19人の姉妹たちが、ほぼ毎日日記を更新していきます
いかん!
そこの角を曲がってはならぬ!!
――良かった、間に合ったようじゃの。
なに――虫が騒いでの。
気になって帰りを待っておったんじゃ。
うん――。
……。
もうよい、か。
では――ぶらりぶらりと、帰ろうか。
ん――?
ほれ。
早く手をつながぬか!
わらわは幼児ゆえ。
道を歩くときは大きい者と手をつなぐのじゃ。
当たり前であろ?
フフフ――そちの手は、少し湿っておるの?
冬なのに良きことじゃ。
――立春を過ぎてから――
ずいぶん陽がのびてきたの。
でも――こんな陽気の頃には、
気をつけなくてはならぬぞ。
真冬の暮れた日から遠く――
体の芯までしみ通る寒さのゆるんだこの季節。
かすかに春の香りがする
太陽の沈んだ
夕方の――
逢魔時。
このように気軽に角なぞ曲がってはならぬぞ?
ふと――
そちが角を曲がったその先に。
その鼻面をつきあわせるように――
魔物が笑って立っておるのじゃ。
おお、怖や。
そちはうまそうなオーラを持っておるからの。
好かれるのであろ。
そちが連れて行かれてしもうてはわらわも困る。
その点、わらわは魔物など怖くは――
……。
――うむ。
こうしてそちと手をつないでおるとな、
何か魔物の気持ちがわかるような気がするぞ。
少し、歌いたくなってきたの。
あかねさす――
むらさきのゆき――
しめのゆき――
のもりはみずや――
やぁ――
興奮じゃ――
コメント(72)
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
※掲載されたコメントは、電撃G'smagazineおよび当HP内の企画ページに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。




そっかそれじゃあ観月とずっと居なきゃ
僕はすぐに魔物にやられちゃうかも!
だから、ずっと、ずっと―――そばに居てもいいかい?
観月の手は、すごくあったかいな・・・
すごい──興奮だ──
手が濡れてた…?
さっきトイレに行った時かな…
いやちゃんと洗ったよ!でもハンカチがなくて…
そういえば今日は確かに暖かかったね。
でもまた来週は寒くなるっていうから
観月も風邪ひかないようにね
逢魔時──
この時間は兄も苦手じゃ
薄暗く周りが見づらく───
無意識に吸い込まれそうになりおる
その時は観月、
そなただけが頼りじゃ
兄を惑わせるでないぞ?
観月のうた──
ああ──興奮じゃ──
逢魔時の景色は綺麗だからね
魔物たちも誘われてくるのでしょう
同じものを美しく思えるなら分かり合えると思うんだけど寂しいことだね
観月もこんな時間に一人で出歩くのはダメだからね
観月はまだ子どもなんだから
だからもっと甘えていいんだよ
観月くらいなら肩車だってしてあげれるんだからね
ん…観月どうした?
何か事でもあったのかい?
…そうか。虫の知らせ、か…
手かい?肩車でなくていいのかい?
うん、じゃあ、…
手、そんなに湿ってるかな?
逢魔時は夕暮れの向うから「何か」が迎えにくるらしいよね。
兄者を食べても、そんな美味しくはないと思うんだけど…
観月、取って食わないでくれよ?
――♪
むらさきの――
にほへるいもをにくくあらば――
いもうと ゆゑに――
われこいひめやも――
麻呂も――
興奮じゃ――♪
ははは観月はさらっと怖いことを言うなあ
お兄ちゃんが夜トイレに行くのが怖くなっちゃったじゃないか
えっ?ついて来てくれる!?
すごい―――
楽しみじゃ―――
ごめん! 僕そういう怖いの苦手なの!
ガクガクガクガク
で、でも観月の前だからぼ、ぼくはしっかりするぞ!
観月はしっかりものだからなー
年は僕なんかよりずっと下なのに
最近の子は発育がいいって言うしね
しかし観月は物知りだね
オーマガトキ?
僕はそんな難しい言葉しらなかったよ
でもやっぱり観月はちっちゃい
このぷにぷにした手
並んで歩く影の長さ
まだ滑舌の良くない声
僕の方がお兄ちゃんなんだからね!
み、みづきサンはミステリアスなことを言うんだな
オ、オレはもう大人だからゴーストなんてバスターされちまうもんだって知ってるしな、怖くなんてねえよ
・・・本当だからね!
ミステリアスといやあ、オレのハイスクール時代のことだが
部活も終わって家に帰ろうとした時、ふと東の空が気になって見上げたんだが、そしたらオレンジ色に発光する飛行物体が数機V字編隊でオレの方に近づいてきてよ・・・
〜中略〜
それからというもの何時も誰かに見られてるような気がするんだよなあ
・・・おっと話が長くなっちまったな
おう、マイホームに着くまで歌でも歌うか!
イエロサブマリン〜♪
曲がっちゃダメってなんで…?
ま、魔物!?
ヒ、ヒィッ!?
み、みみみ観月、お兄ちゃんを怖がらせようなんて
いけないぞ…!!
お兄ちゃんビビリなんだから!!もう!!
む…むう
真剣な眼をしていらっしゃる…
う、嘘じゃないんだな…
観月には本当にそういうものが見えてるってことなのか…?
……よし!!
俺は観月を信じるよ!!
そして観月と一緒に戦う!!
怖くないって言ったら嘘になるよ
でも、観月が魔物に連れて行かれることのほうが
俺はずっとずーっと怖い!!
俺にオーラは見えないけれど
観月はすごくおいしそうなオーラを出してるに違いない
だからすごく心配だよ…
だってこんなに小さいのに、大人びてて綺麗だし
それでいて、歳相応に可愛くもあり――
ふふ、お兄ちゃんが魔物だったら食べちゃうかもしれないよ笙・
そして、俺を惑わす観月もまた
ある意味魔物――なのかもね笙・
あああああ!!なんかもう!!なんかもう!!
可愛い魔物ちゃんめーーー!!
むちゅーーー笙・
すごい――興奮じゃ――笙・
俺が観月を守るぞおおおおおお!!
・・・俺ってうまそうなんだ。
うん、お兄ちゃんは怖くない、全くコワクナイヨ。
大きい者が小さい子の手を繋ぐのは当然だからね!
うお…っと、びっくりするな観月。
でも帰る待っててくれたんだ、ありがとう。
ああ、うん…手、繋ごうか。
観月ぐらいなら、おんぶしてあげられそうだけどね。
手、湿ってるかな……うん、カイロが効いたのかもね。
それに少しずつ暖かく…え、それが危ないの?
確かに、風さえ無ければ汗ばむぐらい……うん、油断するね。
こんな鈍感な男の一人ぐらい見逃してくれれば、って思うけれど。
え、笑い話じゃないって? …ごめんごめん。
オーラって言うとああ…聖戦士とかそうゆう。
それは確かに連れていかれるのは困るかな、せっかく一緒に暮らし始めた家族がこんなにいるんだし。
それとも、観月が浚ってしまうのかな……
うん、冗談だってば……ああ、いい唄だ。
興奮……かな
へばね
あはは。魔物だなんて――
観月は怖がりだなぁ
幽れ――
アレなんて、いるわけないさ。
正体見たり、枯れ尾花ってやつだよ。
ホントだよ。
いないって。
気のせいに決まってる。
でも――
観月がそう言うなら、家まで手をつないで行こう。
――絶対に放さないでね?
絶対だよ!
そうか・・・なら魔物に出くわしてもすぐに逃げられるように
観月を肩車してあげよう
観月肩車大好きだもんね
それ!
――てくてくてく――
――てくてくてく――
・・・観月も少し湿ってるよ
すごい
興奮じゃ―― 笙・
やあ観月。
実は言うと僕、この逢魔時の藍色の景色、結構好きなんだ。
僕も妖怪に近しい存在なのかな?キュウビも見えるし。
もし僕が、人間の皮を被った魔物だったらどうする?
―――冗談だよ。
僕は正真正銘の人間。その証拠に、手、あったかいだろ?
さて、本当に暗くなる前に帰ろうか。
明るいおうちで、あったかいごはん食べようね。
あはは…美味しそうとか怖いこと言わないでよ観月
俺ってほら、意外とビビりさんだから怖いのはちょっと苦手なんだよ
…「意外?」って何で疑問形に……
ま、まぁ、それでも観月が危ない目にあったら精一杯守るから安心しなよ
俺だってお兄ちゃんなんだからさ!
さ、帰ろうか。
のんびりゆっくり……か、角に気をつけながらね……
ふふ、観月は綺麗な声をしてるね
ずっと聞き入っていたいよ…
僕も、興奮さ―――
観月がお出迎えしてくれるなんて珍しいなって思ったら
そんな事情があったなんて驚いたよ
百鬼夜行って言うのは深夜に来るものだと思い込んでいたよ
夕陽に染まる月に見惚れて危うく交通事故を起こしかけたのは
きっとそういった魔物の仕業だったんだね
魔物は美しい姿で油断させて僕たちを狙っているのか――
ありがとう観月、これからは左右を良く確認してから横断するよ
観月もお外に出るときは気をつけてね
あかねさす――
むらさきのゆき――
しめのゆき――
のもりはずみや――
・・・こんな感じかな?
いや、ちょっと一緒に歌いたくなってさ。
下手かもしんないけど・・・
なんか、不思議な雰囲気の歌だよなぁ。
あ、さっきはありがとうな。
何か危なかったみたいだし。
俺は魔物とかよく解かんないけど、観月がいうなら居たんだろうなぁ、あの角んところにさ。
ま、もう大丈夫だろうけど。
こうして手を繋いでれば、な?
何か、そんな気がするんだ。
さ、暗くならないうちに、とっとと帰ろうか。
・・・ありがとうな、心配してくれて。
観月ちゃんカワイイ♪
この兄は軽くオカルトマニア入っているのでな。多少の事では驚かん。
確かにな…今日は杉花粉が俟っているようだ。観月が感じ取った気ってのもこのことだろ。危うくくしゃみが止まらなくなるところだった。
目に見えぬなにかってのは大抵こんな風に説明のつく事が多くてな。世にいる多くのオカルトかぶれってのは何かにつけて霊のせいにしようとする。まったく困ったことだ。
ただ、観月の危険を感じ取ったその力、本物だとは思うぞ。
いつか科学の力ではどうしようも出来ないモノに襲われた時、
頼りになるのは観月だと思う。そのときはよろしくたのむよ。
ありがとうな、観月。こうして一緒に歩いていると本当に家族っていいものだなって―――
はは、うん、ごめんごめん。湿っぽいのはダメだな。
さ、帰ろうか。僕達の家にさ。
――――――だからキュウビも拗ねてないで。除け者にしてるわけじゃないってば。
観月、お兄ちゃんも感じるよ
確かにこの角を曲がった先には…魔物が。
なんかこう(───きゅん)ゾクッっときたね。
……いかんいかん。早く帰ろうか観月。
観月、心配かけてごめんね。
でもありがとう。
少し──気が緩んでいたのかもしれない。
なにしろ春という季節はやっかいだ。
気をつけていても自然と隙が生まれてしまう。
魔物ってヤツはそこを狙ってくるのかもしれない──。
この時間は気軽に歩いちゃ怖いってことだね
でも、逆に言えばこういうときは観月は手を繋いで
一緒に僕と歩いてくれるってことでしょう?
そう考えると怖いものなんて何も無いさ。
むしろ幸せいっぱいだよ。
こんな暖かい日は、魔物もちょっとウキウキした気持ちで誰かに会いたくなったのかもしれないよ
だから俺はこの角を曲がる! 全力で! なぁにキュウビも観月もいるんだし大丈夫さ
この角を曲がればどうなるものぞ―――
それは曲がってのお楽しみってことで
今日は暖かいけど油断したら駄目だぞ観月?
俺が知ってる歌にこんなのがある
宿りして 夏の浜辺に 寝たる夜は
夢の内にも 洟ぞ垂れける
おお寒い! こんな夕方には何か暖かいものが食べたいのう
というわけでこの前見つけた今川焼き屋に行こう
俺たちの分と皆のお土産と、途中で会うかもしれない魔物さんの分も買っていこう
きっと皆も笑顔になるから
なんだか本当、観月と話すと不思議だ。
子供とはとても思えないよ。
ぶっちゃげ自分よりもっと年上なんじゃないかとかそんな感じ。
…こうして手繋いでるときはそうでもないんだけどねっ。
まあそんな観月に角曲がるな!とか言われたらね…助けてくれてありがとう。
うん、本当不思議。実際にキュウビも見えてるわけだし…ああ、そんな状況でうまそうなオーラとか言われてもシャレになってないな!
でもとりあえずさ、何があっても、例え逢魔時であろうと、おれは観月の兄じゃなんだから、どんな時も一緒なんだからな?
さあ愛しの我が家だ。
今日のご飯は…、
そうか、イイコトなんて言って、海晴姉が料理当番するんだって張り切ってたなあ…。
ちょっと何がでるか。想像がつかない…。
わざわざ待っててくれたんだ。
うーん、これじゃどっちが年上だかわかんないなあ…
ま、いいや、一緒に帰ろうか。
もう春も近いね。彼から日も伸びる一方だから一日が長くなって楽しみだ。
まあ、僕も正直幽霊とかその類は結構ダメなんだけど、
観月がいてくれれば心強いかもね(キュウビもいるけど)。
あ、でもあんまりフラフラ出歩いちゃダメだよ?
やっぱり一番怖いのは人間なんだからさ。ほら、今春先だし。
おっと――。
どうにも危ないところだったみたいだね。助けてくれてありがとう、観月。
どうも感応が鈍いせいで自力で危険を避けられないみたいだ。まだまだ、精進しなくちゃね。
手? うん、いいけど……腕を上げっぱなしって疲れない? 肩車とか、おんぶとかのがいいんじゃ……一緒に歩くほうが風情がある?
――うーん、よくわからないけど、観月が望むならそれでいいか。
ああ――なんか――わかるかも。
懐かしいっていうか、真ん中あたりが揺れるっていうか。
こういうのもいいものだね。うん、いいものだ――ぅえっ!?
しめ、手湿ってますか俺!?
あ、あはは、今更になって怖くなってきたのかも…。
うん、大丈夫。大丈夫だよ。今は観月がいてくれるから、安心できるよ。
――って、なんでそこで不穏な発言するのかなキミは!?
たた食べても美味しくないからね! いやもちろん冗談だとはわかってるよ! わかってるからね!?
ふぅ……あんまり兄を脅かさないでくれ。
嫌いなわけじゃないんだけどね、ちょっと苦手なだけで。
現にキュウビのことは好きだし。
これから克服していくから、しばらくはお願いしていいかな、観月?
もぅ!観月たんが手をつないで欲しいなんていうからドキドキしちゃったじゃない!
まだ幼いのに、まるで小悪魔だよ。
え?ご、ご、ごめんね!変な意味で言ったんじゃないよ!
かわいらしさを形容しただけであって悪い意味なんか一ミクロンも含まれてないし、というか観月たんにそもそも欠点と呼ばれるところが見当たるのかどうかすらあやしくて、最高というか完璧というか・・・あ、いや、でも完璧だからと言ってこれから観月たんが全く成長しないっていう意味でもなくて、これからも成長するけど、今でも十分すぎるくらい素敵だという意味で、素敵な部分がどんどん成長していくのが楽しみというか待ち遠しいというかそんな気持ちで胸が一杯で夜も寝れなくてうあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
とにかく俺は君が好きなんだあああああああああああ
魔物?!
危なかったなぁ
観月がいなかったらどうなってたことやら……
観月の手はあったかいね
こうやって手を繋いでいると、なんだか安心するよ
観月まっててくれたんだ、ありがとう
でも魔物って・・・なんだか怖いなぁ
僕ってそんなおいしそうなのかなぁ
観月のおかげで助かったよ、感謝する
この兄でよければいつでも手をつなぐぞ
最近は物騒な世の中と言うからね出かけるときは観月にも付き添ってもらおうかな?
まさかこのわれにそのようなオーラが出てるとは思わなかった、でも観月心配するなこういう見えてもわれは強い例え魔物にあっても討たれることは無い、逆に倒してみせるさ
観月の手は小さくて、温かくて、かわいいな、誰もいないしワシも歌おうかな
消えない灼熱の花、輝きを見せておくれ〜
わぁっ!?
ビックリした……どうしたの、観月ちゃん?
えーと、よく分からないけど僕のコト待っててくれたんだ。
ありがとう。うん、それじゃあ一緒に帰ろう―――
え、あ、手? ご、ごめんね気づかなくて。
ふふ、そうだね、しっかりしてても観月ちゃんは、まだ小さいもんね。
それじゃ改めて―――
手を繋いで一緒に帰ろうか。
うん、陽が長くなって暖かくなると、
なんだかのんびりした気持ちになってくるよね。
冬の透き通った空気も好きだけど、こんな風に穏やかな陽気も好きだな。
ん、「でも」?
そうか、誰そ彼の辻には魔物が潜んでいるって言うよね。
そう考えると何だか急に寒くなってきたかも……
う、うまそうなオーラって、そんなに脅かさないでよ……
そうだね、観月ちゃんはキュウビも一緒だから
心配ないかも知れないけど……
もし……万が一、観月ちゃんが連れて行かれそうになったら、
その時は―――
また僕が、こうやってキミの手を掴まえるから―――
……なんて、ね。僕が言っても頼りないか。
ごめんごめん、今の言葉は忘れて―――
え、魔物の気持ちって……
ア、アハハ……いま、キュウビが僕の方を見て
ぺロッて舌を出した気がするのは気のせい……だよね?
歌? へえ、楽しそうだね、聞かせて欲しいな。
あ、歌ってそっちの……
うーん、観月ちゃんは難しい事を知ってるんだね。
ふふ、これは僕もお返しした方がいいのかな?
紫の 匂へる妹を 憎くあらば―――
あはは、興奮ですか。喜んでくれて嬉しいよ。
今日は迎えに来てくれてありがとう。
観月がお出迎えしてくれるなんて嬉しいな
こうやって二人で手を繋いで歩いてると
何がきたってへっちゃらな気がするよ
角を曲がったら魔物が待っている、で思い出したけど
子供のとき、こんな夕暮れの帰り道を急いでると
ふと、自分はどこか別の世界に迷い込んでしまったんじゃないかって
思うことがあったな
見慣れたはずの街並が、急によそよそしく感じたりしたあれも
観月の言う、魔物の仕業なのかもしれないね
でもいまは、観月や、家族のみんながいるこの世界が
僕の真実の世界だから
もうそんな気持ちにはならないだろうな
待っていてくれたんだね。ありがとう。
君はその小さな瞳に何を映すのかな。
彼岸花のように不遜な赤で染まった夕暮れの中で、君は無邪気に笑って、僕の手を握ったね。小さな手の温もりは僕を安心させてくれたんだ。
お酒はきつめの洋酒がいい〜♪肴は家族のお酌でいい〜はぁ〜だんちょn・・・うおっ!!!!ウップス!な、なんだ!?敵か!?おわぁ!観月ジャマイカ首都はキングストン!
なに、虫ぃ〜?きっと俺の腹の虫でも騒いでたんだよハハハ、そうだな、早く帰ろう、寒いし暗いし観月かわいいし
え?手?なに、こんな手でよければ・・・フフフ・・・手だけでいいのかな?さぁ、心も繋いで!俺の心のドッグはいつでもドッキングをお待ちしております!さぁ!イッツキッスミー!あ!キュウビさん!冗談ですよ!ハハハ!
いやぁ、観月の手はちいさくてかわいいなぁ・・・はぁ柔らかくてぷにぷにすべすべ・・・(モミモミ でも俺の手を全部握れるようになったら・・・まだ気が早いか
俺の手湿りは男汁といって男気が溢れれるとにじみ出てくる液体のせいで湿っているのさ、どう?このあふれ出る男気を感じないかい?
魔物?魔物なんて屁のつっぱりですよ!心配することはない、俺がいれば魔物10や20、100や200くらいどうって事はない、この躍動する筋肉の前では魔物も赤子同然よ(ムキムキィ!! だから観月も恐れることはない、俺と一緒なら観月は無敵さ!
渋いねぇ、観月渋すぎるぜ〜
では俺は短歌を
すばらしき
かぞくにであえ
わがこころ
なたねづゆから
さつきばれかな
もういっちょ!今度は俳句!
ああみずき
たべたいくらい
だいすきだ
フフフ・・・俺の熱い気持ちを歌ってみたぜ!
よーし!うちに帰って今日はお風呂で歌大会だ!
わざわざ迎えに来てくれたのか、ありがとう
虫…って、虫の知らせってやつかな?
観月が言うと、何だか深い意味でもありそうな感じだ
乾燥すると怪我しやすくなるからな
観月の手も冬なのに温かくて良いことだ
そうだな、最近は寒さも和らいで…
って、何か物騒な話だな
ひょっとして、それで心配して
迎えに来てくれたのか?
…うん、分かった。『夕方の曲がり角には気をつけろ』、か
はは、今日はごきげんだな
唄まで披露してくれるなんて―
俺も楽しくなってきたよ
そうなのか、これから気を付けるよ
それにしても逢魔時か…
ところで、俺のオーラってそんなに美味そうなの?
良く分からないな
まあ観月がいてくれれば大丈夫かな
いやぁ、観月の霊感?は鋭いなぁ。
そういうのを持ち合わせてないから、全然わからないや。
でも逢魔時は一応知ってるよ。
丁度こんな風に暗くなってきて、少し近くでも誰か分からない、もしかしたら幽霊か?っていう時刻を言うんだよね。
う〜ん、美味しそうなオーラか…。食べても美味しくないよ、きっと。
でも一時凌ぎの方法は幾つか知ってるから、いざとなったら、ね。
それでも、観月がいれば心強いかな。
観月の手、暖かいね。
こうやって二人で歩いていたら、幽霊のほうが近寄れないさ。
ふふふ……そうか。
お前は俺を守ってくれたか。
逢魔時、或いは黄昏の時刻。魔に属し者共騒ぎ立てる刻。
事を荒立てるは得策ではない、か。
方違えだ。いつもと違う道を行こう。
美味そうなオーラ、か。俺が纏いし念。或いは奴らに好まれるのかもな。
ふふ、お前にも美味そうに見えるのならば、或いはお前も、俺の念、欲するか?
数多の刻、その内に蓄積されし我が念。お前とキュウビならば波長が合い受けれるかもしれんが……やめておいた方がいい。
俺も、お前も、力も器も未だ未熟。
余計な事をして厄介な奴を呼び寄せても困る。
さて、我が器、湿っている、か?
呼応してるのかも、な。お前と。
お前となら、この世に在らざるべき者共と戦える、そんな気がする。
ククク……なんだか、楽しくなってきた。
お前も興奮している、ようだ。或いは、この辺りに漂いし念、それが我らの持つ精霊と干渉しあい、戦場を欲するか?
観えるか、月よ?我と共に在りしは観月。星よ、聴こえるか?我が妹が歌いし詩。
天よ聞け、地よ耳を傾けろ。
我が歌うは古の詩。異界の旋律。
天に輝けり紅き火よ!その身、宵闇に沈めようと、刻を経て光と輝きを再誕させる者よ、見よ!
例え今日と言う日が闇に包まれしとも、我らに在りし、希望の輝き。
我らが輝き、貴様に劣らぬ。なれば、共に輝き、光を!闇を祓い、そして……
……と、観月、止めてくれたか……いかんな、つい、暴走しがちだ。
俺の名に嵌められた枷‘光輝’ 光とは因果なものだ。総てを照らし、或いは破滅させる。ただの光に、温もりは無いのさ。
故にこの枷、うっとおしくも諦めてはいたが、お前達と共に在れば光に温もりを加えることが出来そうだ。
さぁ、帰ろうか、我が家へ。迎えに来てくれて、ありがとう。
おっと、角を曲がっちゃいけないのか。
忠告してくれてありがとう、観月。
たとえ恐ろしい魔物が現れたとしても、観月と手を繋いでいれば勇気100倍。
何があっても怖くなんてないさ。
まぁ、何もおこらないのが一番だけどね。
曲がり角に気をつけて、ゆったり帰ろうか。
幼児の観月ちゃん、お迎えご苦労様。
幼児なのによくここまで一人で来られたね〜。えらいえらい。
幼児だから帰りは手をつなごうね〜。
幼児の観月ちゃんの難しい方の歌を聞いていたらなんだか僕も歌いたくなってきたよ。
ようじのようじのみづきちゃん〜♪
あなたのおうちはどこで――いてぇ!ちょっとそれキュウビ投げつけないで!
やあ、観月
危ないところ?をどうもありがとう――
僕にはそういうのがよく分からなくて――
観月がいてくれると心強いよ
え? 手を握りたい?
そうだね。観月はまだまだ小さい子だもんね。
手を繋いで帰ろうか――
魔物の気持ちが分かるとか言わないでくれよ。
怖いじゃないか。
でも――
観月になら、とって喰われても構わないな笙・
あぁ、観月・・・どした?この先に何かあるの?
――そっか、観月の胸騒ぎって事はホントに何かいるのかな。ちょっと覗いてみたい気もするけど・・・怖いからやめとこ。
ん?もう大丈夫?良かったぁ。
ぇ・・・手?あぁ、ゴメンゴメン、気付かなくって。そうだね、観月はまだ子供なんだもんね。話してるとついつい忘れちゃいそうになるけど・・・
あはは、ちょっと汗かいちゃったかな?・・・もしかして冷や汗かも――まぁ今日はそんなに寒くなかったしね。ちょっとずつ春らしくなってきてるんだろうね。
ま・・・魔物、かぁ。みんなやっぱりあったかくなってくると魔物も元気になっちゃうのかな。春先は変なのが出てくるって言うし・・・いやそれは違うか。
――って事はもしかしてさっきの角にも・・・!?
・・・うーん、ちょっと寒気が・・・美味しそうなオーラ、かぁ。そんなんに好かれるのはあんましありがたくないけど、観月に連れてかれるんなら光栄、かな?なんてね・・・さ、家に帰ろっか。
魔物かぁ。それは恐ろしいね
でも、そうだね。嬉しい顔をして魔物が噛み付いたときこそ
私は魔物にウインクして笑うべきなのかもしれない
なんかよく分からないけどそうあるべきだと思えてね
この時期の夕暮れは寂しいね
でも、観月と手を繋ぐと何一つ不安が無くなって
そうか観月が私のことを守ってくれるからかな?
ありがとう
観月には私の見えていないものが見えているのかな?
残念だけど私には見えないよ
だから、これから沢山の素敵なものを私が見せてあげるね
この世界中にあるもの全て人によって見え方は違うし
見えるもの見えないものも人によって違うよ
同じものが見えるとは思わない
でもね、同じ気持ちにはなれるはず
信じていいよ。私は観月の事が好きだから
大好きだよ――ねぇ、少しは私と同じ気持ちになれたかな?
観月に食べられるなら―――本望だよ笙・
いや僕の方が観月を食べちゃいたいな笙・
ありがとう観月
観月にはいつも守ってもらってばかりだね
う〜ん僕にも何か出来ないかな
キュウビを見ることが出来ても…見れるだけだし
僕に出来るのはこうやって観月の手を握ることくらいなのかな…
逢魔時には魔物が出る――か
目に映るもの全てが橙色に染まるそんな夕暮れ時だから
魔物も姿を現すことが出来るのかな?
よくわからないけど…
魔物によくわからない場所に連れて行かれるのは嫌だな…
観月に連れて行かれるのならどこへでも行くけどさ
変なこと言っちゃったね
さあ早く帰ろうか段々と寒くなってきたし……
――そうだ観月
僕にも出来ることがあったよ
ほら――こうすれば…
兄じゃの大きな体なら…観月の小さな体を
抱きしめて温めてあげることが出来る
なんだか――
興奮するね――
ありがとう、でも私をどうこう出来るものなんて
そうそういないってな
日が伸びたとはいえやはりまだ寒い
みつきが来てくれて嬉しかったよ
あったかいからないろいろと
助けてくれてありがとうな。
俺はお兄ちゃんなのに観月に助けてもらったり、気が利かなかったり駄目だな。
でも次はちゃんとするよう頑張るからな。
助けてくれてありがとうな。
俺はお兄ちゃんなのに観月に助けてもらったり、気が利かなかったり駄目だな。
でも次はちゃんとするよう頑張るからな。
なかなかしぶいもの知ってるな、観月。
むらさきの
にほへる妹を
憎くあらば
人妻ゆゑに…ってやつだろ、たしか。
でも、ちょっとババくさくないか?
……複雑な女心、ねぇ。
俺にはわかんねーな、そういうの。
だから、鈍感て言われるのかもしんねーけど、
まあ、観月が手をつなぐことが好きなのはよくわかったけどな。
う、歌ってそっちの歌か。子供なんだからおしりなんとかにしときなよ。え?いや、おしり触りたいんじゃなくてそういう歌のタイトルだよ。兄じゃの頼みなら断れぬってそんなこと頼んでないから。だから違うって、なんでそこで興奮じゃーとか言うの!
確かに近頃は日が長くなって春めいてきたね。
今日はいつもに比べて暖かかったし。
逢魔時、か。冬の間は気づくと日が落ちて、夕暮れ時の感覚がなかったけど、近頃の夕方は確かに何か魔物でも出てきそうな雰囲気があるね。
もっとも、私はそういうのには鈍感なんだが……
ほら、以前の、バレンタインでもそうだったろ?
霊感がないだけそういうのに好かれるのは怖いなあ。
観月と一緒なら平気かな?
虫の知らせ、なんていうのもやっぱり私たちが兄弟だからなんだろうね。
頼もしいな、観月は……なんて、兄として情けないね。
さっきは怖いなんて言ったけど、このまま手を繋いでいたら怖いものなんて何にも無いように思えてくるよ。
今年はまだ冷たい風が吹いてるけど
ポツポツ咲き始めてた帰り道の梅の花も満開になって
いよいよ春を待つばかりって感じになってきたね
風が止んだ一瞬に、湿っぽい春の匂いがするよ
ああごめん、僕は相変わらずニブニブで……
花粉には超敏感なんだけどさ、はは
ほら、ムズムズしてきて……クシュン!
確かに季節の変わり目は霊的な者も暴れやすいって
なんだかどこかで昔聞いたこともあるな……
人間が活動を始める春なんかはオバケもそうなのかな?
え?幽霊とお化けをごちゃまぜにするな?うーん
それにしても観月は常に物の怪の気配を感じ取るんだね
まあそのおかげで僕は守ってもらってるから
感謝はするんだけど……
ほら、角を曲がろうとするたびに警戒してたら
その……疲れちゃわないかな?
確かに春の気配に頭がボンヤリしちゃったトラックが
突っ込んでくるとか、直接魔物じゃなくても春の角は
危険がいっぱいだから警戒は必要だけど……ね
もうちょっとウキウキ楽しく歩いてもいいんじゃないかな?
ダメ?そうですか、ごめんなさい
まあ魔物のことは観月に任せたよ。
それ以外の危険からは僕が観月を守るからよろしく。
さあ、家に帰ろうか……
って、はい、この角も警戒ですね、ごめんごめん。
いつか……
僕と観月がお互い何の心配もせずのんびりウキウキ
お散歩できる日が来るといいね
のもりはみずや―――
きみがそでふる――――
ふふ、観月が何でこの詩を詠ったのかは分からないな
……いや、わかんないことにしとくよ。
でも、さっき大きな袖をブンブン振って
僕を迎えてくれた観月はとってもかわいかったよ。
助かったよ。ありがとう。
しかしうまそうなオーラ、か。
…俺、食われるのか?
ニヤ/\と
微笑しながらついてくる
もう一人の我を
振り返る夕暮れ
夢野久作/猟奇歌
★後志神威です。
観月ちゃん、日記ありがとう。
ふぅ…今日は助かったよ…ありがとう。
立春を過ぎて、日の入の時間が長くなったのはもはや気のせいではない…日の出も同様。畳の目のように夏至の頃まで伸びていく…自然の摂理だね。
でも、三寒四温。体調に気を付けてみんなと過ごします。
ん?手を繋いで…温かい…コレが観月ちゃんの心…
また、触れられたね…ありがとう…
これからも僕を守ってくれる…我が家の守護神みたいだね…
それでは、また。
”聖なるゴッドカシオペア”より
…ん?曲がっちゃ駄目?
まあそういうならそうするけど…
…え?手をつなげ?
…あ、そうだね。気が利かなくてごめん。
…情けないところばかり見せちゃってるね、ハハハ…
逢魔時ってあまり意識したことがないから
今までは角でも普通に曲がっちゃってたけど…
うまそうなオーラって、もしかして
すでに魔物が俺に憑いてたりは…
……してない、よね?
ん?大丈夫?ならいいんだけど。
魔物の気持ちがわかるって、連れていっちゃいたくなるってこと?
―――観月にだったら連れて行かれちゃってもいいかなー…なんて
な、なんで笑ってるのさ観月。
そんなに変なこと言った?
ふふっ…ごめんごめん、本当は、あの角に魔物がいることは察知していたのだけれど、
観月に止められたくて―――ね。
小さい手なのに、観月の手は暖かい、ね。その小さな身体に大きな温もりが詰まってる……。
まるで光に包まれるような―――――。
僕の日常は冷たく凍っている……。でも、そんな僕の冷え固まった心を、観月が暖めてくれるから、僕の中に暖かさが生まれるんだよ……。
曲がり角のあれだけど―――
心配しなくていいよ、あれはこの季節の逢魔時で現れる魔物の中ではもっとも程度の低いものなんだ。
ふふっ、あんなのを警戒するなんて、観月らしくないじゃないか。
こんなの僕の力でも――――。
怒った?ふふ、冗談、冗談だよ。
観月は歌が好きなんだね。キュウビも聞き入ってる…。
僕も歌が好きだな。でも、そんなことより、歌っている君の声が愛おしく思えて仕方ないよ。
どうしてなのだろう―――
ふふ、僕も歌いたくなってきたよ。
さあ…些やかな合唱を始めようか?
あの時はいきなり声をかけられたからびっくりしちゃった。
わざわざ迎えに来てくれたんだね。ありがとう。
観月の手はまだちっちゃいんだね。ふふ――
辻は昔から何かが潜むとはいうけど、
やっぱり観月には色々見えるのかな。
大丈夫、一人より二人、二人より三人。
僕だけじゃない、妹達や姉さんもいれば何だって平気さ。
あかねさす
紫野行き
標野行き
野守は見ずや
君が袖振る
でも今観月が邪魔されたくないなら、
この歌のように少しの間二人だけになるのも
いいかな――?
ハハハ、魔物位 お兄ちゃんが卍解したら楽勝だよ!卍解どころか斬ぱく刀を解放するまでもないヨ!
観月がやられそうになったら俺が出て行ってやっつける
そうだね
うま味なオーラが出ているのは否定出来ないね
あかねさす――
って……確か万葉集の中にあった歌だよね。
観月ってば物知りさんだなぁ。でもお兄ちゃん時々思うの――観月って本当に4歳児なのかと。
でも観月が104歳であろうと1004歳であろうと…10万と4歳であろうと!
お兄ちゃんの観月に対するLOVEは変わらないよ!アハハ!
観月の手を握りもう片方の手は自転車を押す。こうして2人で帰るのはいいものだ。
観月って興奮すると歌うのか、いいことを知ったな。
逢魔時には気軽に角を曲がってはいけない×3…よし!
これでもう軽い気持ちで角を曲がることはないぞ!
でもこうして観月と手をつないでいるとある標識を思い出すなぁ。
と思っていた矢先にあの標識だ。
観月、あそこの標識を見てごらん。
あれが歩行者専用道路っていう標識なんだ。
親子のように見えるけど実はまったくの他人。
話せば長くなるけど左の大人の人が右の子供を…ああやっぱり話すのはやめとこう。
え?遠慮せずに話せ?じゃあ家に帰ってから話そうか。
歩きながら話してると色々と危ないからね。
さて…
おーい魔物!僕はうまそうなオーラ出してるけど美味しくはないぞー!
うおっ!?な、なんだ観月か――迎えに来てくれたの?ありがとうね
え?あ、うん、手ね、どうぞどうぞ・・・ははは、湿ってるかぁ、あんまり乾燥しない方かな、そういえば
確かにちょっと前に比べたら日が暮れるのが遅くなったねぇ・・・魔物?好かれてるとなるとちょっと怖いなあ――でも観月が守ってくれるなら大丈夫かな!
ん?魔物の気持ち・・・?それにその歌って・・・
――あぁ!角の魔物ってそういう――
観月ありがとう。
いつもなら言われる前に気付くのに・・・。
今日は、観月に言われるまで気付く事が出来なかった。
なぜだろう。ここに来るまでは、この忌々しいオーラのせいで沢山の魔物達と戦ってきたのに・・・。
ここに来てから、勘が鈍ってしまったのであろうか?
もしそうだとしたら、観月達のせいだな。
観月達は俺に、考えられないくらいの幸福をくれた。
その幸福が俺の勘を鈍らせたんだと思う。
だから、その責任を取ってしっかり俺を守ってくれよ。
この繋いだ手のように、すっと一緒にいて俺を守ってくれよ。
ここの家に来た事を後悔させないでくれよ。
観月の手が触れた瞬間
俺のロマン回路が目覚めた。
雷が鳴り響き、大地は裂け、
サブプライム問題は解決した。
これが後の第3ルネッサンスである。
我が軍の全兵力を持ってしても討伐することのできなかった魔物をあっさり退けるとは・・・さすが観月だ。
だが、新たな魔物が生まれてしまったようだ。
そうだ、わかるだろう?私だ。
夜戦はあまり得意ではないが、核爆弾級の一発を期待してるよ。
感動と興奮で私の顔面は潰れたトマトのような様相を呈した。
紳士の私をここまでにさせるなんて、観月はフィレンツェのどの女達よりも魅力的だな。
アリヴェデールチ!
ブォナノッテ!ミツキ!アアン!
助けてくれてありがとう。
って…ぃゃあの観月ちゃんに魅入られてる…?!うまそう?!(汗)
ボクは塵になるのか?!霙姉さん†
うおぃ!?なんだ・・・観月か・・・なんだよ大声出したりして・・・驚かすなよ
手を繋げって?なんだ、今日は甘え?てくるじゃないか・・・こうしてれば年相応の女の子なんだけどな・・・
おいおい・・・また物騒な事言わないでくれよ・・・うまそうなオーラってなんだ(汗
って興奮すんなよ・・・