新しいくつを買ってもらったの。
つるつるしてて、とってもキレイなピカピカの赤いくつ。
レースにお花のししゅうのソックスと一緒にはくの
かわいい?
ね、いいでしょう――
あら。
フェルゼンたら。
なんだかよだれの出そうな顔をしていてよ?
そんなに――
うらやましい?
そう?
でも――
あーげーないっ
ウフフフフ――
だめよー、これは小さな女の子用のおくつなんだから、
フェルゼンはもらったって履けないでしょう?
おバカさんね?
それにマリーだって、
まだ前のおくつがあんまり小さくなってないのに
買ってもらうのすっごいタイヘンだったんだから!
新しいクラスになって
お名前のところも書き直さなくちゃいけないからって
お願いしたとき、
海晴お姉ちゃまはニコニコしてすぐにいいって言ってくれたのに、
蛍お姉ちゃまが――
……まさか覚えてるなんて思わなかったんだもの。
お正月前に新しいよそゆきのおくつを
マリーが買ってもらってたこと――
でも蛍お姉ちゃまには結局、
ずっとずっと大事にすることってちゃーんとお約束して、
それからたくさんお手伝いすることもお約束して、
それからなるべく妹たちとけんかしないことも、
それからそれから毎日きちんとお行儀よくすることも――
もうとにかくたーくさんいっぱいお約束して、
やっと買ってもらったんだから――
あ、でも、
もし、フェルゼンが自分も新しいおくつが欲しいなら
マリーも一緒に行って頼んであげてもよくってよ?
マリーはそういうの、得意なんだから
あ――ねぇ、フェルゼンは知ってる?
女の子のおしゃれはまずくつが1番だいじなのよ。
だからね、おくつを新調したレディーには
すっごい誉め言葉をくれなくちゃ!
新しいおくつがとってもにあうマリーは
まるで女神様みたいにキレイだよ――
とか、でもそんなおくつが負けて見えるくらい
マリーはカワイイよ、とか――
ね、ほら、早く言ってみて!
うまく誉めてくれなかったら――
もう――
踏んづけちゃうんだから!
コメント(48)
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
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あらかじめご了承ください。




本当に、あつらえたみたいにマリーにぴったりの靴だね
とてもよくマリーに似合ってるよ
うん、もちろんいつもマリーはかわいいけど
新しい格好をしたマリーはまた一段と綺麗だね
うん、でもね
やっぱり踏んd
いやいやいやなんでもないよほんとうだよ?
★後志神威です。
マリーちゃん、ご機嫌の新しい靴。
ぴかぴかの靴はやっぱり目が行ってしまうからね。
…でも…ホタちゃんに頼み込んで…
今度、僕の買いたい靴があったら…お願いしようかな?
綺麗なお靴をお召しになっているマリー様へ。
フェルゼンは何処までもお付き合いいたしますよ。
それでは、また。
可愛いよマリー
え?これだけじゃ全然ダメ?
ホタに頼み込んだのか、でもちゃーんと約束守らないと
次の靴に限らずお洋服も買ってもらえなくなっちゃうぞ!
いいぞ、踏んでくれ!さぁもっと!もっとだ!!
どうした?あぁんそうですぅもっと踏んでくださいいいマリーさまぁ
(ふう、マリーに合わせるのも疲れ…ふうぅんン、ちょっとイイかも…)
え!?
僕そんなにだらしない顔してた?
そりゃあマリーの新しいくつはすごくにあってるしかわいいけど―――
よだれは流石に垂らしてなんかいないよ。
フェルゼンはもっと紳士的に振舞わないとね。
ん?もっと誉めてほしいの?しょうがないなあ。
マリーは世界一可愛い僕のお姫様だよ。
マリーの美しい足にはどんな靴だって負けて見えるよ。
マリーの美しさはかのビーナスの再来と思えるくらいの美貌だよ。
ああ、マリーは本当にかわいいなあ。
今度お出かけする時はそんなきれいなマリーに負けないように
びしっと決めてエスコートしてあげるよ。
新しい靴がとっても似合うマリーはまるで女神様みたいにキレイだよ!
でもそんな靴が負けて見えるくらいマリーはカワイイよ!!
どう、上手い誉め言葉だった――って、痛っ、どうして踏むかなぁ、マリー?
えっ、例をそのまま言うフェルゼンがどこにいるかって?
流石にダメか――ごめんよ、マリー。
じゃあ――とっておきのやつを出すよ。
マリーは世界で1番かわいいボクのステキな女王様だよ!
どうかな――えっ、どこかで聞いたことあるって?き、気のせいだよ
ハハハ。
マリー、新しい靴買ってもらえて良かったな!
ホタとの約束守っていいこにしてるんだぞ?
マリー、その靴とても似合って…
ふ、踏んづける…だと…!?
……
な、何その靴かっこわるっ!
マリーださっ!!
ヨダレだばぁ!!
さあ!マリー!
俺は褒めるどころか、けなした上にヨダレまで垂らす痴れ者だ!!
踏め!!
踏んでこらしめてくれ!!
くっ…心が痛む…
俺は悪いお兄ちゃんだ…
う…うう…!!
やっぱダメだ!!
ごめんマリー!!
今の嘘!!
本当はすごく似合ってるよ!!
キレイなマリーがキレイな靴を履いて…
相乗効果でチョーヤバイよ!
「跪いて靴をお舐め!」って命令してほしいくらいキレイさ!
あと踏んでくれ!
マリーその靴とってもかわいいね!
世界一かわいいマリーがその靴をはいたら
世界中の男の子たちの注目の的だね!
マリー、新しい靴を買ってもらってよかったな、その新しい靴マリーにとても似合っているじゃないか
たしかに女の子は身だしなみが大事と言うからね蛍にも許可が下りてよかったじゃないかでもこれからはちゃんとお姉ちゃんとの約束は守るんだぞ
まぁ、マリーなら大丈夫か、それなら今度ほしいものがあったときはマリーに一緒に頼むようにお願いしようかな?
え?ほめ言葉を、前も似たようなことがあったような・・・ゴホン新しい靴が似合うマリーはこの世で一番美しいお姫様ですマリーよりきれいな人はこの世にいません
あ、マリー一つ聞きたいことがあるんだが、あさひは今年で1歳だよね?
マリー、新しい靴とっても似合っているよ。
でもレディーから褒め言葉を欲しがるような言い方は良くないね。
今度は直接言わないで、褒めたくなるように魅せて欲しいな
あー、いや、このよだれはですね
べっ、別に欲しいとかそんなんじゃ…!
そのくつが、
くつをお召しになされたマリーが
かわいかっただけなんだからっ…!!
とまあ何だかはずかしくなるくらいの
かわいさじゃないのマリー
いっぱいのお約束
ちゃんと守れたんだね
さすがはマリー様
このフェルゼン、大変うれしゅうございますぞ
でもさでもさっ
せっかく買ってもらったのに
僕を踏んづけちゃったらホタに
「お兄ちゃんとケンカしてー!」
って怒られないかな?
美しいレディなマリーに
踏んづけられたい気はするけどね!
ふふ
今度の休み、そのキレイなおくつで
デートでもいかがでしょう?
新しい靴買ってもらってよかったな、きれいないい靴だ。でもおにいちゃんがその靴をほしいって思ったりよだれを出しそうだったりしてないぞ。
その靴マリもきれいだと思うか、そう思うならホタと約束したとおりずっとずっと大事にしような。
うまく誉めてないっていって踏むつもりじゃないだろうな、毎日お行儀よくするって言う約束を破ることになるぞ。
おにいちゃんきついこと言っちゃったかな、ホタの約束がすごく正しいなって思って。
新しいクラスで楽しくやってくれ、その約束大事なことだから守ってよ。
ほほぅ・・・う〜む・・・これはなかなか・・じゅるり・・・おっと!!
マリーのあまりのかわいらしさに見とれてしまった!!
その可愛らしい足にはその綺麗な赤い靴がよく映えるね!
ふふふっ・・・確かにこのフェルゼンなりがなりなのでマリーの靴は小さすぎるが俺が欲しいのは・・・そう!この靴を履いたマリーさ!さぁ!俺の手をとっておくれマリー!いざ行かん、楽園へ!・・・あ!こんな時間じゃ真っ暗で折角の靴が見えないね!仕方ないまた明日お出かけしようね!
ふーん・・・なるほどねぇ・・・おねだりも大変だなぁ・・・
ホタはやっぱりすごいなぁ・・・俺なんかマリーにお願いされたら・・・いや、それじゃマリーのためにならない!
情けは人のためならず・・・甘やかしは妹のためならず・・・
いやしかし・・・俺には・・・やっぱ無理!おねだりされたら買ってあげちゃう!!
ほほぅ!俺にも靴を!そうだなぁ〜トレーニングシューズがボロくなってきたから・・・いやでも折角だからSWATレプリカブーツや新しい本革の革靴も・・・
でもやっぱり自分の靴は自分で買うよ!
家族とはいえ女の子に買ってもらうんじゃかっこ悪いしな!
こっそり買ってさり気無く履くのが粋ってもんさ
おしゃれはまずは足元からってか、流石はマリーだ、あのアドバイス参考にするよ・・・メモメモ
褒め言葉!それも飛びっきりのかぁ・・・
う〜んそうだなぁ・・・こらこら、今考えてる最中だ踏まんでくれよ、ああ〜足がこしょばいこしょばい・・・
新しい靴を履いたマリーはまるでガラスの靴のシンデレラのように美しく可愛い!だがそれは靴が美しいからマリーが美しく見えるんじゃないマリーが美しいから靴が栄え、より美しくみえるのさ!
もうこの時点でそのマリーの美しさは罪!言うなれば美人罪!今すぐにでも可愛いさに免じて現行犯逮捕してやりたい・・・だが!!その美しさをさらに極めんとすれば当然更なるアクセントが必要だ!
それはとても簡単なことで、このフェルゼンと手をとるだけ、俺の手をとった瞬間マリーの美しさは頂点に立つ!
美しさの頂点に立ったとき、人々はマリーを天使いや・・・女神と称え敬い崇め、その美しさにひれ伏すだろう!
さぁ!今こそ俺の手をとりその美しさと愛らしさを振りまくのだ!
・・・って!しまったぁぁ!!だからもう夜だってのに!!俺のお馬鹿!
くそう・・・今日は星空より笑顔が眩しく、月明かりよりきらきらと美しく、月のウサギより可愛いマリーに免じて勘弁してやる!覚えてろ夜!
また明日でなおしだな・・・
相変わらずホタは凄いな……
姉さんたちは以外と甘い所があるから――
だからあんなにしっかりしたお母さんみたいな子になったのかな――
――あぁあぁゴメンね、真璃。
今はマリーとお話してるんだもんね。
ふむ……そうだな。
その小さき御御足を飾る赤い靴は
まるで王女の歩く絨毯のよう――
マリーがどこを歩いたとしても――
そこは姫の歩くに相応しい宮殿となりましょう。
そんな動く宮殿に乗ったマリーは
どこにあろうとも可愛らしさを損なうことは無く――
ただただボクは顔の綻ぶばかりでございます。
……うーん、難しいな。
お気に召さなかったらゴメンね。
流石蛍だ、しっかりしてるな
まあ、靴を買ってもらえて良かったね
俺はまだ靴は要らないかな
また今度、欲しくなったらそのときは頼むよ
さて、えーオホン、
靴よりもマリーのほうが可愛くて輝いて見えるよ
けど、靴をはいたマリーはもっと可愛いよ
こんな感じでどうかな。踏んづけるのは勘弁ね。
そっか、そんなにいっぱい約束したんだったら
ちゃーんと守らなきゃいけないね
どんなときでもけんかはいけないけど
けんかしてたらお兄ちゃんが取り上げちゃうぞ
とっても素敵なくつを買ってもらったね
まりりんにも良く似合っていると思うよ
ほたにもいっぱい感謝しなきゃね
ケーキうまうま
ぴかぴかの赤い靴が映えるマリーは素敵なレディだね。
ちゃんと蛍との約束、守るんだよ。
まあ、レディなマリーなら心配はいらないと思うけれど。
マリーは新しい靴買って貰えたんだ。いいなあ。
そんなにかわいい靴を買ってもらえたんだからマリーはこれからおりこうにして
蛍お姉ちゃんと約束したこと忘れたらダメだよ。
マリーがおりこうにしてなかったら蛍お姉ちゃんに言いつけちゃうからね?
そうそうマリーと新しい靴を褒めるの忘れてたね。
マリーの新しいお靴はとてもかわいいね。
でもそのお靴が似合うマリーはもっとかわいいよ。
お姫様?こんなんでどうでしょう?ダメ!?ああ!踏まないで!
姫、見事な靴だな。
歩いているとまるで、妖精がそこにいるようだ。
…って感じでどうだ?
ま、蛍の言うとおり約束ちゃーんと守れよ。
お姫様なんだから、綺麗で、優しく、お行儀よく、だ。
もちろんマリーにゃ簡単な事だよな?
俺に靴?そうだな、その時は一緒に頼むよ。
どうしても欲しい時はマリーと一緒にお願いするか。
……あ?
あー悪い寝てた。……って痛い。何で起き抜けに踏まれてんの俺。
ふーむ、なるほど。
確かに足元とか、何気ないとこの身だしなみキチッとしてると、なんか好感わくよなあ。人柄って、そういうとこで分かったりしちまうし。
そんな真璃に買ってもらえたんなら、靴だって幸せでしょ。
俺?
お兄ちゃんはWCスリッパで十分です。
マリーしゃん。 マリーしゃん。 その髪型作るの何分かかるの?
赤いくつ・・・。 踊りだしたら止まらない呪いのアイテム。
それをすてるなんてとんでもない!な、くつ。
私はあんまりほしくないなぁ・・・。
よだれ? 海晴姉さんにパブロフの犬の実験体にされたから足見るとつい出ちゃうんだ。
そういえばおしゃれはまず足元からって何処かで聞いたわ。
そーなのかー。 くつが1番だいじなのかー。 よだれだらー。
蛍は記憶力も凄いなあ。 蛍と結婚したら・・・
私「かあさん、わしのアレどこやったかの?」
蛍「あの靴下なら二番目の引き出しの奥ですよ」
とか波平と舟さんの会話が成立しそうだわ♪ 良妻賢母。
マリーは、褒められて伸びる子じゃない気もするが・・・褒めよう。
マリーかわいいよマリー。 オシャレは指先からとか吹き込んだら信じそうな所も。
純粋にレディーとして自分を信じるところも。
と思ってたが、妹たちとけんかしてるのか?
観月とは波長合わなそうだし、さくら泣いていたら注意しそうだし想像に易いな。
なるべくということは結構けんかしてるのね。
けんかは良くない! コレあげるから皆仲良く。 はい。 デネブキャンディです。
最初しか褒められなかったけど、じゃあ海晴姉さんみたいに
ナデナデでもムギュムギュでもサービスして? おくつで。
ナデナデシテー。 ナデナデシテー。 ・・・モルスァ!
へぇ〜、可愛い靴だなぁ。
――って、俺そんな顔してた?
おっかしいなぁ・・・腹減ってんのかな?
しかし、話聞いてる限りだと、ホント大変だったみたいだな。
いや、この場合はよく買ってもらえたな、と言うべきか――
あのホタを相手にして押し切るとは――流石はマリーだな。
ま、これからは約束ちゃんと守るようにな?
――ん? いや、俺はまだいいよ。
あんまり、とっかえひっかえする性分じゃないし。
気持ちだけありがたく受け取っとくよ。
へ? 誉め言葉、ねぇ・・・う〜ん。
――凄く似合ってるよ。
間違いなく、どんなお姫様よりもキレイだ。
――こういうの苦手なんだが――お気に召しましたかね?
新しい靴が買ってもらえてよかったね、マリー。
でも、ちゃんと約束を守っていっぱいお手伝いしようね。
新しい靴を履いたマリーは、本物のマリーアントワネットよりも美しいよ。
え、これじゃダメ?
仕方ない・・・甘んじて踏まれよう・・・。
べ、別に踏んでほしいわけじゃないんだよ?
ふふふ、とっても可愛いよ、真璃。
新しい靴はぴかぴかで、まるでルビーのようだね。
でもね、真璃。宝石は着こなせるからこそ輝くんだよ。
そう、今の君のように、ね。
母さんに海晴姉さんに蛍。家には三人もママがいるみたいだね。
でも、家族のために手伝えるのは良い事だよ。
あんまりふくれないで。
僕も手伝える所は手伝うからさ。
赤い靴〜、履いてた〜女の子〜♪
・・・っと、これは姫君。
いや、女王陛下。
陛下が異人さんに連れられて行ってしまわない様に
不肖私めが陛下のお側でナイトとして仕えますゆえ、
ご安心くだされ。
いや、ちょっとだらしない顔をしちゃったのは、新しいくつを履いた真璃がとても可愛くて見とれてしまったからだよ。
しかし蛍はすごいな、僕もなにかしたらすぐ怒られちゃうかも。
あー、マリーちゃんカワイーカワイー。
おくつもちょーカワイー。
カワイーカワイー。
――べ、べつに踏んづけて欲しいわけじゃ(以下略)
なんとまあ…随分とリスクを支払ったもんだな。
しかも自分からペラペラしゃべりだすとはマリーもうっかりさんだなあ。
この兄も証人だ。自分で言ったことは守ってもらうよ?
キチンといい子になりなさい?なかなか大変だよ?
…ふふ、大丈夫、辛ければその分その靴を大事にするだろうからね。せっかく綺麗な靴なんだから前の靴みたいにすぐに汚れまみれにするのは勘弁な。
身だしなみを整えることも女王には必要だよ?
身に着けるものは大事に綺麗に扱おうね。
褒めろ、か…なんだかわざとらしくなるけどまあいいか。
すっごい可愛いよ。まず靴に目がいったからね。
いいセンスしてる。大事にしなよ。
……あの、マリー?足踏んでますけど?地味に痛いんですけど?
ええー、そういうの苦手。
この前美容院に行ってきた海晴姉ちゃんにも
「ほめるのが下手ねえ。まあ、その顔みれば照れ照れというのがわかるから、おこれないけど」
といわれたし。
うーん、ええい、照れくさいけど、おもいきっていっちゃえ、
「マリー。かわいいよ。
赤い靴。とっても愛らしいよ」
うわ、こっぱずかしい。
可愛いお靴買って貰えてよかったね
マリーにとっても似合ってるよ
いつも可愛いマリーが
よりいっそう可愛らしく見えるよ
でも、随分たくさんホタと約束しちゃったんだね
それを全部守るのは、ちょっと大変かもしれないよ?
がんばらないと、次におねだりするときに
ホタのお許しが出ないかもしれないね
ふふふ
まぁ、心配しなくても
お手伝いとかなら、僕も一緒にやってあげるけどね
勿論、ホタには内緒でね
マリー様
とってもかわいいよ
マリー様
いやーでも海晴姉さんみたいにゆるゆる甘甘な人もいれば
蛍みたいにキュッと締め付けてくれる人がいて
ちゃんとバランスが取れているのだなここのおサイフ事情は
そんな中あれこれ策を弄して
ちゃんと欲しいものを買って貰えるなんて真璃は
大した奴だ――
え?あまり誉めているように聞こえないって?
そうだね真璃はまだやらなきゃならないことがあるでしょ?
お手伝いすることとか喧嘩しないで仲良くすることとか
お行儀とか――
新しい靴を買ってもらうだけじゃだめなんだ。
ちゃんと履く人はそれに見合うだけの
ハイなセンスと振る舞いが必要なのさ――
真璃が我が侭言うの聞いてたら
小さい子が同じようにおねだりしちゃうでしょ。
蛍もそれを心配して買うのを渋ったんだと思うよ。
だから――
ちゃんとお手伝いしてくれれば
その度に僕が真璃のことを誉めてあげるよ。
どんな小さな事でもいいことすれば見逃さないからね!
見てない時にいい事しても、したって教えてくれれば誉めてあげる。
そしたら――
また新しいお洋服買ってもらえるかもしれない。
お手伝いすればご褒美がもらえるって知ったら
みんな真似してお手伝いする人がいっぱいになっちゃうね。
ああ―みんな誉めなくちゃならないのは大変だな――
ということでマリー様
誉め言葉の支払いは分割払いでお願いします――
毎日その靴履くたびに
似合ってるよ――
かわいいよ――
って言うよ。
その他良い事したら小さなことでも誉めていくからね。
一括払いよりお得な感じだね!
おっと、遅くなっちゃったな。
ごめんよ真璃。
そっか、正月の時のとはまた違う靴を買ってもらったんだね。
うん、良く似合ってる。
真璃のその服にも良く合っててすごく可愛いよ。
女の子のおしゃれの基本はまず足元から、って?
お洒落な真璃らしいね、うん。
ホタは物を大切にする子だからなぁ。
なんかほら、お母さんみたいだよな、ホタは。
少し前もヒカルがランニングシューズ履き潰して、
新しいのを買おうとするのに苦労してたなぁ。
まあ、2ヶ月で履き潰したんだから
どんだけ走りこんでるんだよって話だけど。
真璃は新しいクラスでお淑やかなレディーとして
ちゃんと振舞えるかな?
もしそれが出来るなら、俺も何か買ってあげるよ。
そうだなぁ……その服と靴に似合う、
綺麗なブローチとかどうだ?
ハハハ、まさか。よだれなんて出てない出てない。
このフェルゼン、マリーの前でそんな醜態をさらすなど…。
ただマリーのことがあまりにもかわいらしいから、少し驚いてしまっただけさ。
ピカピカで鮮やかな赤のくつにレースのソックス、その中にありながらも尚、
1番に輝いているのはマリーの笑顔。こんな美しい君を見られて僕はなんと幸せなことか。
ぜひこの兄を踏んでくれ!!
あと、僕がホタへお願いするその時にはマリーも手伝ってくれないか?
マリー。どうしたんだい?なんかいつもよりかわいいね。
そうか。新しいくつね。よかったねっ。
さすが皇女さまだね!上等のくつとソックスがマリーのかわいいおみ足によく似合うよ。
かわいい足だなぁ・・・マリーはくつを見てると思ってるんだろうけど・・・・・・・・・・
へ??・・・そ、そんなにへんな顔してたかい?
べ、別に――、くつが欲しいわけじゃないよ。これはホント。うん。ウソは言ってない・・・。
ははは!小さい子には本当に甘いよなぁ、海晴姉は。ホタは・・・しっかり者なのはいいんだけど、たまに鋭いよね。最後には買ってくれたから良いけど。
それにしても、お約束いっぱいしたんだね?そんなにいっぱいしちゃって、ちゃんと守れるのかな?なんか、もう、いくつか忘れちゃってるみたいだし・・・・。マリーが忘れても、ホタはちゃんと覚えてるよ、たぶん。
・・・・・・でも、まぁ――、おくつを大事にするってのさえ守れたら、お兄ちゃんは、少しはかばってあげてもいいかな?だから、これだけは、絶対に守ってね。
ありがとね。マリー。でも、そんなことしたら、・・・マリーが守らなくちゃいけないお約束が山のようになっちゃうよ。それにね、お兄ちゃんは、何も買ってくれなくても守らなくちゃいけないお約束が、もうたくさんあるからね。うん。気持ちだけもらっておくね。
へぇー、そうなんだ。女の子はそういうこと、いろいろ知ってるね。
え!?・・・・・そ、そう・・なんだ?・・も、もちろん、知ってるよ。ずっと考えてた。
本当にかわいいね、マリーのおくつ。痛っ!・・・・・・・じょ、冗談だってば!本当に踏まないの!・・・・まぁ、そんなに痛くはないけど。
・・・そのままでも十分カワイイけど、おしゃれしてるともっとカワイイよ、僕のマリー。え?今度は声が小さい?・・・踏んづけるのはいいけど・・・マリーのかわいいおぱんch・・・・いや、なんでもないよ。
すぅーーっ――――
{\Huge おしゃれしてるキミは世界一カワイイよーー、僕のマリーーー!}
マリーちゃんかわいい!
マリーがかわいい靴を履いたらただでさえかわいいあんよがさらにかわいくなっちゃうね
………
…ハッ!
よ、よだれ出そうだった?
いや、少し眠かったものでね。
…ん?ああ、新しい靴かい?
よく似合ってるね。
…また約束事の多いことで……
そういうのって事あるたびにチクチク言われるんだよねぇ…
いや、頼むときはちゃんと自分で頼むさ。
……で、なんでさっきから足踏んでるのかな?
褒め方が下手過ぎ?
…まあ確かにさっきのは駄目だろうなぁ。
えー…と……
―――綺麗だよマリー。靴も似合っていて、とても素敵だ…
…こ、これで限界でふ………
…………ま、まだ足りないと申すか?!
いやちょと痛い痛いイタタタタ…
真璃は靴より綺麗だな、うん。
ふふふ…
不肖フェルゼン、靴を新調するのにわざわざおねだりする必要はなーい!のである。
何故なら、欲しい靴は自分で買うか周りから「買い替えなさい」と言われるまで
ずっと履き続けるからな。
靴がおしゃれに大事なものだと思うなら、小さくなるまで履いていたくなる靴を
見つける事も大事なんだよ。靴を買うお金で他の物を買えるしね。
そして、そんな大事な物で人を踏ん付けるんじゃっ、っっ痛゛ぁぁああ゛あぁ゛ああ゛!!!!
自分を靴なんかと比べるなってぇ!?
新しい靴もマリーによく似合っててすごくかわいいよ。
今までの靴も似合ってはいるんだけど、なんというか輝きが違うね!
この輝きはまるでマリー・アントワネットが王妃に即位した時と同じ輝き…
いや、それすらも超えているっ…!
今のマリーならどんな革命でも覆せる、そんな気がするよ!
ど、どうかな?
…え?全然褒め言葉になってない?
むぅ…ことばおじさんに習ったとおりに褒めたんだが…何がいけなかったのだろうか…
えっ、褒め言葉は習うものじゃない?
た、確かにマリーの言うとおりだ…
でもねマリー、社会で生きていくためには習わなければいけない褒め言葉もあるわけで…
ごめんなさい。フェルゼンが間違ってました。
罰として思いっきり踏んづ…早い!踏むの早いよマリー!
ああ!
もっと踏んでくださいまし!踏んでくださいまし!
ピカピカの赤いくつで一踏み。
レースの刺繍入りソックスで一踏み。
そして素足で一踏み。
計3回でワンモワセッ!!
でも言えません。
踏まれたいがためにワザと「似合わないよ」言うなんて口が裂けても言えません!
なぜなら私はフェルゼンだからです!
いくら私欲を満たすために姫を侮辱なんて出来ませんよ。
でも――踏んで欲しい。
乙女心とフェルゼン心は秋の空みたいにコロコロ変わる難しい気性なのです。
あ、でもこれだけは言わせて!
お約束の時だけ言うこと聞くのはいけません。
常にホタとのお約束を心がけておけば、更に素敵なレディに変身されるでしょう。
むむむ――もう素敵なレディですか!?
なんとも……いやはや。
そのとおりでございます。
新しい靴、マリーにとても良く似合ってるよ
それに――嬉しいって気持ちでキラキラしてるから
マリーの可愛さも百倍だね!今日はいつもに増して綺麗だよ
と、これぐらいで満足してくれたかな?
フフ、靴に合わせて顔まで赤くしちゃって――
そんなマリーも可愛いよ笙・
新しい靴、とてもよく似合ってるよ真璃
まだ幼…うら若きリトルレディであらせられる真璃は
身も心も日を追うごとに成長していくのでしょう。
いつの日か靴が小さくなって履けなくなる前に
どこかに遊びに行って皆に見せつけてあげないと。
うん、ホントに可愛くてキレイな靴だね。
え、そんなに物欲しそうな目してたかな?
いやね、別に羨ましいワケじゃなくて――
ただとっても似合ってたから見とれちゃって、さ。
そっか、ホタはさすがだなぁ。
いつもは優しいお姉さんだけど、そういう所はちゃんとしっかりしてるんだもんなぁ・・・
あぁ、ゴメンゴメン、思わず感心しちゃって――
それじゃ、マリーもちゃんと約束守らないとね。
ホタがマリーを信じて買ってくれたんだもん、約束破ったらホタも悲しいだろうし――
あ、別に言わなくても分かってる?
ふふ、それは失礼致しました。
えっと、それじゃあ――
綺麗なマリーにピカピカの靴はとってもお似合いだよ。
マリーの可愛らしさを存分に引き立てて――
うーん、こういうのは苦手だなぁ・・・
――え?踏むの!?や・・・優しくしてね(ドキドキ
あらら…俺ってばそんなによだれたらしてた?
うーん…きっと真璃があまりにもかわいくて食べたくなったのかな…
ああっ、ごめん。冗談だから踏むのは勘弁して。
それはそれとして、蛍って記憶力あるんだな…
まあ、真璃も約束を忘れないようにな。
あ、それとその靴、真璃にとっても似合ってるよ。
…ごめん、俺ではこんな言葉しか出てこない。
…じゃ、じゃあ。
(…そう言い残すと、兄はその場から逃げだした…)
靴、か。
まずは足元を磐石に……戦の基本だな。
足元が安定すれば、自ずと全体のバランスも取りやすくなる。
おっと、そういう話ではないか。これがな。
だが、まぁ、成る程な。新しい靴を買ってもらうにそれ程苦労をしたか。
分からないではない。これだけの大人数。しかも、俺にはよく分からないが女の子はオシャレが大事なのだろう?
真璃は特にだ。高貴なる身分の生まれ変わりなのだから。前世に劣らぬほど高い振る舞いを見につける必要がある。
故にだ。仮令正月に新しい物を買ってもらっていたとしても、更なる真価を求めるのだろう?
フッ……まぁ、俺も新しい物は欲しいかもしれんが、今はこれで満足してるさ。一応な。
だが、必要になったときは、お前の力頼りにさせてもらう。
では、その靴は真璃が纏う高貴なる気配に負けず劣らずに輝いていて、質も肌触りもよく、履いたものの気品の格の高さを表しているが、決して自己主張をしすぎず、履いている者の付属物に徹している。
しかしながら市井に埋もれたその一品を探し出すには相当な心眼が必要とされるはず。それを努力惜しむことなく見つけ出し、また、更なる努力を惜しむことなく手に入れた真璃は正に上に立つ者の見本となり、更には、応報として手に入れたその靴を履く事によって、その器量よしが更なる高次元へと昇華されている。
今の真璃は同窓生の誰よりも輝いており、そしてそれを外で殊更に吹聴しない所が高貴なる振る舞い。noblesse obligeを実践している。
……上手くは纏められんな。だが、靴を褒めていること、真璃を褒めていることが伝われば良いがな。
ははは、そうかあ、蛍がかあ。そうだねえ、海晴姉ちゃんは、こういうときはアテにならないからねえ。
なるほど、よかったじゃん。
大事にしたほうがいいよ。とってもよく似合ってるからさ。
手伝いとか行儀とかいろいろ約束してでも買ってもらってよかったな、って思えるようにしないとね。
大丈夫だよ。そんな大切なマリーの靴をフェルゼン取ったりしないぜ?キレイな赤い靴を履きこなせるのは、やはりキレイなマリーだけだから。
…なんてどうよ??思いつきだけど…。
おっと、そんなに物欲しそうな顔をしてたかな?いけないいけない。
でも、靴に見惚れてたんじゃないよ。どんなに可愛くても、服飾品は結局引き立て役だからね。
真璃が苦労して買ってもらえたその靴……確かに可愛いけど、真璃が履いてるから尚更そう見えるんじゃないかな。
一緒にお願いしてくれるのは嬉しいけど、私は真璃と違ってそんなにたくさんの約束事は守れそうに無いからなあ。
それに、自分の靴を気にするよりは真璃にその靴と合うような服でも買ってあげたいし。
お洒落は足元からって言うし、一理あるね。
でも……どんなに可愛い靴も、綺麗な服も、真璃の愛らしさには霞んじゃうな。
…舐めジュルいや、ボクもクツ新調するかぁ…傷だらけだわ。
うむ、ホタとかハルとか…ねぇ…朗らかに譲らないのよね〜(笑)。
もっとちゃんと手入れするから!って言ったら大丈夫かなぁ?
…うう、ヘタレだぁ(^^;
ステキなクツだね〜、いいなぁ。ピカピカ…
踏んづけられるのと蹴られるのドッチがいいかな(笑)
新しい物ってなんかいいよな・・・新品って響きがいいもんな
よだれを垂らすって・・・どんな子供だよ俺は・・・
まさか――氷柱や麗にのみならず、幼稚園児のマリーにまで馬鹿と言われるとは・・・俺もヤキが回ったか・・・?
へえ、ホタって結構記憶力いいんだな…!さすがのマリーもホタには頭が上がらない・・・か?
ふふふ・・・なんだか面白いな。
改めてホタの、凄さの片鱗を垣間見た気がするな
そうだぞ、マリー。物は大切にしないと、な!
すぐに壊す様な人間にだけはなるなよ?
え?いや・・・欲しい靴があるなら自分で買うし・・・幼稚園児同伴で物を頼みに行く兄って・・・もの凄く情けないだろ・・・勘弁してくれ・・・
ああ・・・気が利かないですまんな・・・褒め言葉の一つも言えないとはな・・・
似合ってるぞ、マリー。可愛いな。
真に美しい女性は、何を着飾っても似合うものだな。