少しずつ――
少しずつ。
空気が暖かくなってきて――
もうすぐ、2月も終わり。
おうちのお庭も――
陽あたりのいい午後は、
少しだけ春のにおいがしています。
今日は、少し元気だったので、
みんなが学校に行ってしまった後で――
お雛様のお支度をしました。
お人形の飾り付けは、
去年から、ユキのおうちでの大切なお役目です
おうちでは女の子たちのみんなが、
いくつかのお役目を持っているけれど――
ユキはあんまり丈夫じゃないし、
入院しておうちにいられないこともあるから――
お役目はとっても少ないの。
ユキね、たまに――
お料理の上手な蛍お姉ちゃんや春風お姉ちゃんのこと、
すっごくうらやましいなって思ったりします。
2人の作ったご飯やおやつ、
みんなみんな大好きで――とくに
青空ちゃんや虹子ちゃんがおめめをキラキラさせてるのを見ると、
ユキもあんな風に――
みんなに美味しいお料理作ってあげられたらな
って思っちゃうの――
でも――そんな中で、お雛様のお支度は
ユキの数少ない大切なお役目です
姉妹みんなの大切なお雛様。
大事に丁寧に――箱から出して、衣装やおぐしをととのえて。
大きな緋毛氈の段飾りに並べたら――
さいごに桃の花を飾って、甘酒をお供えしてできあがり。
ちょっぴり一口だけ――
白いお酒の味見をしたら、
甘いふんわりした味といっしょに、
舌の上がつんとして――
ふわふわ――
不思議な気持ちになりました
なんだかだれかによりかかりたくなって――
今ここにお兄ちゃんがいてくれたらいいのになって、思って――
少しさびしくなっちゃった。
ふわふわ――
ふんわり。
まっしろい雲の上で――
お兄ちゃんとお昼寝したかったな。
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作/公野櫻子
イラスト/みぶなつき
日記イラスト/霧賀ユキ
※掲載されたコメントは、電撃G'smagazineおよび当HP内の企画ページに転載される場合がございます。
あらかじめご了承ください。




ごめんねユキ。
すぐ帰るから待っててね。
暖かくしてるんだよ。
お役目、ちゃんとできたんだね
偉いぞ綿雪
お雛様、とってもキレイに飾り付けられてるよ
お料理はこれからお姉ちゃんたちに教えてもらえばいいさ
綿雪が大きくなる頃には
身体も丈夫になって
お料理も、ホタや春風に負けないくらいになってる
きっとね
甘酒は綿雪にはまだちょっと早かったみたいだけど
雲の上で一緒にお昼寝したら、気持ちいいだろうね
今度、雲みたいに真っ白でふわふわなクッションでも買ってこようかな?
大丈夫だよ綿雪
これからはずっとお兄ちゃんが一緒だから
ふわふわふんわり。
もしもこの気持ちが見えるのならば、
きっとふわふわ雲のよう。
そして、もしもこの気持ちが届くのならば、
それは綿帽子となって、きっと君の頭の上にあるのかもな――
一緒にいられなくてごめんね
綿雪には綿雪の良い所があるんだから
誰かのようになんて考えなくても良いんだよ
今度、一緒に昼寝でもしようか
今度一緒にお昼寝しようね。
綿雪、すごく綺麗に飾りつけたね。
でもお兄ちゃんは綿雪がお雛様の横で
眠り込んでるのを見つけたときちょっとびっくりしたぞ!
甘酒をなめちゃうなんて。
本当は食いしん坊さんなのかな?
まだちっちゃいんだからアルコールはだめだよ!
雛あられはないけど、何故か金平糖が手元にあるから
ひとつおくちにいれてあげよう!
ふわふわ雲の上で一緒に星を掴まえる夢を見られるよ!
お雛様、きれいに飾れたね
まるでユキみたいにきれいだよ
今度のお休みでいいかな──
一緒に──
お昼寝しようか
ねっ
綿雪がお願いしてくれたらいつでも抱っこだって肩車だって添い寝だってなんだってしちゃうぞ
お兄ちゃんにとって綿雪は甘酒みたいなものだからそばにいるだけでふわふわ不思議な気持ちになっちゃうよ
じゃあ綿雪、ひな祭りにはお兄ちゃんと一緒にひな祭りの料理を作ろう
綺麗なちらし寿司に菱餅や色とりどりのひなあられを飾ろう
雛大福は簡単だからきっと綿雪にも作れるよ
甘酸っぱい苺と餅でお菓子のお雛様を作れば、きっと妹たちも可愛いって喜んでくれるよ
綿雪…それ甘酒の中になんか入ってるんじゃ…
そういえばもらったチョコのなかにリキュール入りのがあったような…
とにかくめっ!
綿雪が口をつけた残りは責任を持ってお兄ちゃんが始末します。
このことは氷柱にはナイショだからね?
ところでもうお雛様を出すなんて早いんだなあ
お雛様をしまい忘れると行き遅れになるなんていうけど
あんまり早く出しすぎると、綿雪が早くもらわれちゃうみたいでさびしいよ
こんばんわユキ、お支度お疲れさま。
本当にそろそろ二月も終わりだね、もうすぐ春になるんだな。
ちょっと花粉症が怖いけれど、暖かくなったらきっと過ごしやすくなるね。
吹雪とかは少し大変かもしれないけれど、きっと良いことだね。
毎年お支度はユキがやっているんだね。
ユキはみんなを羨ましいって思っているみたいだけど、みんなもユキを羨ましいって思うことがあるかもしれないよ。
そんな風に丁寧に、ひな人形を雛壇に飾れるって素敵な事だと思うんだ。
俺にはちょっと難しいことですらあるよ、無器用ですから。
甘酒はちょっとだけユキには刺激が強いのかな。
今度、一緒に飲んでみようか。
そうしたら今度はもたれてあげられるから。
いつも一緒にいられたらいいけど、その分ユキのことを思う気持ちが届くといいな。
へばね
綿雪……がんばったんだね。お雛様、とっても良く出来てるよ。
いつでも寄りかかってくれても良かったんだけど、タイミング悪かったみたいだね……ごめんよ綿雪。
確かに最近温かくなってきたし――今度は一緒何かしようね。
綿雪、元気でいてね。
わっ、わたゆきっ…!!
うおお!!
なんていい子なんだ!!
なんて優しい子なんだっ!!
いいんだよ、無理しなくて!
綿雪がげんきにしてくれているだけで…
俺の隣にいてくれるだけでっ!
お兄ちゃん嬉しいんだからっ!!
お料理も無理しないで少しずつ覚えていこうね
俺、手伝いも味見もなんだってするからね
さっ!綿雪!
お兄ちゃんはここにいるぞ
好きなだけ寄りかかりなさい!
ていうかお膝の上においでー綿雪ー♪
よいしょっ…と
んー笙・
綿雪はふわふわしてて柔らかいなあ笙・
すりすりすりー
それにいい匂いするー笙・
ん?
綿雪、顔が赤いよ?
甘酒で酔っちゃったのかな?
それとも…ふふっ
お兄ちゃんの魅力に酔っちゃったのかな?
お・ま・せ・サン笙・
もう二月も終わりなんだね。
お雛様は今ぐらいから準備しないとダメなのかな。
綿雪はお姉ちゃんだし、妹たちに何かしてあげたいのかな?
そんなに慌てなくても、お料理なんかはゆっくり覚えていけばいいよ。……全然ダメな僕が言っても説得力ゼロだけど。
今はお雛様に精一杯優しくしてあげてね。
今日は色々寄り道しちゃって帰りが遅かったけど、今度は一緒にお昼寝しようか。でも甘酒は、まだ早いからダメ。
さすがユキだね。
綺麗に飾りつけできているよ。えらいえらい。
これだけ頑張って疲れたろ?
今はお兄ちゃんがそばにいるから…さあおいで
一緒にお昼寝しよう。
綿雪、まだ蛍お姉ちゃんや春風お姉ちゃんと違ってまだ若いんだからそう慌てずともよい、時間たくさんあるのだから急がずゆっくりやって行けば姉上達みたい綿雪もなれるから大丈夫だ、綿雪が料理を作る時はこの兄にも食べさせてね
そろそろひな祭りか、前まではそういうのには縁が無かったのだが、ひな祭りの時この兄もよかったら一緒にいたいのう、その時のお酌は綿雪がやってほしいな
もちろん、今度はこの兄と添い寝しような、兄で良ければいつでもいいぞ
綿雪、いっしょにいてあげられなくてごめんね……
お兄ちゃんこれでもできるだけ早く帰ってきてるつもりなんだけど、綿雪にはいつもさみしい思いをさせちゃうね。
今夜はお兄ちゃん、綿雪の夢を見れるようにがんばるから、そしたら白い雲の上でいっしょにおひるねしようね。
これからお昼にさみしい思いをしないように、蛍に僕のお人形を作ってもらおうかな。そうしたら、綿雪も少しはさみしくなくなるかな。
お雛様かあ……
そういえばもうそんな時期なんだね。
この家は女の子ばっかりだから、きっとすごく大事な日なんだろうね。
その準備を任されてるなんて、すごいじゃないか綿雪。
量は少なくても、大事なお仕事を任されるってのは信頼されてる証拠だよ。
でも、綿雪は頑張り屋さんだから、それだけじゃ物足りないのかな?
大丈夫。今は出来ることが少なくても、これから少しずつ増やしていけばいいんだから。
料理は私もちょっと興味があるなあ。
蛍や春風の料理は本当に美味しいものね。
今度教えてくれるように二人でお願いしてみようか。
ああ、それにしても、綿雪がお雛様の支度をしてるのはすごく絵になっただろうなあ。
綿雪本人がお人形さんみたいにかわいいんだもの。
私もそこにいてご一緒したかったな。
綿雪、お空の上でふやふやお昼寝は気持ちがいいかもしれないけれど、そんなところの行っちゃダメだからね
その代わり、家に帰ったら一緒にお日様に当たりながらお昼寝しよう
お料理だって綿雪なら上手になれるよ
少しずつ蛍に教えてもらおう
無理はしなくていいから
まだ時間はあるからゆっくり行こう
ただいま綿雪、ひな壇飾ったんだね。とっても綺麗に出来てるよ。これからだんだんと暖かくなってくるからそうしたら一緒にお昼寝しようね。
綿雪、大事なお役目ご苦労さま。
これで、みんなでひな祭を祝えるね。ありがとう。
綿雪が大きくなったらお兄ちゃんにお料理作ってほしいな。
あせらないで少しずつ丈夫になろうね。
ゆっきーは今日もお人形さんみたいだな!
だからギュッってしちゃおう
ぎゅーーーっ
うーん
ゆっきー分補充!
いや、びっくりしたぞ。帰ってきたら豪華な雛壇が現れていたんだからな。
俺は今まで男だらけの中で育ってきた。だから正直、雛祭りというものを知らん。しかし学校や幼稚園から皆が帰って来たとき、皆一様に目を丸くしていたぞ。それこそ虹子や青空見たくな。
よっぽど珍しいんだろうな、いつもは既に寝てる時間なのにあさひがまだ雛壇を見てるな。
ふふ、良かったじゃないか。今日の主役は間違いなく綿雪、お前だ。観月風に言うとお前の周りに良い気が巡っていることだろう。
ゆっくり疲れを癒せ。今日はいい夢見れるだろうな。おやすみ、綿雪。
うおおおおおおお!綿雪ぃ!
お兄ちゃん今帰るからね!
いつも一緒にいられない愚かな兄を撃てっ!
撃ってくれ!おぉぉおおおおぉおお!
何か困ったことがあったらお兄ちゃんか氷柱お姉ちゃんに
言うんだよ。
もうそろそろ春だからねぇ・・・お昼ごろはポカポカして眠くなるよ・・・、でもお兄ちゃんはあまり春が好きじゃないんだ、なぜなら花粉症の季節だからさ〜綿雪は花粉症は大丈夫かな、心配ならお兄ちゃんが甜茶を入れてあげよう!
お雛様か・・・お兄ちゃんは五月人形だったなぁ、付属品の模造刀で人形に攻撃して破壊ししまったり・・・ああ懐かしい、我が家のひな祭りはまだ参加したこと無いから楽しみだな、どんな雛人形なんだろうな〜
おお・・・そうだったのか、大丈夫!料理のことならお任せあれ!包丁人兄、クッキングアニ、ミスター兄っ子なお兄ちゃんが親切丁寧、手取り足取り腰とりオコジョのノミ取り教えてあげるよ!
頼れる奥さん、憧れの奥さん必須料理、男はみんな大好物、肉じゃがの作り方を伝授しよう!
ラララ〜まーずーはぁ〜じゃがいも・たまねぎ・牛スライス・糸こん・いんげん・人参、野菜は皮むきスジ剥き左向きワォ!
芋は四つ切、あとは適当ざく切りでOK、でもタマネギは気をつけて〜だって涙が出ちゃう!女の子だもん!――きゅん
鍋には油。肉をぶち込み、軽く炒めておきましょうHEY!!YO!み・み・み・み水!水ぅ・・・!を入れて材料全部ぶち込んで落し蓋入れ、ひと煮立ちぃ〜男は黙って仁王立ち!(わぁ!男らしい!
醤油にみりんに酒を入れよう!分量は・・・味をみながら入れればいいじゃんコチュジャンいれちゃだめ!
おやおやなんだか味が足りない、そうだ、だしを忘れてた!2番?3番?1番だしの素を入れたら〜さ・ら・に・煮るぅ〜煮てる間は、綿雪を見るぅ〜(綿雪かわいい!
いい感じに〜煮えたら〜ハイ!出来上がり!肉じゃがでぃ!きゃー肉じゃが様ステキー!
と、まぁこのように肉じゃがを作る、途中でカレー粉を入れると別なものになるので注意が必要だ!
これさえあれば綿雪も立派な料理人だぜ!まずは料理人10級からスタートだぜベイベー!
甘酒はもち米と麹から造ったのが最高に美味しいんだぜ?お兄ちゃんは水で溶くんじゃなくて日本酒で溶くのが好き・・・生姜はちょっとでたのむぜ?
雲の上か・・・何時か連れて行ってあげるさ、だから今はお兄ちゃんの胸の中でおやすみ、それとも腕の中のハンモックがいいかな?
よし、今日は一緒に寝ようそうしよう、俺がお邪魔するか、綿雪がこっちにお泊りするか・・・どっちにしても俺の体温で綿雪が解けちゃうかもな!
ふわふわ―――ふんわり。
気がついたら、随分と太陽が出ている時間も長くなってきてるね。
お昼ご飯を食べた後は本当、暖かさもあって眠たくなるよ。
いつもじゃないかって? それは言わないお約束。
そういえば、もう桃の節句、お雛様だもんね。
綿雪は綿雪の出来る事をすればいいんだよ。
誰だって、いきなり上手になる事なんて無いんだからね。
それに、綿雪が飾ったお雛様が、家族みんなの大切な記念のひとつになるんだから。
とってもとっても大切な事だよ。
一緒にふわふわお昼寝できたら良かったなぁ。
本当にいい夢が見られそうだったのに。残念。
いじらしいユキに敬礼!
ただいま、綿雪ちゃん。
雛人形、上手に飾れたね。お疲れ様。
僕にはこれまで縁のないことだったから気にしなかったけれど、
お雛様の支度は今くらいから始めるものなんだね。
そういえば、お店でも雛あられが売り出されていたよ。
甘い糖衣の雛あられ、綿雪ちゃんは好きかな?
もし好きなら、今度お土産に買って帰るよ。
うん、もちろんお姉ちゃんやちっちゃい妹たちの分も、ね。
ん、料理? ふふ、そうだね。
蛍ちゃんも春風ちゃんも、とっても上手だからね。
この前のおでんも美味しかったなぁ……
あはは、大丈夫、もうちょっと大きくなったら、
きっと綿雪ちゃんも料理の上手なお姉さんになるよ。
そうだ、もう少し暖かくなったら、
みんなでお弁当作って、また河原に行こうよ。
その時は―――
一緒にお昼寝、しよっか?
綿雪もすぐに料理が上手になるよ。
お酒は飲みすぎないようにね!
そうなんだなあ、もうお雛さまの季節だものなあ。
まあもう直に話したけど、お雛さまとても綺麗に並べられてたよ!
あんだけ小物があるとさ、何かを整えてると他のものに当たって、も縲怎Cライラしちゃうと思うけど、うん、お役目を全うしてる。えらい!
お役目どうこうに関わらずお兄ちゃん綿雪のことはとても大事だけど(氷柱にも負けてない!…つもり)、もし料理したよ!って時はいの一番に食べさせてください!
きっと綿雪なら蛍や春風みたいにキラキラな料理作れるよ!
…
おぅ、氷柱がやってきそうな気配なのでここまで。
こないだのバレンタインパーティー以来、なんかお兄ちゃんみるたびに怒りだすんよね…いやーせっかくお兄ちゃんて呼んでくれたんだけどね、って、やば氷柱ちゃん
がんばったね綿雪(なでなで
うん、今まで全くの無関係だったけどこれは綺麗に飾り付けられているね
お雛様の主役は女の子なんだからユキも立派なヒロインだよ
それに、ユキは頑張り屋さんだからすぐにホタや春風さんよりもお料理が上手になれるよ
さ、雲の上はちょっと無理だけど
お兄ちゃんがふわふわ優しく包んであげるから
安心してゆっくりお休み・・・
よくがんばったな、綿雪。
お役目が少ないって言っても、お雛様ってのは女の子にとって、と〜っても大事なものだからなぁ。
それを任されてるってのは十分に凄いことだぞ。
それに、料理だって春風や蛍に習って、少しずつ覚えていけばいいんだし。
コツコツと頑張っていけば、いつか上手になるもんだからな。
・・・って言っても、俺みたいな料理しないやつが言っても説得力ないかもしんないけどな。
それじゃ、今度は一緒に昼寝でもするか。
暖かくなってきたら、外で日向ぼっこしながら。
気に病むことないよ、綿雪。今はまだ子供だから大変なだけで、大きくなれば料理も作れるようになるよ。
綿雪が料理上手になるまでちゃんと付き合うから、だから今はまだ、ゆっくり大人になりなさい、ね。
と、そういえばもうすぐ雛祭りだったっけ。
俺は男だから、女の子のお祭りとなると、少し仲間はずれな感じがして寂しいかなあ。
――――なんてね。もちろん冗談だよ。ごめんごめん。
みんなが楽しそうにしてるのを見るだけで、十分楽しくなれるからさ。だから気にせず、めいっぱい楽しんで。
それから、お祭りのときにまたふわふわしたら、その時によりかかってくれればいいよ。ずっと支えになってるから。
そっかそっか、あの飾り付けは綿雪がやってくれてたんだ。よく頑張ったね。とっても綺麗に飾り付られてたから思わず見入っちゃったよ。ひな人形なんて今まであんまり真面目に見たことなかったけど、こうして見るとなかなか素敵なモノなんだね。表情もちょっとずつ違うし、着物とか小道具もすっごい細かいし。
――うーん、そうだねぇ。確かに羨ましくなる気持ちは分かるけど・・・でも綿雪は小さいし、まだまだこれからだと思うんだ。今は無理でもホタとか春風くらいの歳になればもっと色んな事が出来るようになるよ。あの子達だって綿雪くらいの頃からそんなに料理上手だったワケじゃないだろうし、ね。
それにほら、お人形の飾り付けこんなに丁寧に出来るんだもん、綿雪はきっと料理とかお掃除とかにも向いてると思うんだよね。だから焦らないで・・・ゆっくり大きくなろう?ね。
いやぁ、それにしてももうひな祭りかぁ・・・このお家は女の子たくさんいるし、ひな祭りも賑やかなんだろうなぁ。楽しみ楽しみ。出来れば俺は甘酒より焼酎の方が・・・あ、いやこっちの話こっちの話。――えっと・・・そうそう、まだ風はちょっと冷たいけど、これからどんどんあったかくてお昼寝にも気持ちいい季節になるんだね。俺も綿雪と一緒にお昼寝したかったなぁ。今日はちょっと淋しい思いさせちゃったみたいだけど・・・
あ、そうだ!じゃあ今度のお休みにはお布団干して、お日様の匂いいっぱいのあったかいお布団で一緒にお昼寝しようか。きっと雲の上にいるみたいに気持ちいいぞー。
料理か…俺はあまりしないけど綿雪が一緒にやりたいなら一緒にやってもいいよ。
とりあえず何か簡単な物からチャレンジしてみようか。
もちろん一緒にね。
雛壇の飾り付け、よく頑張ったね。とてもきれいにできてたよ。
雲の上でお昼寝か…なんかとても気持ちよさそうだね。
いつか一緒にお昼寝できたらいいね。
このお雛様はユキが飾りつけたのか。
凄く綺麗に出来ててびっくりしたよ。
出来ればこのまま、ずっと片付けたくないくらいだ。
ずっと一緒にいてあげられなくてごめんね。
今からでも一緒に寝ようか。
ああ、本当に
この前までは雪が積もることだってあったのに、
最近じゃあ昼は太陽のにおいがするもんな
ユキはやっぱり、春のポカポカした天気が好きか?
俺は春とか秋とか―
過ごし易い季節が好きだな
蛍や春風さんのことをうらやましいって気持ち、よく分かる
みんな毎日、本当においしそうに食べるからな
あんなにみんなを喜ばせられる2人は本当に凄いと思う
ユキの料理もいつか食べてみたいな
でも、料理って意外と危ないから、するときは
誰かに手伝ってもらうと良いよ
なんなら、俺だって―いや、そんなに上手じゃ無いけど…
けど、ユキだって立派な仕事があるだろ?
お雛様の飾り付け
詳しいことはよく分からないけど、
ずいぶん本格的にやるんだな
と言うか、これって結構大変な作業だよな…
ユキはすごいな。感心した
甘酒はおいしいよな
まあ、本番まではまだ間があるし、
ご一緒するチャンスはいくらでもあるさ
ただ、飲みすぎたら怒られるだろうから…
これは2人の秘密にしておこう
今日はお雛様の支度をしてくれてたのかぁ、えらいな、綿雪は
―――はは、そうだなあ・・・あの二人の料理はホントにおいしいよね
お雛様、ちゃんと並べられてたし凄く見栄えも良かったよ!
まだ綿雪にはお酒は早いかな?それに必要とされてる時に限って居なくてごめんね・・・
雲の上では難しいかもしれないけどお昼寝ならまたできるし―――お酒も、綿雪が元気に大人になった時に一緒に飲もうね
雛壇とても綺麗な飾り付けで驚いたよ
その側でお昼寝しているユキが可愛くてまるでお雛様みたいで
頑張ったね、大切なお役目お疲れ様
ユキが眠りに付くときに一緒に居てあげられなくてゴメンね
私も一秒でも長くユキの側に居れたらどんなに幸せで、って思うよ
だからと言ってユキは無理しちゃ駄目だよ
寂しいのは理解っているけど
離れていても私は何時でもユキのことを大切に思っているから
だからユキも私のことをちゃんと思ってくれれば
大丈夫、私達は一人きりじゃないんだよ
そしてユキの側に居るときはユキの事をちゃんと受け止めてあげるよ
それに体調が良くなったら今以上の事が色々出来るはずだから
ユキの手はまだ小さいけれども少しずつでいいから
これからその手につかめるものが増えていくんだよ
私はそんな未来に胸躍らすユキをこれからも側に居て手を繋ぎながら
この瞳で確かめるように感じていたいな何時までも
だから毎日をあるがままのユキらしく彩ってください。微笑んでいてください
そうすれば、ほら巡る季節はきっとユキを愛しく笑ってくれるはず
もうすぐふわふわにあたたかな春が待っているよ
ユキは春が好きかな?
ポカポカして過ごしやすいし身体にもいいしね
…クシュン!
うう、僕は花粉症が酷くて薬がないと生活できないから
春は苦手なんだ…桜が咲く頃には治るけどね。
明日も病院へ…クシュン!
お休みにお家から出れなくてつまらないと、
ちょっとユキの気持ちが分かることがあるよ
お雛様かー
さすがに19人も女の子がいると
飾り付けもすごいたくさんだね
ふふ、この子達を並べてくれたんだね
綺麗に並んでてステキだよ、ありがとね
ひな祭りは女の子のお祭りだね
今度は僕がみんなをお祝いする番かな?
それにしても1人でみんなをお祝い…どうしよう?
そうそう、
それと忘れちゃいけない青空の誕生日も一緒だよね。
お祝いにユキからおやつをプレゼントするのはどう?
体調がいい日にホタや春風さんから作り方を教えて貰って
クッキーとかプリンとか、プレゼントできたらどうかな。
ん?もう甘酒まで出したんだ。
僕はちょっぴり味が苦手なんだけど…
ふわふわ、身体がポカポカ温まるよね
今日は一緒にポカポカしてあげられなかったけど
春になって、桜が咲く頃になったら一緒にふたりで
ポカポカの桜並木を歩こうね。
それまで僕も頑張って花粉症耐えるから、
ユキもまだまだ寒い季節、身体には気をつけてね。
みんなと会うまではひな祭りってあまり縁がなかったんだけど
…きれいな飾り付けだねぇ。
綿雪がやってくれたからってのもあるんだろうけどね、きっと。
春風姉さんや蛍は手先が器用だからねぇ。
うらやましく思うのもわかるけど、
綿雪はこれから上手になっていくんだから。
誰かにおいしい料理を作ってあげたいって心の奥底から思っているんだったら、きっと上手になれるから。
ふわふわ―――って、ふらふらの間違いじゃないよね?
甘酒もけっこう効くものなんだなぁ…
と、とにかく、飲み過ぎ注意…違うな。
酒は飲んでも飲まれるな……余計違う気がする。
ま、まあ甘酒でもお酒には違いないんだろうから気をつけてね。
次に飲むときは一緒にいる時に。
そうすれば、よりかかれるからね。
…お酒飲んでなくても、よりかかっていいんだよ?
雲の上でのお昼寝はとっても気持ちがいいんだろうなぁ。
ふわふわの雲の上でぽかぽかなおひさまに照らされて…
いつか一緒に、綿雪とお昼寝できたらいいな。
へぇ〜いっつも綿雪がやってるのか
ひな祭りなんて初めてだなぁ。ちょっとわくわくするよ
蛍や春風の作った料理も美味しいけど綿雪が作った料理もたべてみたいな
きっと美味しいんだろうなぁ〜
雲の上でお昼寝かぁ〜ロマンチックだね!
もこもこしてそう。綿雪みたいに!!
なんて、冗談だよ
でもホントに最近お昼寝してないなぁ〜
そうだっ!
今度の休みに僕と一緒にお昼寝しよう!
どんな夢が見れるか楽しみだよ。
わたゆきサン、小さなことでも誰かのために自分から何かをしてあげるってのは大切なことなんだぜ
今の時代では特にな
わたゆきサンはまだ若けから焦ることはねえ
健康も料理も少しずつやりゃあいいんじゃねえかな
オヒナサマか、子供の成長を祝う儀式なのかい
この人形もエキゾチックだけど
わたゆきサンも絵本のお姫様のようにプリティーだな!
この白いのは酒かい?俺も酒は好きだぜ、でもあんま強くねえからな
スコッチを少(す)こちなんてな!
HAHAHA・・・いや、小粋なアメリカンジョークのつもりだったんだが、すまねえ
おはよう綿雪、お雛様の支度は毎年綿雪の仕事なんだね
思えば、僕はこれまでひな祭りなんて祝ったことはなかったよ…
そんな僕が、人生初めてのひな祭りをこんな大勢の家族の中で過ごせるなんて僕は相当な幸せ者だよ。
あっそうそう、雛人形はしっかり3月3日の内に片付けるんだよ?
そうしないとお姉ちゃん達や妹達が御嫁に行けなくなっちゃう、そして、綿雪やの素敵な花嫁さん姿を見れなくなっちゃうのはもったいないからね。
雛祭りが終わればもう春も本番、その時にはみんなでドライブに行こう、雲の上とまではいかないけど雲の近くに行ってみよう…
それじゃあ僕は学校に行ってくるよ…行ってきます、綿雪
うおおお、すげえ…。本格的なお雛様ってこんなゴージャスだったのか。…外でタバコ吸ゲフンゲフン帰ってきたら、いきなり雛壇が出現してたんで驚いた。あと、その横で綿雪が寝てんの見つけて二度驚いた。その年で酔いつぶれるとは、綿雪も結構見所あるよなあ。ま、僕も弱いし、甘酒っつってもアルコールだからしょうがないよね。
…えー、そんなワケで、僕が綿雪とくっついて寝てたとしても、それはしょうがない事だとボクは愚考したりするのですが、どうでしょうかお姉さま方。あ、ダメ?あはは、ですよねアッー
★後志神威です。
綿雪ちゃん、日記ありがとう。
そうだね…もうすぐ桃の節句…ひな祭りだね。
女の子にとっての大切なイベント…
僕は今まで経験がなかったから…
でも、妹が1ダースいる僕の友人によれば、それはもう…
すっごく面白くて素敵なイベントなんだって…
そっか…綿雪ちゃんがひな祭りの係り…
頑張ってね!僕も何かお手伝いが出来れば…
これだけの家族だから、きっとすごーく大きなひな壇なんだろうと…3月3日…楽しみにしています。
それでは、また。
”聖なるゴッドカシオペア”より
お疲れ様、と言っておこうか。
雛祭り、か。
今までの俺にはやはり縁がなかったものだが、お前たちと出会った事で、また一つ、新たな縁が生まれたようだ。
俺はいつもお前の傍にいる。お前が願えばいつでも会える。
数多の刻、その中にいる何れかの俺が、必ずお前を支える。
だから、今は安心して、眠れ。
他人を羨む気持ち、よく分かる。
俺にとっては、お前の純粋な気持ちが羨ましい。
光にして輝きの枷を持つ俺でさえ、時には闇の狭間を垣間見る。光と闇は表裏一体。故に、稀に起こる、現象だ。
故に、純粋ではいられないのさ、これがな。
おっと、戦友の口癖が移ってしまったか。
まぁ、お前にはお前の役目がある。それを大切にな。
ところで、それは本当に甘酒か?甘酒はアルコール度数は限りなく零に近い。
よく混同されるが、白酒と甘酒は違うぞ?
白酒はリキュールに分類されるアルコール度数がある。
お前が用意したのは或いはそれでは……
後で姉さんか母上に確かめてもらおう。
ユキ、今日はお兄ちゃんちょっと遠い所にいっててね、
とってもさむいんだー。 吹雪にはちょうどいいかもしれないけどね
でもね、ここらへんに生えてる木々をみてるとね、
つぼみが、ぷっくりしてきているのがわかるんだ。
ああ、はやくユキのいるあったかいおうちに帰りたいなあ
春のにおいは若草のにおい。お花のにおい。おひさまのにおい
病院の消毒のにおいよりは、うんとすてきだよね
お雛様のしたくは大変じゃないかい?
3匹のお友達にもてつだってもらおう?
ユキもお料理いっぱいつくりたいのかい?
この前のチョコはうーーーんとおいしかったから、
今度はお兄ちゃんに別のお菓子つくってくれると嬉しいな
桃の花をさして、ユキがひなだんにちょこんとすわったら
ユキがお雛さま! 3匹たちは三人官女で
おにいちゃんがおだいり様かな。うふふ
甘酒、酒かすの味がきつかったのかな?
いっしょうけんめい並べてたらつかれちゃったかい?
ごめんね
お兄ちゃんすぐに飛んでいけなくて
ごめんね
ふわふわぐものうえで おひるねしたら
かぜにながれて ユキがとおいところにいっちゃいそうだ
ちゃんとゆーなさんにたのんで まほうのひもで雲をむすんでおかないと
かえれなくなって ユキも氷柱もおにいちゃんも
みんなないちゃうかも くすんくすん
日がくれてさむくなるまえに あったかくしてるんだよ?
ユキちゃんは雛人形をかざる役か。
雛人形好きなんだね、今説明してた作業って難しくって普通なら覚えられないと思うんだ。ユキちゃんが雛人形が好きでずっと見つめている姿が想像できるし、雛人形のことよく知ってるんだなーって思った。
甘酒飲んじゃったのか、そしてふわふわと綿雪ちゃんの頭に綿雪が吹いたと。(これほとんど妹の名言ではないかーっ)
かわいいユキちゃんがおにいちゃんによりかかりたくなったときにいなかったか。そばにいたかったなー。
次飲むときはおにいちゃんがいるときで、いやあかんあかん、甘酒をふっとうさせてアルコールをなくしてからね。温かいからふわふわになれるかもしれないよ。
ユキちゃんはかわいいな、ふわふわ温かい気分で窓のそばで寝て2人で空を見たいね。
あいしてるよわたゆきちゃん
だいすきだよわたゆきちゃん
お雛様の飾りつけ、大変でしょうが楽しそうですね。
今日は二十四節気の一つ、雨水です。
この頃にお雛様の飾りを終えると良縁に恵まれるそうですよ。
今年の雛祭りはお雛様がいっぱいになりそうだね
――といっても、綿雪には毎年のことか。
今年は閏年だから
お雛様には一日長く頑張ってもらわないと――
だから綿雪、いっぱいお世話してあげてね。
雲の上でお昼寝とはずいぶんとメルヘンだな
久しくなかった発想だ
そんな事考えなくなったのはいつからだったかな
そうだな、いつか機会があればゆきといっしょに
雲の上でなくてもいいならいつでも私は
だから今はゆっくり寝てるといいよ
綿雪ちゃんの料理食べてみたいなぁ
今度のお休みは一緒にお昼寝しようね
お疲れさま。
綿雪のおかげで、みんなも楽しみにしているひな祭りを迎えられるね。
ひな祭りはみんなの成長と幸福を願うお祭りだから、とても大切なお役目だよ。ひな壇を見上げる綿雪はいつもより誇らしげで、すみれの花ような凜とした愛らしさだった。
よし、お兄ちゃんが綿雪の御髪を整えてあげよう。春の予感を感じさせる日差しの中で、ふわふわと緩やかなカーブを描く綿雪の髪にブラシを通せば、フローラルシャンプーの香りがするんだ。綿雪はいつも気持ちよさそうに目を細めるよね。
ふと思う。綿雪がいつか大きくなっても、優しい君のままで僕のそばにいて欲しいと。
お雛様のようにいつまでも一緒にいようね。
わたちゃん。お兄ちゃんだよ。
いつも君の見えないところで君をみているよ。
今こうして書いているときも、お兄ちゃんはわたちゃんのことを想っているよ。
まだ、雪の降る2月なのに、暖かく感じるなんて、病気だね。
少しステロイドを強くしてみようか。
わたちゃんが、元気になったら、またお外で遊びましょうね。
もし、またお熱が出たら、お兄ちゃんがっかりだよ。
でも、いつもお兄ちゃん応援しているから、がんばってね。
祥之
あたたかだな、綿雪
おひな様、とっても立派にできてたよ。
これはきっときれいに飾ってあげよう
って綿雪ちゃんが思ってくれたからできたんだろうね。
お姉ちゃん達や皆にはそれぞれ役割があるけど、
もちろん綿雪ちゃんにもこれだけじゃない、他にも
いっぱい役割があるんだと思うよ。
僕もまだそれが何かはうまくいえないけどね…。
でもあのお酒は綿雪ちゃんには
まだちょっとだけ強かったかな?
今は大丈夫。僕がそばにいてあげるから
そのままお休み、綿雪ちゃん――
こんばんは綿雪。一緒にお昼寝できなくてごめんね。
今度時間ができたら二人で甘酒を飲み交わそう。
それと、お雛様のお支度お疲れ様。
綿雪が丁寧に飾り付けをしてくれたおかげか、お人形さんたちがにっこり微笑んでるように見えるよ。
実を言うとお兄ちゃんちょっと心配だったんだ。
飾り付けしてる時に熱が出て倒れたりしてないか、って。
そんな事がなくて本当に良かった。
雛祭りの日も今日みたいに綿雪が元気でいられますように…
フォマルハウト改め南の一つ星でした。
風が強いけど、ちょっとずつ暖かくなってきてるねぇ。
綿雪は細やかだから、お料理得意になれるよ!
やあユキ・・・そうだね。そろそろ春になる頃――かな
春は好きだな・・・ぽかぽか陽気がね・・・春眠暁を覚えずって言うだろ。だから眠zzz
っとごめんね・・・返事書くの遅れちゃって・・・氷柱に蹴り飛ばされてさ・・・ははは・・・ホント、ごめん、ユキ
雛祭りは男の俺に出番は無いからね・・・ユキは他の子が出来ない役目があるからいいじゃないか。俺何て何の取り柄もないよ・・・あはは
甘酒飲んでふわふわか――まるでユキそのものだな。ふわふわふんわりってのはさ――俺も甘酒貰っていいかな?
ユキと一緒にふわふわふんわり――
真っ白な雲の上でお昼寝も悪くないね
一緒に夢を見て一緒に雲の上でお昼寝しようね
おやすみなさいユキ