19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
桜の花が満開になってきましたね。
とてもとてもきれい――。
とくに――
桜の花びらがちらちらと――
春の優しい風に吹かれて
ときどき、舞い降りてくるのを見ていると――
あんまり嬉しくてドキドキして――
なんだか胸の奥がふんわりします。
桜の花びらって――
なんだか空から降ってくる贈り物みたいな気がするんです。
すごく綺麗なうすもも色の小さな雲が――
空から降ってくるみたい。
私の名前は「小雨」で――
ちょっぴりさみしい感じですけど、
でも――
小さな雨も、見方によってはこんな風に綺麗なのかもしれないなって――
そんな風に思って。
あっ、あはははは――
ちょっと言い過ぎですよね、
小雨、図々しいこと言っちゃいました――
やだ、どうしよう――
……
でも――。
でもね、お兄ちゃん。
私、聞いたことあるんです。
小雨の名前はね――
控えめで柔らかで、ほんのり温かい、
決して人を傷つけることのないような。
いつも優しい恵みの雨になるようにって――
つけてくれた名前なんですって。
だから桜の花を見ると思うんです。
きっと、本当の小雨は
こんな風なのかなって――
そう思うんです。
小雨もこんな風に優しくて華やかで――
人を幸せにする人になりたい。
今の小雨はまだまだですけれど――
でも、いつかそう――なれたらいいな。
お兄ちゃん、小雨がそんな風になれるまで――
どうか待っていて下さいね
コメント(67)
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
※掲載されたコメントは、電撃G'smagazine、単行本および当HP内の企画ページなどに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。
さくらも舞う時期
この春の小雨は気持ちいいよね
長居しちゃうと風邪引いちゃうけど―――
小雨はまだまだ成長盛りなんだから
急がずのんびりと―――
僕は待ってるからね♥
はい!ネガティブ禁止!
そこで引いちゃ駄目だから押していこうよ!
お兄ちゃん待ってるから!でも出来るだけ急いでね!
満開の桜!!
何て綺麗な――
なるほど、素敵な由来だね。
今でも充分、小雨ちゃんは僕たち家族にとっての
優しい恵みの雨になっていると思うよ。
小雨ならきっとなれるさ
俺が保障するよ!
そっかー、
小雨の名前にはそんなに優しい意味が込められていたんだね
桜の花びらは
とても優しい色をしていて、
僕らを暖かく包んでくれる
でも、
その花びらをつける桜の木はとてもたくましくて
優しい心の中にはしっかりと芯が通ってるんだ
小雨も、そんな優しくて強い女性になるのかな
きっとステキな女性になれるね
うん、楽しみにしてるよ
なるほど、小雨の名前にはそういう理由があったんだね。
やっぱりママが考えたのかな――それとも、まさか海晴姉さん?
大丈夫、小雨だったら素敵な大人になれるよ。
少なくとも――僕は小雨がいてくれて幸せさ!
小雨は今のままでも優しくて素敵だよ。
もっと自分に自信を持てば小雨の理想の女性に近づけるんじゃないかな?
よし、なら手っ取り早く見た目から変えてみようか。
まずは三つ編みを解いて―――
って小雨結構クセッ毛だね。三つ編みからピョンって出てるからうすうすそうじゃないかって思ってたけど…
ま、まあゆっくりやっていけばいいさ。お兄ちゃんずっと待ってるからね。
へぇ名前の由来にそんなことがあったんだね。
恵みの雨かぁ…
万物に慈悲を与える無くてはならないもの。
小雨も将来そんな誰からも好かれるステキな女性になれると思う!
いや思うんじゃなくて絶対になれるさ!
お兄ちゃん……待ってるからな!!
誰も傷つけない、人を幸せにする人になる、だなんて小雨は良い夢を持ってるね。
その夢を諦めずに頑張れば小雨ならきっとなれると思う。
でも、お兄ちゃんは日々小雨から幸せをもらってるから…もうそお願いは半分ぐらい叶ってるかもね!
ああ、桜が満開で綺麗だな
ひらひら舞う姿も美しい…
だが小雨、おまえも綺麗だぞ
ひらひらスカートが舞う様は美しい
思わずかがんで覗いてしまったくらいさ!
はっはっは!!
パン!ツー!マル!見え!
ってか!!
コホン…口が滑った…
………お姉ちゃんたちにはナイショね?
後生だから…
とまあそれは置いといて
小雨は今でも十分魅力的な子だよ、ホントに
名前の由来通り、
控えめで柔らかで、ほんのり温かい、
決して人を傷つけることのないような…
そんな…素敵な子だ
それでも小雨自身がまだ満足してないっていうなら
俺は待つよ
…ん?
でもこれ以上魅力的になったら
悪い虫がつくんじゃ…
わーー!!
だめだだめだー!!
お兄ちゃんは許しませんからねーー!!
小雨は俺だけのものだいっ!!
それっ!!メガネとった!!
ふふふ…
さあ、返してほしくば
「お兄ちゃん大好き笙・」と言いキスをするんだ!!
あ、やめて…
ごめんなさい…
パンツ見たことは言いつけないで…
コサメさん、言うまでもねえことだが雨ってのは農家にとっちゃ必要なもんだ、それは家族にとってのコサメさんにも言えることなんじゃねえかな
・・・恥ずかしいセリフ禁止!
桜もいいがよジャガイモの花もいいもんだ、初夏に白から薄ピンクの小さな花が咲くんだぜ
見かけによらずオレはセンチメンタルな方なんだ、だからその花に見ると、ああまた年取ったなと・・・いや、オレはまだ若えはずだ!青春に期限なんてない、探究心に年齢は関係ないって朝っぱらから歌ってたしな!
コサメさん、オレはもう十分ハッピーだぜ?何たって今年は素敵なファミリーが出来たからよ!えへへ
舞い落ちる桜吹雪は綺麗だよね。
つい、ほけーっと見入っちゃって、前方不注意になったりして危ないんだけども。
小雨、って言葉、さびしいかなあ?
俺は好きだけど。柔らかくて儚くて、とても優しい感じで。
小雨にぴったりの、素敵な言葉だよ。
うん、だから大丈夫。安心して、ゆっくり大人になりなさい。
お兄ちゃんはいつまでも小雨のそばで見守ってるから。
おっと名前忘れちまった
早くもエイプリルフールだぜ
開けてビックリ玉手箱っと!
日記がピンクに!桜舞い散る、花粉舞い散る。風流よのう。
花より団子? Non. 花も団子も頂くわ♪
美味しいよね、サクラモチ。
小雨は人を幸せにする恵みの雨になりたいのか。 ・・・でかい夢な。
きっとなれるさ。 名は体を表すと言うし、有言実行DOしちゃいなYO。
ところで小雨と霧雨って違うのかね?
★後志神威です。
訪れてビックリ!春色モードのべびプリ日記だね。
小雨ちゃん、段々と春めいてきて、沿線の桜の名所も6・7分咲きと言った所かな?
名前の「小雨」って結構風流だと思う。
僕の主観だけどね…
小雨だったら何とかなる。傘もいらないし、そんなに濡れる事もないし…優しい雨みたいな気がする。
小雨ちゃんならたくさんの人を癒す事の出来る素敵な女の子になれると思うよ。
神威お兄ちゃんが保障します。
将来の夢がお医者さんの小雨ちゃん…
心に優しい”小雨”が降りますように…
それでは、また。
小雨ちゃんの名前にはそういう由来があったんだね。
お兄ちゃんも素敵な名前だと思うよ。
小雨ちゃんならきっと名前に負けないくらい素敵な人になれるよ。
お兄ちゃんも小雨ちゃんの自慢のお兄さんになれるように努力するからさ、一緒に頑張ろうね笙・
小雨が言うほど小雨という名前は悪くないと思うな。
これからの時期小雨が降るたびに草木の芽が出て
緑が深くなっていくんだから本当に恵みをもたらす優しい雨だと思うよ。
今でも小雨は人を傷つけないとても優しい子だから
きっと大きくなったら優しくて華やかで人を幸せにする人になれると思うな。
お兄ちゃん素敵になった小雨を楽しみに待ってるからね。
小雨みたいな雨なら嵐だってかまわないよ!
おおう、綺麗だなあ
ちょっとびっくりしたよ
自分の名前ってやつは、自分のものなのにどうしたって
自分では決められない
難儀なことだね
しかも生涯、他人に与えられたその名前と共に
生きて行かなければいけないわけだ
どうしたって好き嫌いも出てくる
実際俺も自分の名前が大嫌いだった
今は「ちょっと嫌い」レベルに落ち着いたけどね
名前に相応しい人間になって欲しい
それはただの命名者のエゴだ
でも、名前に相応しい人間になりたいと思うこと
それもまた本人の自由だ
自分の名前と、自分と
どう折り合いをつけていくのか
ゆっくりと考えていけばいい
文字通り、一生の付き合いなんだからな
小雨は名づけ親の思ったとおり、とても優しく育っていると思うよ。
だからこそ、小雨と過ごす時間はとても穏やかな気分でいられるんだ。
きっといつか「本当の小雨」を一緒に見ようね。
そのときは僕も自然に家族に溶け込んでいたいな。
いつかなれたらいいね
いや大丈夫、いつかきっとなれるさ
小雨はこんなに優しい子なんだから
大丈夫
なりたい自分をちゃんとわかっているならなれるよ
諦めずにがんばっていこう
僕も僕の目指す自分に少しでも近づけるように頑張るから
だから一緒に歩いていこう
一人じゃ挫けそうな時も一緒なら頑張れるはずだから
並木桜がとても綺麗に咲いて、まるで桜のトンネルをくぐってるような気分になるよ
空からの贈り物か・・・なんだか小雨もとっても詩的だね
春って言うのは心穏やかになる季節だよね、舞い散る桜を見ながら春の陽気に当たっているととても心が穏やかになる
そんなことないさ、霧のような小雨がサーっと振ってきて、月の光でライトアップされた桜はとても美しい
桜にアクセントをあたえ、より美しくする小雨はすごいと思うよ?
だから小雨ももう少し自分に自信を持ってみてもいいと思うなぁ
そうかぁ・・・小雨って名前にはそんな意味があったのか
今でも十分すばらしいけど、小雨もきっとその由来のようなステキな女の子になれると思う、なんたってお兄ちゃんのお墨付き!
待っててあげるけどお兄ちゃんあんまり辛抱強くないから・・・
待ちきれなくって辛抱たまらなくなっちゃうぜ笙・
桜の季節に小雨が満開。
なんかいきなり春になったような気がするね。
小雨はかわいい名前だと思ったけど
そんな意味があったんだね。
今でもなかなかいいせん行ってると思うよ。
僕の名前は地球を守るようにって意味らしいけど
フロンガスの入ったスプレーを使わないとか
そういうことしかできてないんだ。
小雨もきっと、やさしくて……華やかで…
華やか?
ああ、いやいや。元がいいんだから華やかにもなるよ。
人を幸せにする人になれるよ。
ボクも今日出かけた先で桜を眺める機会があったよ。
桜の花が散る様を雲のようだとたとえたけど、ボクには咲き誇る満開の桜もまた雲のように見えたんだ。
舞い散る桜の花弁が贈り物だというのなら、咲き誇る桜はさしずめ宝の山――
――あぁあまり綺麗な表現じゃないな
ボクには小雨みたいな綺麗な表現は出来ないや。
――うん、待っているよ。小雨が自分に自信を持てるその日まで。
きっと、そう時間のかかることじゃないさ。
だって小雨には少しの自信が足りないだけで、優しさならもう十分持っているんだから――
んーお兄ちゃんは小雨のことすきだよ?
雨に濡れた草木はしっとりとした匂いがして、風流・・・とまでは言わないけど晴れの日とは違った雰囲気に楽しくなるもの
それに六月の雨ほど激しくもなく、二月の雨ほど冷たくも無いいし・・・小雨は本当に優しい恵みの雨だね
大丈夫、小雨ならきっとそうなれるよ・・・もしかしたらすでに少しなりかけているかも、ね?
・・・だからって調子に乗っちゃダメダヨー?(からかい口調で
ホント桜を観ているとなんだか落ち着くよね
でも桜より小雨を見ているほうが僕は幸せになれるな。
そうだな、そろそろ桜の季節になったね
兄は今日も桜を見に行ってきたところだよ、こう見えても桜の風景は好きなものでな、毎年この季節になるとみにいくのだよ
みんなの名前も好きだけど、小雨ってそういう由来があったんだね、今の小雨のちょうどいいではないか、もちろん兄はいつでもいつまでも小雨のことを見守っているぞ
今度は一緒に夜桜でもいこうな
人も大地も優しく潤してくれる優しい雨。小雨にはそんな意味が込められているんだね。
特に今の季節は『春雨』といって優しく降る雨が多いからね。
小雨を表すのにぴったりなのかもしれない。
そうだ、今度は優しい桜の降り注ぐ中で写真を撮ろう。
本当の雨だと体を冷やしちゃうけど花弁の雨ならきっと平気だしね。
もう桜も満開かあ。今週末にでも家族みんなでお花見にでも行きたいね。
桜もそろそろ満開だね。
散っちゃう前にお花見に行っとくべきかな……?
いつも散歩で通る桜並木も、
今ものすごい桜吹雪だもんな。
あの中を歩いてると、桜色の海を漂ってるような、
そんな錯覚を覚える時があるよ。
元々小雨って……あ、天気の方の話だけど。
あんまり天気が崩れない時の方が多いだろ?
だから通り雨とか天気雨が多いんだよね。
春のこの時期は特に多いから、
よく晴れた青空から静かに降ってくる雨は
なんだかとても優しいような、そんなイメージがする。
小雨の名前の意味は初めて聞いたけど、
今の小雨にもぴったりじゃないか。
控えめで柔らかで、誰も傷つけない……
うん、小雨の名前はまさに「名は体を現す」だね。
いつか……そう遠くないうちに、
小雨はきっと、今よりもずっと名前に相応しい、
優しさと幸せに溢れた、そんな子になるよ。
なんとなくだけど、俺はそうなるって信じてる。
でも、急いじゃ駄目だぞ?
ゆっくり、一歩ずつでいいんだ。
自分の歩幅で歩いていく事、それが大事だからね。
それまで、俺は楽しみに待ってるからさ。
そうかな?小雨って名前俺は好きだけどな
柔らかくて儚くて・・・
何よりあの小雨の匂いが好きだよ
地面や草木を優しく洗ってくれてるみたいで
気持ちいい感じがしない?
それにこっちの小雨は優しくて健気な女の子だし
これからどんどん綺麗な女の人になってくよ名前みたいにね
まぁちょっとドジだけど…
そこが可愛いしね
ふと思ったけど小雨は保母さんとか似合いそうだね
恵みの雨になることは、決して簡単ではないだろうけれど、そうなりたいな、という気持ちを持ち続けることが出来たら、多分、大丈夫だと思うよ。小雨ちゃんのなりたい小雨ちゃんになれますように。
そうだね
もうさくらの季節だね
でもさくらはすぐウルウル涙で小雨降らせてるけどね
小雨は桜のようにやさしく
さくらは小雨でうるうる
反対さんだね
ちなみに
お兄ちゃんの窓からは雪が見えます
March winds and April showers bring forth May flowers――
って言葉を知ってるかい?
「三月の風と四月の雨が、五月の花をつれてくる」
という、英語のことわざなんだ。
小雨が思うほど、雨は寂しいものじゃないよ。
だって、五月の花は――すごく、きれいなんだもの。
小雨の、誰かを幸せにしたいと思う気持ち。
それが、本当の“優しい”雨なんだよ。
だから俺も、小雨が誰かを幸せにできるまで――
小雨の傍にいさせてほしい。
小雨を優しく包み込む、三月の風になりたいんだ。
小雨が誰かを幸せにして、俺が小雨を幸せにする。
だから俺達は、ずっと一緒だ――。
小雨はそんな風になりたかったのか――
優しく華やかで人を幸せに――
確かにお医者さんはそんな感じだよね。
小雨は大きくなったら大雨にでもなっちゃうのかとおもったよ
はははは――
大雨はね――
激しくそして荒々しく
その勢いで洗い流して
後には栄養たっぷりな土を
残してくれるんだ。
僕のお医者さんのイメージはこっちかな
難病や緊急な怪我に立ち向かう人たち――
ちょっとしゅじゅちゅい……手術医の
影響たっぷりだね。
小雨がなりたいのは”まちのお医者さん”な感じだよね。
うん――
似合ってるんじゃないかな?小雨に――
なれるさ。
だって小雨はこんなに優しくて控えめで
こんなにぷにぷに柔らかくてほんのりで
僕は幸せさ――
ちょっと体温上がってきたぞ?
熱か?
桜見るからって
外にずっといちゃだめだよ。
小雨の名前にはそんな由来があったんだ。
とっても素敵な名前だね。
小雨ならきっと、優しい笑顔でみんなを癒せるような、そんなお医者さんになれるよ。
ところで、日記帳が新しくなったんだね。
春らしくて良いんじゃないかな?
小雨の名前は優しい感じがして、素敵な名前だと僕は思うな。
小雨は今も魅力十分だと思うけど、小雨の理想の女の子になるまで僕は待ってるからね。
うむ…
桜吹雪ってのは見ているだけで行楽気分になってくるな。
残念ながら俺は今年に入ってから桜の花を見ていない。東京はもう咲いているらしいが…
今度連休をもらったから東京遠征にでもいってみるか。
小雨………うーん小雨か。
お日様が出ると鳥は飛ぶ。蝶は舞う。蛙は池に潜みカタツムリは殻に篭る。
大雨が降ると鳥も蝶も身を隠し、蛙は鳴き、カタツムリは壁を這う。
雨が降っても晴れになっても隠れてしまう動物が多い中、小雨だけだぜ?すべての動物が出てこれるのは。それだけ皆から苦に思われていないってこった。
フフン、かなりイタイことを言ってしまったな。まあ兄がこれだけ恥かしい話をしたんだ。ネガティブにならず、頑張れ。
その気持ちを忘れなければ、きっと素敵な女性になれますよ。
もっとも、今でも充分名前負けしていませんけれど。
だいじょぶだいじょぶ、図々しくなんかないって。
自分の名前なんだもん、そんくらい胸張って言う位が丁度いいよ。
――それにな、俺は思うんだ。
名前には『力』みたいなものがある、って。
なんていうのかな、名前っていうのは自分が自分である証、自分がそういう者であるっていうもんだからさ。
だから、小雨のその名前が、そういう願いで付けられたものなら、きっとそうなれる。
そんな、優しい雨みたいな優しい人に。
・・・って、なんかよく分かんないこと言っちゃったな。スマン。
ま、とにかく、小雨なら大丈夫。
いつかきっと、名前の通りの優しい人になれるって。
――俺も、楽しみにしてるからさ。
もう三月下旬だもんな。すっかり忘れてたけど、そんな季節か。
気付いたら大量に花弁が散ってたり、緑色の物が見え始めたりして
空しい気分になってたな。有難う気付かせてくれて。
それにしても、優しくて華やかで人を幸せにする人になったら何してくれるんだい?
やっぱり、秘密か?
柔らかく、優しい雨。それが小雨、だろ?
桜の鮮やかさにも負けぬよさがある。
気ぃそんなに張るなよ。じっくり待ってやるからさ。
きっと、お前がなりたいお前になれるよ。
本当に……
昨日までは、まだまだ小さな蕾もあったのに、
こんなに一斉に開花するなんて思わなかったよ。
何だか家の中まで、今まで以上に華やかになったみたいだ。
桜の花弁がひらひら舞っているのを見ると優しい気持ちになれるよね。
もしかしたら本当に空からの贈り物かも知れないよ?
ふふ、日記の間にも一枚挟まってた。
曇り空から降ってくる雨は少し寂しい気がするけど、
雲の隙間から差し込んだ光に照らされた時は本当に綺麗なんだ。
透き通った雨が、きらきら金色に輝いていて……
それこそ、空から降ってくる贈り物みたいで。
柔らかくて優しい……
小雨の名前には、そんな願いが込められていたんだね。
小雨は「まだまだ」なんて言うけれど、
僕は小雨と話をすると温かい気持ちになれるよ。
だから、大人になっても今のままの優しい気持ちを
大事にしていてくれると嬉しいな。
小雨の名前ってそんな意味があったんだ。
ごめんね。そんな素敵な意味があることを知らないで、お兄ちゃん心の中で小雨ムーチョって呼んでた。
なんだかベサメムーチョに似てる感じがして……。
意味は全然わからないんだけどね。
「春雨じゃ、濡れてまいろう」
なんて言うよね
春先の、ちょっとした雨は風情があるものだよ
それに、桜の花には意外と曇り空が似合ったりするものだよ
桜の花びらが舞い散るのと一緒に
しとしと降る雨なんて、なかなか雰囲気があると思わない?
小雨もきっと、こんな風に素敵な女性になるって僕は思うな
でも、いまの小雨だって、十分素敵だけどね?
小雨はもう俺を幸せにしてくれてるよ
ところでスプリングとスプリンクラーって似てるよね
え、つまんないって?
うん、人を幸せにするのは難しいな!
なんだか桜が舞ってると…無力感がするなぁ…。
ワクワクしつつも、いつもなんにもできなかった自分…
ステキな時間はすぐに過ぎてしまって…って、
ヒカルな気分になってしまった(笑)。
実や葉を落とさず、土地を荒らさず…恵みの雨。
「小雨」か…。情があるってことだね、きっと。良い名前だと思うよ。
桜もよく見るようになってきた。
舞う花びらなど見ると、わけもなくウキウキしてくるな…。
こんなときは、小雨みたいな想像力がうらやましい。だって、桜の雲なんて、ステキじゃない。そう言う想像を出来る小雨は、優しい子だよ。
初めて小雨を知った時からその印象は変わらないな。
ちょっぴりおとなしいかもしれないけど、そのぶん、穏やかで優しい…まさに小雨と言う名前通りの。
おお、こうして文字にすると、つくづく良い子みたいだ!名前は、人を引っ張る魔力があるから…。
おれとしては十分今でも名前負けしてないと思うけど、小雨は是非理想の女性を目指して頑張って欲しいな。
おれなら、小雨が納得するまで待ってるよ。
でも、おれも、理想の兄、長男にはなりたいわけで…
そう言うわけで、小雨と一緒に頑張れたら、いいな。
詳しいところは内緒なんだけど
兄ちゃんも実は結構控えめな名前なんだ。
――今、一瞬疑ったね?
それはともかく
地味で漢字も間違えられることの多い名前だけど
長年の愛着もあるし、気に入ってるんだ。
何より、お父さんが姓名判断の本とか引っ張り出して
一生懸命頭をひねってつけてくれた名前だから――。
小雨の名前は誰が付けてくれたのかな?
お母様?
お父様?
それとも――
ふーん。
……そういや、海晴さんに憧れてるとか言ってたね、お前。
いいんじゃねえですかね。
自分の名前をできる限りこじつけんのは、まあ誰でもやることだし。
それで小雨が自分の名前にイエスを言えんなら、気の済むまでひねくり回せばいい。
ところで、俺悪天候が好きなんだよ。
晴れのときより読書に集中できるし、雨垂れの音を聞いてると落ち着くし、なにより、家でダラダラしてても言い訳しなくて済む。
洗濯物溜まってるときはいらつくけど、まあ完璧なものはないしな。
何が言いたいかっつうと、つまりは、俺は小雨の名前が気に入ってるってことだ。
これ以上何か書かせたいなら、このおニューの日記を窓から放り捨てるぞ。
ああ、いつまでも待っているよ
大丈夫だ、私なんかよりぜんぜんいい娘だから
小雨はお兄ちゃんにとってはまさに恵みの雨――命の源だよ。
小雨と出会って一緒に過ごせることに、
どれだけの幸せを感じているか――
うまく言葉にできないのがもどかしい。
本当はもう待つことにも耐えられなくて――
このまま手をとって連れ去りたいくらいだけど。
いつも一生懸命な小雨に負けないように、
お兄ちゃんも頑張るよ。
もう桜が満開!?
……ここんとこ外に出れない状態だからね
周りに桜があるわけでもないから
そういうのにはとことん疎くて…
小降りの雨なんかはボーっと眺めたりはするけどね。
綺麗…かどうかはあんまり気にしてなかったけど。
…なるほど、優しい恵みの雨、ね。
…………
…確かに、まだ少し名前負けしてる、かな?
おっと勘違いしないでおくれ。
意地悪で言ったわけじゃないんだ。
小雨は今でも十分優しい子だけど、
兄としてはもっと優しくて華やかで…
人を幸せにする子になってほしいと思うからね。
…それと、なれたらいいな、じゃなくて
絶対なってみせる!ってくらい強く思っておけば、
小雨ならきっと、自分のなりたい自分になれるはずだから。
俺が保証するよ。
うん。ちゃんと待ってるよ。
……少し、わがままを言わせてもらえば
あんまり待たせないでおくれよ。くらいは…
…大丈夫。遅くなったからって嫌いになんかならないよ。
………待つさ。必ずなってくれるって、信じてるからね。
小雨だったら絶対なれるよ。
そのためなら俺も手伝いを惜しまないからね。
一緒に頑張ろう〜!
小雨の名前にはそんな意味が込められていたのか。
確かに小雨は控えめで柔らかいし、人を傷つけたりしないしな。
それにもう小雨は十分なくらい人を幸せにしてるよ。
小雨の友達や知り合いの人を幸せにしてるかどうかは分からないけど家族が幸せなのは小雨のおかげだと思うんだ。
華やかさはちょっと足りないけど、それはこれから身につけていけばいいわけだし。
もちろんいつまでも待っててあげるよ。
小雨のほうも急いでなろうと思わずに自分のペースでゆっくりとなっていこうな。
人生、急がずあせらず。
桜の花が満開になってきたな、うれしくて心に花が開く季節。
小雨という名前にはそういう意味がこめられていたのか。
小雨ちゃんは心が温かくて優しい恵みの雨のような子だな。
先月の裁縫の日記のように妹たちのいろんなことが書いてある日記っていいと思った。
小雨ちゃんは十分人を幸せにしてると思う、人を幸せにしたいというのをがんばって。
そうだねー、咲き始めたと思ったらもうこんなに花開いちゃって。
今週末辺りはお花見で公園も大変な事になりそうだなぁ――
花びらの雲から降る雨、か。
はは、なかなかステキな表現だね。
うーん、確かに桜の花と比べると華やかな印象はないかもしれないけど――
でも雨だってとっても綺麗だと思うよ?
葉っぱの上に光る雨粒とか、アスファルトの上に絶え間なく現れる水紋とか――
静かに降る雨は喧しい街の空気をいっぺんに落ち着けてくれるし、
夜なら濡れた地面に街の明かりが反射して、綺麗な夜景がもっと綺麗になるし。
そうそう、ヘッドライトに照らされた雨粒や、タイヤが跳ね上げる水飛沫も好きなんだ。迫力あって。
それに――ほら、この綺麗な桜だって雨が降らないとこんな風には咲けないんだから。
大地を優しく包み、草木を育ててくれる空からの恵み。
本当に、綺麗で優しくて大きくて――ステキな名前だよね。
小雨は今でも名前の通り、とっても優しい子だと思うけど――
でも――そうだね。その名前に込められた願いを忘れないでいれば――
きっともっとステキな女の人になれるんじゃないかな?
楽しみに待ってるから、ね。
「名前」か…
そういえば、名前について深く考えた事なんて一度もないな…
思うんだけど、「小雨」ってとてもいい名前だと思うけどな…
降ってるんだけど、なんか優しい感じがするんだってところがなんかいいんだよな。
そう…君の優しさみたいに…
君はまだまだだって言ってたけど、俺からすれば、十分に名前通りの優しい女の子だとおもうけどな…
全く関係ないけど、俺の名前は昔あったゲームにでてきた技の名前だったりするんだよな…
まあ、自分の名前にふさわしくなりたいってのは良い事だと思うぞ。
まあ、お互いに自分の名前を誇れるように頑張ろうな。
胸の奥がふんわり、って良い表現だね
嬉しそうな小雨を見てると
俺の気持ちもふんわりしてくるよ
いやあ、からかってるわけじゃないよ
桜の花びらの表現と言い、
綺麗だからね、つい使ってみたくなっただけ
小雨には詩の才能があるのかもな?
それに、名前のことも
そう謙遜すること無いんじゃないか?
小雨とこうして話してるとき、
俺は結構幸せだぞ?
こんな軽い言い方されても
まだ不安かもだけど、焦る必要は無いよ
大丈夫、小雨は絶対に素敵な人に成る
時間はたっぷり有るからな、楽しみに待ってるよ
小雨・・・・まずは、返事が遅れたことを謝らないといけないね。
実は、お兄ちゃんのこの家に来る前の恩人が大変だって聞いてね。
武道館に行ってたんだ。それで、その準備とか後処理とかしてたら
今になってしまった。本当にすまない!
そうなんだ。小雨は桜をそんな風に思っているんだね。
それにしても、咲いてる花より散っている方が印象強いってのは、小雨らしいなぁ。
散っていく桜に目を付けるのは、実は上級者なんだよ。昔の歌人も詠んだようにね。
それに、散っていく桜は、ハルカゼに吹かれて少しずつ散っていくのが良いよね。
昔、何かの映画で春の演出をしてたんだけど、その時に、桜の花が「これでもか!」ってほど
降ってて、春の息吹っていうか躍動感を出したかったんだろうけど、なんか興ざめしちゃったな。
小雨もそう思ってるだろうけど、一言で「雨」って言うと、確かに寂しいイメージがあるよね。
でも、同じ雨でもホントはいろいろあって、乱暴者の「豪雨」、
とっても冷たい印象のある「時雨」(冬の季語にもなってるね)
そして、ひときわ冷たく、全てが塵に還るんじゃないかと思わせる「ミゾレ」、あっ・・・・・
それじゃあ、「小雨」は?お兄ちゃんが思うに、「潤い」、かなぁ?
大地をしっとり濡らし、生き物に生気を与える。
だから、もっと自信持ってもいいと思うんだけどなぁ。
あと、最後に、桜って確かに華やかであこがれるのかも無理ないけど、この季節って
結構憂鬱になるって人もいるんだよね。その結果、桜自体が憂鬱の対象になる。
一昨日のヒカルもそうだけど、有名人で言えば、小笠原祥子さまって知ってるかな?
あっ、さくら・・・べつにさくらも桜の木もぜんぜんわるくないからね。
桜の花を見てそう思う人がいるっていうだけだから、ね。
まぁ、小雨は、母さまの願う通りに成長できていると思う。
これからどんな風に大きくなっていくか・・・・・楽しみだよ。
ああ
晴れた日の桜もいいけれど、
小雨そぼ降るなかで眺める桜もまた味があるものさ。
そんな風にきれいな心を持ってる小雨、僕は大好きだよ。
僕はいつまでもまってるから、ゆっくりと歩んでおいで。
さて、少し遅れたが、小雨、お前が残した足跡に我が意を記そうか。
桜の花、か。あちらこちらで薄桃色の花弁が開き、目を楽しませてくれるさ。これがな。
散る間際こそ美しいのはそこに真理を見るからか……儚き世の在り様。
だが、薄命を宿命付けられた桜にとっては、永遠こそ憧れるものかもしれん……。散り様を美しいと感じるのはあくまで我らだ。
雨は恵。そうだ。
だが、時として天の意は激し、その力を存分に使い総てを流す激流を生む。
なれど、小雨は、違う。
しと、しと、と降り注ぐ様、微かに水分を含みし空気、霞みがかった景色。雅也。
名は、体を表すさ。これが。だが、名に意味を持たせるのは自分自身。
お前が‘小さな雨も、見方によってはこんな風に綺麗なのかもしれない’と思うなら、そうなのだろう。図々しいなんてことはないさ。これがな。
自らが目指す境地。俺から見ればお前は既に充分‘控えめで柔らかで、ほんのり温かい、決して人を傷つけることのないような。いつも優しい恵みの雨’に見える。
だが、お前が、更なる高みを目指すと言うのなら、それも良いだろう。納得のいく答えは自分自身でしか生み出せない。
俺は、待とう。お前が、納得のいく答えを見つける、その時まで、な。
舞い散る桜を雨の様だと思ったことはあるけど、なるほど確かに穏やかに降る風情は小雨だね。
そう思えば、小雨の名前は凄く優しく、綺麗な名前だ。
正直に言うとさ、小雨の名前はちょっと疑問だったんだ。
でも、そういうことなんだね。
うん、小雨にぴったりの名前だと思うよ。
優しく、命を育む恵みの雨は小雨のことをよく表してる。
照れることないよ。誰でもそう思うさ。
今だって十分。
でも、小雨がもっとを願うなら、いつかその日まで側で待ってるよ。
小雨ちゃんの綴った日記はとても綺麗で、
暖かな陽射しも伝わってくるようです。
僕もその場にいなかったことが、ちょっと残念だけど……。
降り注ぐ桜の花びらを浴びる小雨ちゃんは、その一瞬を止めたくなるほど
素敵だったに違いないでしょうから。
今日、お兄ちゃんも夕暮れどきの桜を見てきました。
染井吉野の淡い色が、地平線の空の色に溶けこんで
ほとんど見えなくなってしまうような──それは不思議な光景で。
きっとこの世界には僕が知らないだけで、そんな沢山の美しさが
溶けこんでいるのでしょう。
それは桜が降らせる奇跡のような薄紅色の雨だったり。
小雨ちゃんの名前のわけだったり。
少し寂しくて不思議な、だけど物静かな小雨ちゃんらしい響き。
それが、初めて会った頃のあなたの名前の印象でした。
でもすぐに小雨ちゃんの穏やかで優しい心が分かって──
その言葉の意味を聞いた今では、とても素敵な名前だと思えます。
そしてもう今だって、小雨ちゃんには
誰かを幸せにする輝きが溶けこんでいるのではないでしょうか。
なにしろ──こうして確かに、
僕を温かな気持ちにしてくれているのですから。
それはまだ、小雨ちゃんの近くにいないと分からないことかもしれないけど。
やがて大きく、高く。
春の空に舞う桜のように、広がっていくと思うのです。
でも、お兄ちゃんは小雨ちゃんを待ったりはしません。
僕たちは家族で──だから小雨ちゃんが望むなら、
きっと同じ道を同じ歩幅で、お喋りしながら。
ときにお弁当を広げて、歩いて行けると信じているのですから。
そうだ。
試しに今度、お兄ちゃんと一緒に、あの桜並木の小道を歩いてみませんか?
まってるよ