してる」なんて随分難しい言葉を使えるんだねユキは。
氷柱や、霙姉さんが暑いの苦手なのは名前のせいかなw
そうだね。秋は…なんとなく人恋しくなってしまうね。
おいで、ユキ。ギューッてしてあげる♪
そっか、もうしばらくすればお月見かぁ。
ウチでの月見は僕初めてだからちょっとドキドキするね。
先週は立夏たちがもう大変だったからね……僕も大変だったよ。
まあ、兄なんだから妹の頼みは断れないしね。
秋は気候も穏やかで過ごしやすいからね。何か新しいことがあったり、また、始めるのもいいね。
はは、なんだかんだで昼の日差しには氷柱と霙姉は文句言いそうだよね。
日の勢いがないと風が秋の色を見せはじめるようになったからね。
……季節の変わり目っていうのは良くも悪くも時間の移ろいを感じさせるからね。
秋が来るのは楽しくもあり、けどあの楽しかった夏はもう終わってしまう。
そんな思いが淋しさになって感じられるんじゃないかな?
ん、分かったよ。お兄ちゃんの想い全部で綿雪をギューってしちゃうよ。
淋しさなんか、吹き飛ばしちゃうようにね。
季節の変わり目は――特に冬に近づくに連れて――いつだって物悲しいものだよね。
熱いエネルギーにあふれていた夏が終わり、穏やかな眠りの冬に近づく季節。
そうだね、今夜は涼しいし、外で夜空でも眺めながら過ごして見ようか。
大丈夫、何処にもいかないさ。
寒くならないように抱きしめていてあげるから――
ちょっとだけなんて――
お兄ちゃんはさみしいからいっぱいギューッとしてあげよう。
これから寒くなってくるから
もっとギューッとしてあげよう。
オレは秋が一番好きだねえ
季節の移り変わりがまったりと感じられるからアンニュイとモラトリアムに浸るにはいい時期だ、何たって食い物が旨めえしな!
今日のデザートに梨を食ったが爽やかな甘味とみずみずしさが口いっぱいに広がるのがたまらねえ…が、バクバク食っちまったから果糖がな…判っちゃいるけど何とやらだ、或いは悔しい…でも…かね、おっとワタユキさんにはちょっと早いかな!
何度でも言うがハグは親愛の証だ、ほら、おいで
オレも淋しいなあ、主に懐と頭頂部が…いや、今は世界一素敵なファミリーに囲まれるからよ、淋しさなんてマリアナ海溝の底に沈めて来たぜ!!
よし!おいでユキ!
ぎゅー!
はい、ぎゅーっと。
…秋って何かせつなくなるんだよね。分かるよ。
秋の風が寒さが、それぞれの人を呼ぶんだろうかね。
しかし、色々と美味しいものも食べられるし、祭りの季節でもあるからいい季節でもあるんだよ。
なぁ、ユキ?
もし良かったら海晴姉ぇの許可取ってどっか出かけてみる?
もう少し、秋が深まったら。ユキがすっごく綺麗だと思えるところがいーっぱい出てくるんだ。
そしたら、何かユキも変わってくるんじゃないかな?
でも、今だけはもーちょっとだけ、ぎゅーっとしとくな。
宿題騒動も大変だったね、でも夏休みも終わって、
これなら少しは落ち着けそうかな。
まだまだ暑い日も多いけど、秋は近いね。
でも、秋は何か物悲しくなるね。
毎年の事だけど、冬が近づくのが分かるからかな。
もしユキが淋しいなら、いつでもギューってしてあげるよ。
お兄ちゃんはユキと一緒にいるから。だから不安な事もきっと大丈夫。
――ほれ、こうか?
少しは淋しさ、落ち着くかい?
でも、こうしてると――
俺も少し、落ち着くかな。なんだか、暖かくなってくるよ。
――ん。
まぁ、秋はそんな気分になりやすい時期かもしれないしな。
まだまだ暑い日は続くけど、日が落ちるのも早くなってきたし。
俺も昨日は、暑くてちょっと寝付き悪かったもんなぁ。
ま、大丈夫さ。
ユキの言うとおり、何も不安なことなんて、無いんだよ。
それでも――また淋しくなったら、俺でも氷柱でもいいから、一言いいな。
そうすりゃ、淋しくなんてなくなるよ。
いやー、宿題騒動はなかなかタイヘンだったね
ようやっと落ち着いたというか何というか…
ともかく、無事片付いてよかった、かな?
秋は
風が涼しくなったり枯れ葉が舞ったり
物悲しい季節だよね
でも秋は秋で楽しい季節でもある
焼きイモがおいしい季節でもある
今年の秋はどんな色を見せるのかな?
それまでは
さ、おいでユキ
はいっ、ギューっ
うおおお
ぎゅーぎゅーするぞ!
あ、もうすこしやさしくだね
わかったよ
淋しいなんてよく難しいほうの漢字知ってるね
さすが僕の妹だ
実に賢い
うんうん
うーん、僕はみんながいるから寂しくなんてないよ
ゆきちゃんが寂しそうでもお兄ちゃんがいるからね
いつでも呼んでね
いっしょにいたげるから
なんとなくわかるよ
その気持ち
いつになってもこの感じはぬけないな。
夏休みはあんなに長い家族旅行は
初めてだったからみんなで行けて良かったよ。
でももう秋になってきたんだ・・・
ほんとに早かったな。
まあまだまだ暑い日もあるけど――
おりゃ!!
これでいい?
これくらいならいつでも
なにかあったら何でも言いな
できる限り力になるからさ。
秋の訪れには少しセンチメンタルな気分になっちゃうね。
僕もちょっと淋しくなっちゃったら
ユキにギューってしてもらおうかな。
そーだな、ユキ。
まだ暑いけど、大分汗をかく量も減ってきたし
秋がもう近くまで来ているんだよな。
俺の場合はもう半月ぐらい後になって、
風の中に甘い香りが混ざるのを感じた時に、
あ、金木犀か、って秋の訪れを意識することが多いかな。
それで秋を意識した途端に、
不思議と風が少し寒くなったような気がして
軽く走って体をあっためながら家に急いで帰るんだ。
ユキにとっては今がそんな感じなのかな?
ほら、こっちおいで、ぎゅーってするから
んー、ユキはいい香りがするな。
それにとても柔らかくて暖かくて落ち着くよ。
ユキも少しは暖かくなった?まだ?
じゃあ、このまま少し話でもしようか。
俺が昔出会った小さな女の子のお話。
病気がちな自分が迷惑をかけているんじゃないかと、
家族の心配ばかりしているとても優しい心の女の子のお話。
でも心の強いその女の子が
素敵なお姉さんとして少しずつ成長していく話。
って、もう読まれたか……さすがユキ。
でもユキは気付いている?
昔黙って抱きつくしかできなかった小さな女の子が、
今はこんな可愛くお願いできるようになったことを――
ユキと一緒に過ごして
本当に楽しかった夏が過ぎ去っていくのを見るのは寂しいけれど、
移ろい行く季節が止められない代わりに、これからもユキは
もっと元気で、もっと素敵な女の子に成長していくよ。
きっと俺もびっくりして腰を抜かしちゃうぐらいに。
きっと将来が楽しくて仕方ないぐらいに。
だから安心していいんだよ、ユキ。それに季節と違って、
俺達家族はいつだってそばにいるから、な?
夏が楽しければ楽しいほど
それが終わっていく、季節の移り変わりには
さみしくなっちゃうのかもしれないね
ユキの気持ち、僕にもわかるよ
でも、秋には秋の楽しい事がある
ユキだってそれを感じてるから
ちょっぴりドキドキしてるんでしょ?
それに夏はまた来年もやってくる
過ぎた季節を想うのもいいけど
これからくる季節を一緒に楽しもう
僕はいつだってユキのそばにいるからね
え?ちょっとでいいの?
ごめんごめん、綿雪があんまりかわいいからつい意地悪したくなっちゃって。
それじゃあ、お望みどおりに、
ぎゅ〜〜〜〜〜っ
どう?落ち着いた。
いってくれればいつでもぎゅってしてあげるからね。
うん、最近は過ごしやすくなってきたね。体の調子はよさそうかな?
騒がしかった夏休みに比べれば今は落ち着いてて少し寂しいっていうのもわかるよ
でもこれからも皆一緒に楽しく暮らせるっていうのは変わらないからね
それでも寂しいなら俺でよければいくらでもギューってしてあげるよ
ははは お茶会にうさぎがやってこないといいね
なんていってみたけど、そんな心配無用だったのか。
我が家のお茶会ははじめからうさぎのお茶会だったわけだ!
――いきなりゴメンネ、この間蛍お姉ちゃんからお茶会の話を聞いて、
その時、ね。
そういえば綿雪はその集まりには顔を出しているの?
たしかにただのお茶なら一年中飲めるけど、
この時期にゆっくりと頂くお茶はまた格別。
しかも、蛍お姉ちゃんが腕によりをかけて淹れてくれるってさ!
綿雪がよければ一緒にお茶を飲ませてもらいにいこうよ。
夏は大きなイベントが目白押しでとっても楽しかったけど、
さっそく秋でも新しい楽しみができちゃいそうだね。
この調子だと秋も退屈する暇なんてないのかな?
――それでも綿雪が淋しくなっちゃうのなら…。
今日だけと言わずにいつでもおいでよ。
体の中は紅茶にお任せしちゃうけど、
ユキの心はお兄ちゃんがしっかりギューって暖めてあげるからさ!
ふむ。
季節の変わり目なんだろうな。
確かに俺も淋しい気もするなぁ。よしユキ!ユキの事を抱っこしても良いかな??
え、ちょっとだけなの!?
話は変わるけどユキは風邪を引かないように注意しろよ??
お兄ちゃんはそれだけが心配だ。
9月になったな、涼しくなってきたのがうれしいよ。
リッカちゃんの宿題が大変だったのを知っていたのか、ユキちゃんは本を読むのが得意だから、読書感想文にいい本を貸してもらえないか聞こうと思ったけど寝ている時間だったからな、宿題のことをユキちゃんが知っているのは驚いたな。
夏休みは家で楽しいイベントをいっぱいしたから、夏休みが終わってしまうと淋しい気持ちになるね、今年はユキちゃんが病気にならず家での全てのイベントに参加できたのはすごくうれしいことだよ。
不安なことが何もなくても、みんなでずっと一緒にいたのが夏休みが終わってみんなで家で一緒になるのが夕方以降だけになってしまったから、淋しく感じるのは全然変ではないよ。
うおお、おにいちゃんにギューってしてほしいか、すごくうれしいお願いだ、今日のユキちゃんはかわいいことをお願いするね、わかったギューってしてあげる。
ちょっとだけってユキちゃんのひかえめなところがかわいいな、淋しい気持ちになるのは恥ずかしいことではないし、おにいちゃんはユキちゃんを抱っこするのはうれしいことだよ、ユキちゃんも本当はずっと抱かれていたいよね?だからいっぱい抱っこしたいな。
ユキちゃんの淋しい気持ちが落ち着くまでずっと抱いていてあげるよ、落ち着いて寝てしまったら部屋まで運んであげるから気にしないでいいよ、また淋しくなったらいつでも抱いてあげるから言ってほしいな。
そっか。ユキは秋になるとちょっと寂しくなるのか。
実はお兄ちゃんも同じだよ。
秋ってなんで少し寂しい気持ちになるのかな?
不思議だね。
ん?ユキはお兄ちゃんにギューっとして欲しいの?
ああいいよ。お兄ちゃんがギューってするだけでユキが寂しくなくなるなら
いつでもユキの好きな時にギューってしてあげるよ。
秋か。陽の勢いが衰え始めたの。今夜は、半月くらいか? これからは月光(つきかげ)の美しい季節が…
ああ、あの白い天体を見ると思い出すな。懐かしい桂の林を――
ギューっと?
…それは抱きしめるととっていいのかや?
ふふふ、なんだか気恥かしいな。
いや、それ以上に――
氷柱の目が怖いやのぉ――
…その時はその時か…
さあ、きやれ。
(ギュッ)
どうじゃ? これでいいかや?
ひょっとして、体を冷やしたかや? いきなり気温が下がると、体調を崩しやすいものぞ。
体が弱いと、余計にの。注意注意なのじゃ。
――は、ん。秋の始まりは、どことなく喪失の予感を思わせる。
夏、というのは、あの気温さえもが、賑やかな音であろうと思わせる。
きっと、それは、皆が海へ山へと活発に動くことから、連想してるだけであろうとは思う。
秋とて、スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋と、趣味の活動を堪能するには何とも丁度良い季節であるのにな。
だが、日が陰ると、密やかにやってくる夜の冷気は、どうしてもあの広葉樹たちの葉がいずれは落ちて根に帰る様を思い起こさずにはいられぬのだな。
――樹高千丈、落葉帰根か。あの桂の林は今どうなっているのだろうなぁ。
ああ、すまぬ。またぼうっとしてしまったの。
淋しい気持ちになるのは、人にもよると思うのだけど、きっと過ぎる夏に置いてかれるからではないだろうか。
あれは、なんというか、超光速で空を翔ける帆船のようにも思えるのだ。
何とはなしに乗り損なって置いて行かれる気分になる、という話を昔何かで読んだような気がする。
今年の中秋の名月は9月14日だそうだ。
お月見というのは秋の旬の作物の収穫を感謝するもので、供えたススキを家の軒に吊るしておくと一年間病気をしない、という言い伝えがあったそうだ。今年は少しつるしてもらおうか?
――ふふ、そういえば吾も話に聞いたことがあるだけで、実際につるしたことまではないな。
今まではみたらし団子食いながら、秋の月を見上げていただけだな。面倒で。
ふふふ…
綿雪も、秋の旬を食らうて、元気になれ。
そういえば、この家ではお月見に食べる団子もしくは月餅はどのようなものなんだ?
餡子を多用したものだと、霙姉から守らないといけないな。ふふふふ。
うん、大丈夫。
あ、秋は秋でいろいろイベントがあるんだな……
…いや、楽しいことはいいことだと思うし
何より退屈しないで済みそうだしな。
……よくよく考えると、日常からいって退屈してないよなぁ…
まあ昼間は暑いけども、もう夜は涼しくなってるからな。
秋の訪れを感じさせるよなぁ………
…で?淋しくなった理由に心当たりはあるか?
ま、俺にできることと言ったらたかが知れてるんだが…
ん?ギューっとするだけでいいのか?
それじゃ、ギューーー…………
…これで元気が出たなら何よりなんだが。
……あー、そうだ。もう耳にタコができるほど
みんなに言われてるんだと思うが……
風邪、ひかないようにな。
秋になるとね
みんな少しだけ胸が苦しくなるんだ
元気いっぱいな夏とお別れするからか
一年が終わりを迎える冬がやって来るからか
どうしてだろうね?
だからその分、おいしい食べ物やおしゃれな話をして
みんなで楽しんで秋を過ごすのかな?
秋の季節を感じられる綿雪はちょっぴり大人に近づいたのかもしれないね
ユキも僕と一緒に秋をどうやって楽しく過ごすかお話しようか
★後志神威です。
綿雪ちゃん、日記ありがとう。
暑さ寒さも彼岸まで。
そろそろ夏の陽気から朝晩はすっかり秋めいてきたね。
秋…確かにセンチな気分にさせてくれる。
夏が惜しかったように…今年は酷暑な日が続いたからね…
でも、日本の四季は確実に進んでいる。
秋の夜長も楽しいことがあるからね…
ユキちゃん…さみしかったら…おいで…
お兄ちゃんでよければ…支えてあげる。
お月見…一緒に出来ると良いね。
それでは、また。
朝顔はまだ咲いているし向日葵も種を付けない。
コスモスはお盆の頃から咲いているし何なんだろうね、この気候。まあ、それはそれとして花を活けてきたぞ。窓際に飾っておくぞ。
庭にはまだ沢山の花が咲いていた。彼岸花もいろいろあるが、もうすぐ曼珠沙華が咲く頃か。この兄はあの花が大好きでな。
まぁアレは毒花だが…ともかく花はいいぞ、落ち着く。
ユキも体調がいい時庭を散策したら?今の時期、やたらでかいバッタや蟷螂、トンボなんかも飛んでるね。ウチには裏山もあるし、蛇の脱け殻、フクロウの鳴き声、リスなども出てきて退屈しないだろ。森林浴ってのは体に良くてな、もしかしたらこの兄のハグより癒されるかも知れんぞ?ギュー。
…まぁ、もし散策するときは樹木のそばは気をつけろ。
この時期アメリカシロヒトリが大量に…いやなんでもない。
行くときはこの兄といこうな!
ムギュッ!と綿恋…駄目だ、こりゃっ!?
月見のシーズン気が付けばもう秋までもうすぐそこだな俺の胸に飛び込んで来い!ユキ!ハグッたるけんっ
朝晩になるとだいぶ涼しくなってきたよね。
夜に外のほうに耳を傾けると虫の鳴き声とかすかに揺れる風鈴の音色が…
こういうのを聞くと夏ももうすぐ終わるんだなって感じるね。
今年の夏は楽しいことがいっぱいあったから…
そういう思い出が終わることに何か悲しいような淋しいような複雑な気持ちになったりするんだ。
でもね…ユキはみんなと初めて一緒に過ごした冬・春・夏といい思い出がいっぱいだったから――
きっと秋もステキなことが起こりそうな予感がするなぁ。
だからこれから来る秋を気持ち良く迎えるためにも――お兄ちゃん、いきますよー!
そーれ!ユキの淋しい気分どっかに飛んでってけー!
むぎゅむぎゅむぎゅ〜笙・
ん?
おやおや?
どうしたのユキ?
あはは、そっかそっか。
物思いに耽るユキかわいい笙・
なんか幻想的で………ちゅっ笙・
たまらずキスしちゃいたくなったよ笙・えへ笙・
季節の変わり目ってそんな気分になっちゃうよね。
特にこの夏はいっぱい遊んだから…なんかしみじみ…
でもね、ユキ。
また秋もいっぱい思い出作れば寂しくないよ。
冬も春も、また夏も…いっぱい思い出作れば寂しくないよ。
そして…
俺が年中ユキのことぎゅーってしてあげるから寂しくないよ笙・
えへへ笙・ユキ、大好き笙・
うん、おいで。
ぎゅっ笙・
ユキちゃんはもしかしたら秋の後に冬が来るから
不安になってるんじゃないかな、
より一層寒くなってしまうからね。
でもクリスマス等の楽しいイベントもあるから心配しないでね
僕やみんながいるから、
だから今日は思いっきり抱きしめてあげます。
ギュッとすればいいのですか?
この野郎!!ってそうじゃない。
まだまだ甘いぞ、綿雪?お兄ちゃんなんか夏至が来た時点で一抹の寂しさを感じていたぞ。
まだ暑いとは言っても徐々に夜が長くなってきて、今や6時を過ぎれば暗くなってしまうんだから。
なんだか、夏の疲れがどっと出て来た気がするよ。
秋はある意味夏よりも慌しいから、今の内にゆっくりしておかないともっと疲れるかも。
あの二人は特に暑いの苦手そうだよね。
その割に霙姉さんはマントっぽいの常備だけど。
氷柱は…日頃から何かにつけて文句が多いしなぁ。単純に短気なだけか?
でも、ユキも暑いのは苦手だろ?
今夏は例年に輪をかけて猛暑だったし、ちょっと心配だったんだ。
涼しくなってきて一安心だけど、まだまだ日中は暑いし、
朝晩はうって変わって肌寒いくらいだから、温度変化には気をつけないと駄目だよ?
お兄ちゃんや立夏みたいにマンガ読んで夜更かししたり、窓開けっ放しで寝たりしないようにね。
え? 抱っこしてほしい? はは、お安い御用だよ。
寒い時は人肌恋しくなるからね。
それにユキはあったかくてふわふわしてて、抱っこしてると俺もすごくほっとするし。
ちょっとと言わず不安がなくなるまでギューってしてあげる。
そうだ! 今日は久しぶりにユキの部屋で一緒に寝ようか?
くれぐれも、氷柱には内緒でね。
いいじゃん、秋!!
外に出るには最高だよ??
ごめん…みんな学校に行っちゃうからね・・・
ユキは家で寂しいのか。
なら俺が今日はいっしょにいてあげるよ。
学校なんて1日サボったくらいで変わらないよ笑
潰さない程度に抱きしめてあげる―――
もう秋の匂いがするねぇ。
こんなに、楽しい家族がいるし、ボクも綿雪のそばにいるから…ね。
秋も冬も、春も夏も。みんなずっと一緒だ!
みんなでお茶会でもしようね(^^)
ちょっとじゃなくていっぱいしてあげるから、いつでもきなよ。
それじゃ、さっそく。
な、何か殺気が…
(そこで俺の意識は唐突に途絶えてしまった…)
終