19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
ゆうべから。
こんこんこん――
おせきがでます。
さくらは――きっとお病気なの。
気持ちがわるくて――
こんこんこん。
お話をしようとすると、
一緒におせきがでちゃうから、
あんまりお話できないの。
お風邪かな。
いやだな、お風邪――
お風邪をひくと、さくらは1日中じーっとベッドで
ねんねしてなくちゃいけないの。
幼稚園もお休み。
だから先生のかみしばいもお休み。
おうたも、おすべりも、おままごとも――
みんなみんなおやすみ。
――くすん。
そんなの――
悲しくて――悲しくて。
涙が出ちゃう。
だから――
今日はいい子で早くねんねします。
でも――1人でねんねするのはさみしいから――
お兄ちゃん一緒に来てくれる?
さくらがねるまでおててつないでて
お兄ちゃん――お歌をうたってくれるかな?
さくらの好きなお歌はね――
あめふりくまさんのお歌です
コメント(80)
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
※掲載されたコメントは、電撃G'smagazine、単行本および当HP内の企画ページなどに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。
大丈夫かい、さくら?
うん、お兄ちゃんがずっと手を握っててあげるから
あったかくしてゆっくり寝ようね。
そうだ、子守唄を歌ってあげるよ。
早く元気になろうね。
僕が変わりに紙芝居を…って
僕が変わりじゃダメかな?
それじゃあはじめようか
あれ?さくら風邪?
悪くなると大変だから早くお休みしなくちゃね
大丈夫
明日になればすっかりよくなってるよ
なんせ──
おにいちゃんがついてるんだからね
ほら、て、出して
こうやって手をつないで
早くよくなるように
ゆっくり
おやすみ、さくら
くーまさんくーまさんどうしてそんなにつめがながーいの
それはおまえをたべるためだー
ああごめん、あめりくまさんの歌は良く知らないんだ
ホタあたりなら知ってるのかなあ
さくらが教えてくれるって?
でもムリするとまた咳が出るよ
お兄ちゃんがヴェポラップ塗ってあげるね
うん、ちゃんとご飯食べて寝てればすぐよくなるからね
さくらが寝ちゃうまで一緒にいてあげるよ
ん、あめふりくまさんの歌?
よしよしそれなら元合唱部の俺の歌声を披露してあげようかな
バスだったからすごく低いけどね
ヴォエエー
幼稚園にいけないのは確かにさびしいね。
でもね、
さくらが眠って、お風邪が体から出て行っちゃうまで
お兄ちゃんが手を握って、おうたを歌って、
一緒にいてあげるからね。
だから悲しい顔をしないで、ゆっくりおやすみ。
元気になったら、お兄ちゃんが幼稚園に連れて行ってあげるから…
おや、大丈夫かいさくら
そうだね、今週は熱かったり寒かったり激しかったから
それで体調を崩しちゃったんだね
季節の変わり目だからね
そうだねー、みんなが幼稚園や学校に行ってるとき
ひとりお家で寝てるのはつまらないよね
最初はおうちで寝てられる!ってワクワクするけど
すぐに退屈になっちゃうんだ。
それを考えるとユキは本当に辛いだろうなって思うよ
ユキお姉ちゃんはみんなに心配させまいとそんなこと
滅多に言わないでニコニコしてるけど……
やっぱりさくら達みたいにお外でお友達と
元気いっぱい遊びたいだろうしね
ユキの笑顔を見てると時々胸がチクッってなるよ
う、うん??
さくら、さくらが泣かなくてもいいんだよ
ごめんね、悲しいお話みたいにしちゃってごめんね
ユキお姉ちゃんも早くよくなるといいね
さくらも明日は元気に幼稚園いけるといいね
うん、きっと大丈夫
風邪さんにバイバイするおまじないかけてあげるからね
かぜさんかぜさんとんでいけー おやまのむこうにとんでいけー
はい、これで後はたっぷり寝ればきっと明日は
元気なさくらになれるよ!
晩ご飯を食べたら軽くシャワー浴びて
あったかいうちにおねんねしようね
くまさんのお歌ってどんなのかな?
最初はさくらに教えてもらおうかな
そしたら僕が歌って、それをききながらおねんねだね
夢の中でくまさん、雨に濡れて風邪ひかないように
さくらが傘を渡しといてくれるかな?
ふふ、それじゃあごはんたべようね
おせきが出てて食べづらいかもしれないけど
ちゃんと食べないと、さくらの中の元気が生まれてこないからね
さあちゃんと食べきれるかな?がんばろうね
大丈夫かい?
まだ寒い日が続いてるから気をつけないとね
お兄ちゃんも今の時期は小さい頃はよくお風邪引いてたから
さくらの気持ちはよくわかるよ
大丈夫だよお兄ちゃんがおかゆ作ってあげるし
お薬も飲ましてあげる
だから安心してね
うん良い子だねさくらは
もちろん寝るまでおててつないでてあげるし
お風邪が治るまでなんだってしてあげるよ
ただお歌はちょっと自信ないけど――
でも頑張ってみるよ
それじゃあ歌うね
風邪は引き始めが肝心だからあったかい格好にして
あとはビタミンCと水分だ
それじゃもう寝ようか
でも俺は手汗酷いからずっと握ってるとベタベタしちゃうぞ?
それでもいいのか?
風邪がひどくなったら大変だ
じゃあ、今日だけ特別に一緒に寝ようか
ただしはしゃいだりしないで静かに寝るんだよ
ところで、あめふりくまさんの歌ってどんなの?
風邪!?
それは良くないね。
さくらが寝込むようなことになっちゃったらお兄ちゃんも心配だよ。
風邪は引き始めが肝心って言うからね。
明日は元気に幼稚園にいけるように、今夜のうちに風邪をやっつけちゃおう。
一人が寂しいならさくらが安心して眠れるまで傍にいてあげる。
歌はあんまり上手くはないんだけど……かわいいさくらのためだ。がんばってみるよ。
一晩ぐっすり眠れば風邪なんかすぐに良くなるさ。
今夜はゆっくりとお休み、さくら。
あめふりくまさんか――
こっちはまだゆきんこくまさんだよ。
兄ちゃんは雪国に住むようになって
すっかり風邪引かなくなったけど――
やっぱり乾燥が風邪の一番の原因だと思うよ。
だからたくさん水分とって、よく眠って
早く元気になろうね。さくら
大変じゃぁぁ!!さくらが風邪ひいちょるぅぅ!!ええ・・・っとネギ!焼く!巻く!小青竜湯を調合!半夏、麻黄、乾燥生姜、桂皮・・・ああ!五味子がねぇ!どこに・・・(オロオロ あった!まってろ!今お兄ちゃんが薬を作ってやるからな!(ゴリゴリ
・・・これを!これ飲むんだ!不味いけど我慢するんだぞ!
よしよし、さくらは偉いなぁ・・・あとでマロウティーを入れてあげるからな、のどもバッチリ良くなるはず!
くぅ・・・俺が変わってやれれば・・・皮肉なことに体だけは異常なほど丈夫だからさくらの風邪を代わることができれば感冒ごとき一撃で!
ああ、今日は寂しく退屈な一日だったろうな・・・よしお兄ちゃんがさくらのお願いを何でも聞いてあげような!
え?・・・あめふりくまさんのおうた・・・?
(い、イカン!なんだそれ!?ピチピチギャルギャルアッハンハン笙・のアレなら知っているが・・・参ったな)
よ、よーしお兄ちゃんに任せとけ!
肩で風きるぅ〜熊の道ぃ〜
仁義一筋ぃ〜情けは無用ぅ〜
しとしと雨振りぃ〜 胸で泣いてる月の輪が〜
まるで親の目のよぅ〜 だけど俺はヤクザ熊ぁ〜
カタギに戻れぬ熊なのさ〜
・・・ごめん、違うよね、うん、実は知らないから、勝手に作っちゃった
・・・ご、ごめんよ!ちょっと待ってて!調べてくる!
ええ〜っとあめふり・・・これか!
お待たせさくらでは改めて・・・お山に雨がぁ〜振りましたぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜♪(ホエホエ〜
おやまに あーめが ふりました
あとから あとから ふってきて
ちょろちょろ おがわが できました
いたずら くまのこ かけてきて
そうっと のぞいて みてました
さかなが いるかと みてました
なんにも いないと くまのこは
おみずを ひとくち のみました
おててで すくって のみました
それでも どこかに――
・・・ん、寝ちゃったかな。
さくらちゃんが流す涙は僕がかわりに流してあげる。
さくらちゃんに降る雨には僕が傘になってあげる。
だから今は
ゆっくり――
おやすみ――
―――あたまにはっぱをのせました―――ん、もう寝ちゃったみたいだねさくら。
風邪は引き始めで止めるのが大切だからね、起こさないように、そ〜っと…………これじゃ、動けないか。
でも、僕が手を握ってることでさくらが安心できるなら、安いものだしね。
お休みさくら、良い夢を―――
風邪をひいたら早く暖かくして寝ないとね
大丈夫
ちゃんと休んでればすぐに幼稚園にも行けるからね
さくらが一人で寝るのが寂しければ
お兄ちゃんがずっと一緒にいるから安心していいよ
お歌だって歌ってあげるさ
おやまに あめが ふりました
あとから あとから ふってきて
ちょろちょろ おがわが できました
いたずら くまのこ かけてきて
そうっと のぞいて みてました
さかなが いるかと みてました
なんにも いないと くまのこは
おみずを ひとくち のみました
おててで すくって のみました
それでも どこかに いるようで
もいちど のぞいて みてました
さかなを まちまち みてました
なかなか やまない あめでした
かさでも かぶって いましょうと
あたまに はっぱを のせました
お兄ちゃんのお歌はどうだったかな?
喜んでくれるといいんだけど
さくらの風邪が治るまで
ずっと傍にいるからね
さくら、だいじょうぶ?
おにいちゃんができることならなんでもしてあげるから、いつでもいってごらん。
あめふりくまさん?よし、うたってあげよう。
さくらはちゃんときいててね。いっしょにうたっちゃだめだよ。おかぜがわるくなっちゃうから。
うん、おててもちゃんとつないでるから。
蛍のつくったおかゆたべて、はやくよくなるんだよ。
おやすみ。さくら。
風邪なんだね
それじゃ、今日は暖かくして寝ましょう
もちろんさくらが寝付くまで一緒にいてあげる
お歌も唄ってあげる
そうだ、紙芝居のかわりに私がお話してあげるね
白い翼を持つカバさんが可愛い少女の病気を食べちゃうお話なんだよ
きっとカバさんはさくらを悲しくしちゃう風邪も食べてくれるはず
だからお布団の中で聞いてちょうだい
お話を聞いてくれたらカバさんが一生懸命頑張ってくれるから
そうだね元気になったらお礼に歌を唄ってあげるといいよ
僕が君のそばにずっといて看病してあげるよ。
いっしょに手をつないであげる。
歌もうたってあげる。
.
.
.
.
僕ははやくさくらの元気な姿がみたいよ。
さくら、おしゃべりは元気になってからしようね?
今日ははやくおねんねしよう。ね?
★後志神威です。
さくらちゃん、大丈夫?
風邪を引いたって聞いたから…
ん?いいよ…可愛い妹の看病をするのも兄である僕の役目。
大丈夫だよ…僕がついているからね…
風邪で寝込んでいるときって…
不安な気持ちになるよ…
時間の経つのがいつもより遅くて…
夢を見てもうなされるし…
さっき、おでこをコツンとしてお熱を測ったけど…
午前中に比べたら良くなったかな?
今日は蛍ちゃんの作ったお粥を食べようね。
僕がすくって食べさせてあげるからね…
後でさくらちゃんのリクエストに応えないと…
さくらちゃん、元気になるんだよ…
コレは…僕からのおまじない…
おやすみなさい…”聖なるゴッドカシオペア”より
さくら、お風邪の具合はどう?
お咳が出ちゃうかもしれないけれど、今はゆっくり休んで。風邪をお兄ちゃんと一緒に治そう。早く良くなるようにお兄ちゃんはさくらのことを応援しているよ
さくらのためにお兄ちゃんはお傍に一緒にいるから安心してね。
さくらが寂しくならないように、寝るまでずっと手をつないで、お兄ちゃんの元気をさくらに分けてあげる。そうしたらきっと早く良くなるよ。
いつも元気でいい子のさくらが風邪をひいてしまってお兄ちゃんはとても心配だよ。
でもさくらは心配しなくていいよ。風邪ひきさんは治すことが一番大切。ちゃんとねんねしていればすぐに治るよ。
幼稚園は行けなくて残念だったね。さくらがいつも楽しみにしていることがみんなお休みで、つらいね…。
お兄ちゃんもさくらの気持ちがわかるよ。元気でかわいいさくらが見れないことがとても残念だよ。
少し風邪が落ち着いたら、お兄ちゃんが紙芝居を読むね。幼稚園の先生みたいには上手にできないかもしれないけど、さくらが少しでも元気付くようにがんばるね。
よし、お兄ちゃんがさくらのリクエストにお応えするよ。上手に歌えるかな…?でも、心をこめて、さくらのために歌うね。
体が冷えると良くないから、手をつなぐのはお布団の中にしようね。
さくら、早くよくなってね。お兄ちゃんは元気なさくらと遊ぶのが楽しみだよ。だから、今はゆっくりお休み。ちゃんとさくらがねんねするまで、お兄ちゃんは手をはなさないよ。だから安心して。
おやすみ、さくら
さっさくら!?
これは一体─────
さくら、ちょっと待っててね。
おい、小雨!ネギだネギ!!
あめふりくまさん――どんなお歌だったっけ、
お兄ちゃんに教えてくれるかな?
うんうん――うんうん――あ〜、あの歌のことか、わかったよ!
それじゃあ、歌うね。
♪おやまにあめがふりました――
―似ている
そっくりだ・・・
あ、いやさくら!さぁお兄ちゃんといっしょに歌おうか!
あめふりくまさんのお歌だったな!
蒼天にー広がる黒い暗雲ー
たちまちー頭上がぁー暗黒の扉ぁー!
そうーヤツが来るー
雨降り熊さん!(雨降り熊さん!)
ラララblackrainー
ルルルgodstormー
―元気でたか!?
あらら。風邪引いちゃったんだ。
退屈かもしれないけど、早く治さないといけないから、今日はおとなしくしてるんだよ。
さくらがちゃんとおやすみするまで一緒にいるから。
あめふりくまさんか、懐かしいな。
おやまにあめがふりました、の歌だよね?
…ちょっとうろ覚えだし歌も上手じゃないけど、じゃあ歌ってあげるね。
おやまに あめが ふりました
あとから あとから ふってきて
ちょろちょろ おがわが できました♪
な、なんか改めてやると少し恥ずかしいというか…
でも、喜んでもらえてよかった。
え? 他の歌?…えーと、ごめん、あまり歌はよく知らないんだ。
あ、でも少しでいいならほかに歌える歌があるよ。
今の僕とさくらにはぴったりの歌だから、きっと楽しくなるんじゃないかな?
ひょっとしたらさくらも知ってる歌かもね。
じゃあ、いくよ? さん、はい。
てをつなどう みんなでてをつ〜なごう
ほうら ほうら おおきなおなべができました♪
まあるいまめが ぽん ぽん ぽん
おなべのなかではねました♪
………
…あれ?
寝ちゃったか。
おやすみ、さくら。明日は元気になるといいね。
あーめふーりくーまさんはあーめのなか〜
なーにがかなしくーて泣いてるの〜
(それはね、職がないからだよ)
――さくら?
……眠ったみたいだ
けどさくらが目を覚ますまでこのままでいよう
目を覚ました時に僕が傍にいないと寂しがるかもしれないし
それに汗をかいたら拭いてやらないと
……汗をかいたら拭いてやらないと!
そっか、風邪引いちゃったのか。じゃあ今日は早めに寝ないとね。
うん、いいよ。さくらが安心できるなら、いつまでだって手を繋いでるから。
それにね、さくら。今は家中、みんなの、さくらのことを心配する気持ちでいっぱいなんだ。
目に見えなくても、手に触れることができなくても、ね。
だから、不安になることなんてないんだ。
えっと、あめふりくまさんの歌、だよね。
うん、それじゃ歌うね。
♪――――――
寝るまでと言わず直るまでだって手を繋いでてあげるとも!
おうたを歌うのは構わないんだけどあめふりくまさんの歌は知らないなぁ・・・
変わりにお兄ちゃんの十八番の君が好きだと叫びたいでも聞かせてあげるからゆっくりお休み
うん。じゃあ今日は僕が先生だ。
もちろん、さくらが寝るまでお手てつないであげる。
お歌も歌ってあげる。
美味しいお粥さんも作ってあげるから、ゆっくりお休み。さくら。
な、なにぃ!?
さくらが風邪だと!
これは大惨事だ、何が原因だ……
昨日お風呂に入ったときちゃんと乾いてなかったのか?
幼稚園で遊んでるとき、外が寒かったのか?
うーむ、それとも風邪ではなくてただの恋煩い……
いずれにせよこれは大事だ
なんとかして治してあげないと……
注射? いいや、ボクが嫌いなものをさくらにさせるわけにはいかな……
あ、ちょうどいい、観月、なにかさくらの風邪を治す方法を教えてくれ!
――ネギ? そうか! ネギ買ってくる!!
おせきが出るのか…大丈夫かいさくら?
そう言えばこないだも雪が降ってたし……うん、すぐに良くなるよ。
それまで一緒にいてあげるからね。
お話出来なくても、お側にいるからさ。
でも、ずっと寝てるってのは辛いし退屈だよね。
だから、今はゆっくり休んでまた元気に遊べるようになろうな、さくら。
おうたもおすべりもおままごともまた次出来る……うん、かみしばいぐらいは俺もしてあげられるかも。
お風呂入れるようになったらまた一緒に入ってあげるから、な。
うん、早くねんねできるさくらはいい子だね。
当然一緒にいてあげるし、おててもつないでてあげるから。
って、うん……お歌か、あめふりくまさんか。
頑張って歌うけど、笑わないでねさくら?
へばね
あー、悪ぃさくら。
きっと昨日一緒にお風呂入って、お兄ちゃんの部屋で遊んでたのが悪かったんだな。この時期に湯冷めすると、さくらみたいな小さい子は風邪引きやすいからね。
責任持ってお兄ちゃんが一緒にいるよ、歌だって歌うぞ。
――でもな、お兄ちゃんそのあめふりくまさんて歌、知らないんだよ。さくら、お兄ちゃんに教えてくれるかな?
…………………………………………♪
おー、上手い上手い。さくら、可愛くてきれいな声だねー。
じゃあお兄ちゃん歌うからな。
………………………
あれ、クスクスって、歌い方おかしかったかな?
昔から、歌うのは苦手なんだよね。ピアノなら弾けるんだけどな――そうだ。
さくら、風邪が治ったら一緒に歌って遊ぼう。さくらが歌って、お兄ちゃんがそれに合わせてピアノを弾くんだ。他のみんなにもさくらの可愛い歌声を聞かせてあげようね。
……うん、いい子だね、さくらは。
ずっと手を握っててあげるから、安心しておやすみ。
はやく風邪が治るように、お兄ちゃんの手から元気を分けてあげるね。分けるって言っても――お兄ちゃんは、さくらよりいっぱいいっぱい元気を持ってるから大丈夫なんだよ。さくらの風邪が治ったら、お兄ちゃんにもいっぱいいっぱい元気を頂戴ね。じゃあ約束だ。
…………………………………………
いや、どこにも行かないから。今夜はずっとさくらと一緒にいるからね、安心して寝なさいってホント。お兄ちゃんとお話してると、結局昨日より寝るのが遅くなっちゃうぞ。そうなったらお兄ちゃん、氷柱や麗に怒られちゃうからな。
いっそのこと――お兄ちゃんと同じお布団で寝ようか?
さ、さくらっ…!?
さくらっ!
さくらああああああ!!
泣かないでさくら…
悲しまないでさくらぁ…
さくらが悲しいとお兄ちゃんも悲しくなってきちゃうよ…
うえ〜〜ん!!><
大丈夫だからね
病気なんて大げさなものじゃないからね
ただの風邪だよ、すぐに治るよ
だから今日はお兄ちゃんと一緒に寝てようね
ずっと一緒にいて、治るまでなでなであげるからね
よしよし…ちゅっ…笙・
この王子様のキスで、さくらの風邪が俺にうつるなら…
それで大好きなさくらの風邪が治るなら…
俺は本望だよ…
そうだ、子守唄歌うね
「おやまに あめが ふりました――――♪」
夕べからちょっと寒かったし、今日も雨だったから……
やっぱり風邪か……熱はないみたいだから、かかり始めかな?
ああ、無理して喋っちゃだめだよ、喉が痛くなっちゃうよ。
酷くなるといけないから、今日はゆっくりお休み。
大丈夫、今日はさくらが寝ちゃっても、
ずっとそばにいてあげるから。
ほら、こうして手を繋いでいれば寂しくないだろ?
大丈夫、明日にはきっと元気になっちゃうよ。
――そう考えると、ちょっと気が楽になるだろ?
熱が出ちゃうかも、じゃなくてすぐに治っちゃう、
そう思うとね、本当に治っちゃうんだよ。
え、歌……歌ってほしいって?
あめふりくまさんの歌……あめふりくまのこ、かな。
懐かしいなぁ、俺も子供の頃歌った歌だよ。
幼稚園でも歌ってるんだね。 さくらはうまく歌えるのかな。
俺も歌は覚えてると思うけど……うーん。
あんまり上手じゃなくても笑っちゃだめだよ?
……
♪おーやまーに あーめが ふーりまーしたー
あーとかーら あーとかーら ふってきてー
ちょーろちょーろ おーがわーが でーきまーしたー……
なんということだ…
風邪とはいかんな、さくら。
ぽんぽん出して寝てるからそんなことになるのだ、またっく。
とはいえ安心するがいい、心細くないようにこの兄が添い寝してやろう。
何?歌まで歌えってか?このいやしんぼめ。
むう…あめふりくまさんのお歌か…良いだろう、しっかり聴いておけよ。
むう…人前で歌うにはなかなか恥かしい歌詞だな。とはいえ喜んでもらえただろうか?
………何?これでもまだ不満だというのか?
おお、そうだ、ここは一つ綿雪とお話してはどうか?なかなかこんな機会も無いだろう。今連れて来るのでしばらく待て。
さあどうした綿雪をつれてきたぞ。……何だ寝てしまったか。仕方ない、綿雪も妹と寝てはどうだ?たまには姉妹水入らずも良いだろう。僭越ながらこの兄も添い寝させてもらうぞ
さくらー!大丈夫か!?風邪ひいたって言うから急いで駆けつけたぞ
泣くのではない、幼稚園行けなくても今日は兄がずっとさくらのそばにいるからさすがに家には紙芝居は無いけれど本があるから読んであげるし、ずっと手だってつないであげるよ
歌を唄えばいいの?雨降りくまさんか、さくら歌詞とかあればおしえてほしいな・・・兄が知らない歌だもので
今日は一緒に寝ようねずっとさくらと一緒にいるからな
さくら、ずっとそばにいてあげる!
さくらの風邪がすぐ治るようにお歌でもなんでもしてあげる!
だから早く良くなるといいな・・・
雨降りさくらちゃん喜んで
おいけをそーーっとみてました
くまちゃんいないかとみてました♪
温かくしておねんねして、
明日は元気に遊ぼうな!
おへそでないように
くまちゃん毛布をかけてあげるよ!
さくらはえらいね
お兄ちゃんは風邪でお休みのときは一日中寝られるからすごく嬉しかったよ
まあ気分悪いのは嫌だけど
とにかく手をつないで歌を歌ってあげましょう
早くよくなるように優しい歌を歌いましょう
ははは、氷柱と違ってさくらは甘えんぼだなあ。
ん?甘えんぼは嫌いかって?
いいかいさくら、よく寝て早くお風邪を治しておくれ。
外で一緒に遊びたいことがたくさんあるんだ。
ああ、あめふりくまのこの歌ね。
うん、歌ってあげたいのは山々だけど――迂闊に歌詞を書くとJASRACが来るからね?
それは今度二人っきりのときに歌ってあげるよ。
お風邪ひいちゃったのか、それじゃあ暖かくして寝ないとな。
紙芝居なら明日図書館で借りてきて、お兄ちゃんがやってあげよっか?何の紙芝居が良いかな?
だから今日は早く寝てね、さくらが眠りにつくまで、お兄ちゃんが頭を撫でててあげるよ。
早く良くなると良いね。
歌か……。
困ったな……僕ものどの調子が悪くてうまく歌えそうにないんだ。
――よし、じゃあさくらが寝るまで歌の代わりにあめふりくまさんのかみしばいをしてあげよう。
山にはわしが雨をふらせた
小川はわしが作ったのじゃ
いたずらな熊の子供が小川をのぞいておる
魚をさがしているようじゃがわしは魚は作らなかった
そのままでは熊の子供が雨に打たれっぱなしになってしまう
それではかわいそうじゃ
そこでわしは熊の子供にはっぱをのせてやることにしたのじゃ
わしは神じゃ!
だからなんでもできるんじゃ!
ってこれは神芝居だよ!
……。
――痛い!静寂を投げつけないで!
あめふりくまさん…あめふりくまさん…
!!
「あめふりくまさん対ロシア女」
昔々、ロシアの村に仲の良いロシア人家族がおりました。
貧しいながらも父娘2人仲良く暮らしておりました。
ある日、娘は狩人の父にお弁当を届けに行く途中やせ衰えたクマに出会いました。
クマは娘に言いました。「お嬢さんその弁当を置いてさっさとお逃げなさい」
中略!
翌日、昨日のお弁当のお礼にとクマは少女に白い貝殻の小さなイヤリングをプレゼントしようと、昨日と同じ道で娘を待ちました。
しかし雨の中小さな傘を差した人影に近づいたクマを待っていたのは死と落とし物でした。
中略!
クマを狩った父からクマの落とし物…贈り物を受け取った娘は、雨の続く山にむかってお礼にクマのために歌をプレゼントしました。
ラララ ラララララ ラララ ラララララ
そして君の後ろのクマさんがそのクマさんの子孫です。嘘です。
…
……
………
絶望した!歌じゃなくて朗読になっている事に絶望した!
……意外と手の握力あるわね。
さくらはこのうたがだいすきなんだね。
じゃあおにいちゃんがうたってあげるから、いっしょに寝ようか。
あったかくして眠ればきっとあしたはきっとたのしい一日が待ってるよ。
それまでおやすみ。さくら。
さくら風邪を引いたのかい?
セキが酷いようだけどお熱の方はどうかな?
…
ごっちん!
いたたた、ごめんね急に顔を近づけてびっくりしたかな?
あれ?でも今僕何をしようとしていたんだっけか?
…さくら!セキして風邪ひいたのかい!?それは大変!
お熱はからなくちゃ
…
ごっちん!
いたたた、なんで逃げるのに後ろじゃなくて顎ひいちゃうの!?
あれ?でもなんでさくら寝てるの?風邪引いたのかい?
幼稚園休んだのは残念だったね。
一日寝て熱は下がったかな?
…
ごっちん!
いててて、さっきからお兄ちゃん頭が痛いんだ風邪引いたかな?
さくらも顔があかいよおでこまで真っ赤だよ風邪かな?
病気のときは気が滅入るからね
大丈夫、さくらがねむるまでそばにいてあげる
歌ってあげるしお話もしてあげる
だからゆっくりおやすみなさい
そして早くからだを直してお外で遊ぼうね
さくら!?大丈夫かさくら!??
ごめんよ…お兄ちゃんがついていながらさくらを病気にしちゃうなんて…
ようし、さくらのお風邪が治るまで、お兄ちゃんがずっと一緒にいてあげよう!
そうすれば幼稚園に行けなくても寂しくないよね?
歌?さくらは歌が聞きたいんだね?
お兄ちゃんあまり上手じゃないけど、さくらのために一生懸命歌っちゃうよ!
だから早く元気になってね、さくら!
おやおや
ここ数日あったかいのとさむいのがかわりばんこだったから
風邪引いちゃったのかな?
はい、はちみつとレモンのホットドリンク、
ちょっと熱いから少しずつ飲むんだよ
あめふりくまさん…
どこかで聞いたことあるようなないような――
これかな?
…
わぁ、この歌。
僕が幼稚園に通ってた時にも先生やおともだちと歌ったよ。
今でも忘れられず歌われてるんだねぇ。
あんまりうまくないんだけど歌うね…
…♪
さくらちゃんが元気になったらまた一緒に歌おう。
約束ね。
あらら・・・風邪ひいちゃったのか・・・そりゃ大変じゃないか。
熱は大丈夫?お薬飲んだ?
あぁ――ごめんごめん、喉痛いのか。それじゃ無理してお喋りしない方がいいね。
イ○ジンでうがいして、あったかくしておやすみしようか。
そうだね・・・嫌だよね、病気の時って。
みんなが遊んでるときに、一日ベッドの中でじーっとしてるのってつまんないもんね。
楽しみは昼間のNHK教育が見られるくらいかなぁ・・・
最近は何やってるんだろ、さわやか三組とかわんつーどーん♪とかぱぴぷぺぽーっけー♪とか・・・知らない?そっか・・・
えっと、それは置いといて・・・
やっぱり早く元気にならないとね――
そっか・・・今日は早く寝るか。うん、さくらはいい子だね。
今はちょっと淋しいけど、早く寝て早く風邪治しちゃえば、またみんなと遊べるもんね。
大丈夫。あったかくして、ゆっくりおやすみすれば風邪なんてあっという間にどっか行っちゃうから。
よし、じゃあ今日はさくらが淋しくないように、お兄ちゃんがずっと側にいてあげるね。
うん、手だね。ちょっとお兄ちゃんの手冷たいかな?大丈夫?
歌かぁ・・・あんまり上手くないんだけど・・・まぁいいか。
あめふりくまさんでも森のくまさんでもそば屋の源さんでも、何でも歌ったげるよ。
だから、早く幼稚園行ってみんなと遊べるように、ちゃんとねんねしようね。
大丈夫だよ、ちゃんとさくらがおやすみするまでここにいるからね。
それじゃ、ゆっくりおやすみ。早くよくなってね、さくら。
そろそろ季節の変わり目だからね
風邪を引きやすくなるんだよ。
だからさくらも風邪をひいちゃったのかな。
これ以上ひどくならないように気をつけようね。
お兄ちゃんと一緒にお風呂に入って暖まったら
一緒におててつないで寝てあげるからそうしようね。
さくら大丈夫!?
幼稚園休むのは残念だけど、しょうがないよ…
暖かいおふとんで寝てれば風邪なんてすぐにとんでっちゃうからね
さくらはいい子だから一日くらい我慢できるよね?
その代わり今日はおにいちゃんが一日中さくらのそばにいるから安心してね。
困ったことがあったらすぐに言うんだよ?
のどが渇いたんだったらすぐにジュースもってくるし
おなかがへったんだったらすぐにおかゆとかプリン持ってくるよ
紙芝居だってすぐに持ってき読むよ
お熱とかせきが辛くなったらすぐに言うんだよ
さくら抱っこしてすぐにお医者さんのところに連れて行ってあげるからね
それ以外のことでも何でも言う事聞くから本当に何でも言ってね!
可愛い妹が風邪をひいてるのに何にも出来ないなんて嫌だからね
あと
あめふりくまさんのおうたって
おやまにあめがふりましたー
あとからあとからふってきてー
って歌であってるかな?
おにいちゃんおうた歌うのあんまり上手じゃないけど
さくらが聴きたいっていうならいっしょうけんめい歌うね
おやまにあめがふりましたー
あとからあとからふってきてー
ちょろちょろおがわができましたー
いたづらくまのこかけてきてー
そおっとのぞいてみてましたー
さかながいるかとみてましたー
はい、終わり。どうだった?上手に歌えたかな?
おにいちゃんここまでしか覚えてないんだ…
さくらが元気になったら今度はさくらが歌ってお兄ちゃんに教えてね
お歌も歌ったし
そろそろおやすみしようね、さくら
おにいちゃんずっとここにいるから何にも心配しないでいいよ
それじゃおやすみ
早く元気になってね
可愛い可愛いさくら
大変じゃないか!?
よし、今日は一日中さくらと一緒にいるよ。
手でも歌でもなんでもしてあげるよ。
大丈夫か、さくら?今の時期は風邪を引きやすいからな、しょうがないさ。 ん、手を繋ぐのか?いいよ、じゃあ手を貸して・・・ さくらの手は小さいね、ほら俺の手の中にすっぽりおさっまた。 さぁ、今夜はずっとこうしててあげるから早くおやすみ。 じゃないと風邪が治んないよ。 おやすみ、さくら・・・
そう、昨夜からなんだ……
ごめんね、気づいてあげられなくて。
ごはんを食べるのもつらいくらい気持ち悪いかな?
でも、こういう時は少しでもなにか口にした方がいいんだよ。
いちごヨーグルトなら、ちょっとは食べられる?
大丈夫、無理して全部食べなくてもいいから。
それが終わったら、お薬も飲もうね。
そっか、さくらは幼稚園が好きなんだ。
かみしばいに、おうたに、おすべり、おままごと、どれも楽しそう―――
ああ、泣かないで。
あったかくしてぐっすり眠ればすぐに元気になれるから。
うん、さくらがいい子にしてたら、悪い風邪の菌もすぐに逃げて行っちゃうよ。
おてて? いいよ。
手もつないであげるし絵本も読んであげる、もちろん歌だって歌ってあげるよ。
だから早く元気になって幼稚園の楽しいお話、もっと聞かせてね。
それじゃあ、お布団に行こうか。さくらは、どんな歌が好きかな?
ふふ、あめふりくまさんの歌だね。分かった、それじゃ歌うよ?
おやまに あめがふりました―――
大丈夫かいさくら?
ほら、暖かくして、喉は渇いてない?
身体はきつくないかな?
何か欲しいものがあったら何でも言っていいんだよ
やっぱり元気なさくらが一番だから
治るために何でもしてあげるよ。
早く治して一緒にピクニックにでも行こう
大丈夫、お兄ちゃんは寝るまでそばに居てあげるから
さ、一緒にあめふりくまさんの歌を歌おう
…ふふ、ちょっとでも元気が出たようで良かった
ゆっくりおやすみ…
ほら、おててをだして。
さくらがゆ〜っくりねんねするまで、ず〜〜っとつないであげるから。
大丈夫だよ。
さくらはいい子だから、すぐにお風邪もとんでっちゃうよ。
だから、今日はゆっくりお休み・・・
明日は元気に幼稚園にいけますように・・・
――おやまにあめが ふりました――
大丈夫?
幼稚園に行けないのは残念だけど、元気になったらまた行けるから楽しみにしているといいよ。
風邪は心が元気になれば良くなるのも早いんだよ。
よし、お兄ちゃんが歌ってあげるからいい子にしてお休みなさいだよ。
さくらが風邪とか辛い。超辛い。
どんくらい辛いって、そうだな。
俺がまだベトナムでドンパチやってた頃なんだけどさ
コーラのビンを吹いてホーホー鳴らしてたら
敵軍に気付かれてさ。
俺の部隊が全滅した。
だから早く治して、一緒に遊ぼうぜ。
はい!歌を歌うよ!
ん〜 ん〜〜ん〜 んん〜んnnnnんんん”ん”ん”〜〜〜♪
いい歌だなんて言う気はないけど、気に入ってくれたかな?
内容よりもさくらへの愛が花のフィレンツェより勝ったってことかな。アアン。
さくら大丈夫かい...
幼稚園に行けないのは残念だけど風邪がもっと酷くなったら大変だからね
明日はゆっくり休むんだよ、おやすみ
おおー何てこったい!
こんこんこん!まるでKITSUNE!
そしてボクはあめふりくまさん・・・
ボクも一緒にお風邪を引いちゃおうかな
よしよしさくら、あめふりくまさんの歌を歌おうね
『あめふりくまさん』
くまさんはずっといえのなかにいる
そとにでようとしません
はたらこうともしません
「あめがふっているからそとにでないのさ」くまさんはいう
おまえのじんせいはずっとあめふりのままだ
……シュールな歌が好きなんだね、さくら
あめふりくまさん、俺もipodに入れてよく聴くぜ!
3分30秒からのギターソロ、たまんないよね!
伸びやかでまっすぐだった歌唱法が、
トミーを思い起こさせる技巧的なものに変わっている点がすごくよかった。
ビビッドでソウルフルなナンバーを選ぶんだね、さくら
うああ、さくら、日記みた!ああいうことは直接言ってくれればよかった!うむむ、こんなときこそおれがそばにいてやったり、日記代打として活躍しなきゃあかんというに。ああ、お兄ちゃん、昨日はちょいバタバタしてたから、きっちりそばにいてやれなかったね…ゴメンな。
幼稚園も休んでしまって悲しい悲しいなさくらに、そうだな、今日は特別、お兄ちゃんつきっきりだ!はやく治ってくれないと、こっちが泣きそうにもなってしまうからね。
あとで食べられそうなごはんも持ってくるからね。
リンゴとかどうよ。
うん、やっぱり風邪の時はリンゴですから!
あ、でもそれより先に、お兄ちゃんにあめふりくまさんのお歌を教えてほしいな。
そしたら、さくらと一緒に歌いつつ、まあしんどかったらば、お兄ちゃんが歌って聞かせつつ、ね?
うんうん、やっぱりさくらはそう笑顔でなくちゃね。そんなさくらのこと、お兄ちゃん大好きだからね。
さくら、もうぐっすりお休みかな?
ぎゅっと手をつないだまま…ふふ、可愛いね。
お兄ちゃんはどこにも逃げないのに、
こんこんしながらお話しちゃだめだよ?
無理しちゃだめ。
さくらは良い子でねんねしてしばらくすればまた元気になるよ。
いい、さくら、綿雪おねえちゃんは、ずっとずっとねんねしてないといけないときがあるから、ユキもさみしくてかなしいときがあるんだよ。
おねえちゃんとなかよくしてあげてね。
さて、あめふりくまさんのうた・・・
あー・・・どんな歌だったかなぁ
歌おうとすると何かこわーい鬼さんが出てくるような気がするなぁ・・・
俺の風邪がうつっちゃったようだ・・・
ごめんねサクラ。
風邪うつるから離れろって言ったのに。
よし、治るまでずっとそばにいてやるからな。
まいったな
あんまりさくらが気持ち良さそうに寝てたから
僕も寝ちゃってたよ
明日は元気になってるといいね、さくら
ああ、そのまま寝てるといい
私もこの辺にいるから何かあったら適当に呼んでくれ
おやすみさくら、いい夢を
風邪?大丈夫かいさくら?
風邪はひきはじめが肝心、ってよく言うから
今日はゆっくり休んでおこうね。
うん。さくらがねんねするまでおててつないでいるからね。
お歌?あめふりくまさん?
……あ、あー!あめふりくまのこか!
それじゃあ歌うね。
お〜やま〜に あ〜め〜が ふ〜りま〜した〜―――
この時期はみんなからだのぐあいをわるくしやすいからきをつけないといけないよ。ほら、ふとんをかぶってあったかくして。だいじょうぶ、さくらがねるまでいっしょにいてあげるから。あしたはようちえんにいけるといいね。
んー、あめふりくまさんのうたは知らないなあ。おにいちゃんにもおしえてくれるかい?
そう悲しそうな顔をしなくても大丈夫だよ
確かに、今日一日休まないといけないのは残念
その代わりには足りないかも知れないけど、
今日は俺がさくらのお願いを何だって聞いてあげるよ
かみしばいだって、おうただって、おままごとだって
さすがにおすべりは出来ないけどね
んん、さくらはおうたが好きか
それもあめふりくまさんの歌、ね
懐かしいねえ、俺も昔歌ったよ
では、上手く歌えれば良いんだけど
――
おやまに あーめが ふりましたー
あとから あとから ふってきてー
ちょろちょろ おがわが できました
――
んん、寝れたみたいだな
布団はちゃんとかけてるし
俺は失礼しようかな…
と、思ったけど…
握った手が離れない、離してくれない
さくらって意外とちから持ちさんだね
仕方ない、朝までここに居るか
何?さくらサンが病気だと!
たかが風邪と侮ちゃいえねえ、ちゃんとした病院で見て貰ってだな、オレも全快を祈るためにちょいとばかしナイアガラにうたれてくるぜ!
えっ?そんなに酷くない、まあ無理はするんじゃないぞ
さくえサンは幼稚園が大好きなんだな、オレもさくらサンくらいの頃はうすのろ雄牛と恐れられて・・・
よし!オレが元気づける為にモノマネをしてあげよう、オレの十八番のテンションが高い時のウィル・スミスのモノマネだ、見ててくれ―――
ふふ、寝ちまったか、風邪はよく食べてよく寝るにかぎるからな
オレは風邪にかぎらず食って寝てるがな!
さくら風邪ひいちゃったの?
泣かなくても大丈夫。早くねんねしたらきっと明日は幼稚園に行けるよ。
お兄ちゃんがお歌歌ってあげるから早くおやすみ。
さくらが風邪だってー!?
まさか1週間前にひいていた俺の風邪が移ってしまったのか…。
やっちまった!兄として最低なことやっちまったよ!
こうなったら治るまでおててつないであげたり、あめふりくまさんを熱唱するのはモチのロン。
俺の十八番の腹話術でさくらを元気付けてあげるんだ!
といってもその人形が無いのでは話にならない。
ミミちゃんは小雨と一緒に学校行ってるし…何か代わりのものを探さなくては。
観月のキュウビは――そうだった肉食だったよな確か…下手したら俺が食われるのか…。
さくらの目の前でそんな惨劇見せたらそれこそダメじゃん!
綿雪のオコジョは――うーん白いイタチはガンバの冒険で植えつけられた俺のトラウマが甦る。
余計さくらを泣かせてしまうからアウトと…。
うーん…どうしたものか。
・
・
(ぱおーん)
オゥ…フレディ!――どうやら俺の相棒はお前に決まったらしい。
風邪……大丈夫か?
念に若干の乱れ……まだ弱っているか。
俺はどうしたら良いか、な。さくらの願いを聞き入れ一緒に寝るのも、歌を歌うのも吝かではないが。
さて?他には何か無いのか。物理的に干渉できる、そうだな……風邪薬のようなものは。
……いや、そう言った知識には疎いか。
ならば、俺に出来ることは一つ、か。
歌を歌おう。お前が心安らげるように。
リクエストに答えてもよし。
或いはお前が聞いたこと無いだろう、異界の旋律を聞かせるも一興。
手を繋ごう。心を落ち着け、念を感じ取れ。
そして……今は、眠れ。
さくらちゃんは朝からずっと寝ているのか。いつものように楽しいことができないのは悲しいことだな。
手をつなごう。喜んでいるさくらちゃんがかわいい。
さくらちゃんの好きなあめふりくまさんを歌おう。
おにいちゃんは歌うとき手を強く握るくせがあるから1回手を離すね。
あめふりくまさん かさをさし
あめがやんだら たいようが
くもがながれて あおいそら
にじにむかって はしりたい
楽しそうな表情だ、幼稚園ではいつもこの表情をしているんだな。
今日はもう寝ようか、おにいちゃんは寝るまで手をつないでいるよ。
明日は風邪が治っているといいね。
さくら大丈夫かい?
もうすぐ冬が終わるからってうがいを止めちゃダメだよ。
ん?うがいはちゃんとやってたって?
じゃあ幼稚園で風邪ひいてた子がさくらにうつしちゃったのかな?
でも風邪ひいちゃったものはしょうがないわな。
幼稚園でみんなと遊べないのはつらいけどその分お兄ちゃんがそばにいるよ。
もちろん寝るまでおててをつないでてあげる。
それと、さくらのせきが治るようにお兄ちゃんからトローチのプレゼントだ。
はい、あーんして。
いいかいさくら、トローチはかまないでお口の中でゆっくり溶かすんだよ。
のどが楽になってきたらお兄ちゃんがあめふりくまさんの歌を歌ってあげよう。
今は風邪を治すことだけを考えてゆっくり休むんだよ。
もうだいじょうぶ?
お兄ちゃんついててあげるから、ちゃんと治そうね。
つぎはなに歌おうかな…
風邪をひくと好きなことができなくなるから
本当にイヤですね・・・
でもさくらちゃんがそう言うなら
安心してぐっすり眠れるまで手をつないであげます、
ただぐっすりくまさんの歌は僕には分かりません・・・・・・
それでも見守ります。
ではさくらちゃん早く元気になってください。