2008年4月 8日アーカイブ

昨日から、本当に――
よく降る雨だな。

春なのに外に出られなくて――つまらなくて困るよ。

たまに、雷が鳴ったりすると――
小さな子たちはおびえているみたいだし。

ゆうべも――

けっこうな夜更けに
虹子やさくらやマリーが連れ立ってかけてきて――。

部屋のドアを開けるやいなや、
泣きながら私のベッドに潜り込んできたんだ。

こっちがびっくりするほど、ひどく泣きべそをかいてて――
顔中涙だらけ。
ただの雷なのに。
あんなに泣くことないのに――
な。
オマエもそう思うだろ?

さくらなんて小さなパンダみたいに丸まって
私の体にぴったりくっついて、ブルブルブルブルって――

ウフフ

どうにもかわいらしくて――
笑ってしまうのをこらえるのが大変だった。

でも、こんなことがあると、

思い出すな。

まだ――私が、
さくらやマリーくらい小さかった頃のこと。

あの頃、私は春風と蛍と同室で――
蛍は小さな頃からのんきな子で意外と動じないのに――
春風はもう、今のさくらなんかと比べても、
あきれるくらいの怖がりで――
なにかというとすぐにべそべそ泣いてた。

なんていうか、すごく――
――かわいかったよ。
1つ年上のお姉さんのはずなのに、
なんか頼りなくってさ。

だから雷なんて鳴ると――もう大変なんだ。
パジャマの上にお気に入りのピンクのガウンをしっかり着てさ、
いつでも逃げ出せるようにって――
大切なぬいぐるみを抱えながら、
隣のベッドの私と蛍の手をしっかり握って寝ていたな。

でも、結局恐くてなかなか眠れなくて――
「ヒカルちゃん! 蛍ちゃん! 
大丈夫よ、春風がついてるからね!
これから――
みはるお姉ちゃまたちのところにヒナンしましょっ!」
って――。

そう言ってぐいぐい私を引っ張る春風の手の方が
こわさにブルブル震えてて――

結局みんな――海晴姉と霙姉と春風と蛍と――
くっついていっしょに眠ったっけ。
小さな狭い子供用のベッドに5人も入って
ぎゅう詰めになってさ――
氷柱はまだまだちっちゃな赤ちゃんだった。

あれから――もう10年以上もたつんだな。

春の雷の夜に生まれた立夏の誕生日。

春雷を聞いて――もうすぐ夏だと思った私たちも、
ずいぶん小さな子供だったな――

立夏、お誕生日おめでとう。
今年は――優しいお兄ちゃんが一緒で、良かったな。

最近の日誌

カレンダー

購読する このブログを購読

※掲載されたコメントは、電撃G'smagazine、単行本および当HP内の企画ページなどに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。