新しい年が来て、
また1年――
終末が近づいたのだな。

オマエは――
今、本当にしたいことをしているか?

オマエも私もいつかは滅びる。

滅びて宇宙の塵となる。

そして、滅びの日は――
刻一刻と迫っているのだ。

私やオマエが――こうしている間にも。

オマエに何かやりたいことがあるならそれでいい。
最後の時間がくるまで――
その道を突き進むべきだ。
私も応援しよう。

けれど――。

もし、オマエが今、
見出すべき道を迷っているのなら。

私のもとへおいで。
ともに手を取って滅びへの道を進もう。

この世に何かの
爪痕を残そうなどと――
悪あがきは、
しなくていい。

私とオマエが、
そしてこの家族が――
ただその時まで、
ただ平らかに幸せであればそれで良いのだ。

そして、ともに――
宇宙の塵となろう。

0109霙.jpg

コメント(51)

僕は本当にしたい事、出来ていないかもしれないね
やらないといけない事があっても、いつも岐路で迷ってしまうよ

だから一緒に付いて行くよ
僕の道しるべになってくれると嬉しいな

ああもう何言ってんの霙姉さん
そんな事より勉強進んでるの?

七飾 蛍 : 2008年1月 9日 23:05

僕のやりたいこと、それは君達との思い出を紡いでいくことだよ
いつか終わりが来ることは知っている
でも、その最期まで心安らかに、幸せに生きていけたらと思うんだ
だから霙、共にひと時のこの現し世を楽しみましょう
大好きな人と一緒に居れるひと時は何物にも変えがたい僕の幸せだから

家族なんだから
生まれてから死ぬまで一緒だよ
どんなに離れていても心までは離れられないからね
声をかけてくれれば何処からだって駆けつけるさ

霙は未来が見えるんだったね。
なら、滅びの日がいつかもわかっているのかな?
だったら―――
いや、それを聞くのはやめておいた方がいいよね。
滅びの日がいつ来ようとも、人間はいつ死ぬかわからないものだから。
もし僕が霙より先に宇宙の塵になるようなことがあったら。
ちょっとでいいから、僕のために泣いてくれないかな?
―――少し、しんみりしちゃったね。
大丈夫。霙を置いていくなんてことは絶対しないから。
だから、今日も明日も、ずっと一緒にいようね。

僕のやりたいことか…そうだね。
とりあえず今は、新しく出会えた…この家族、みんなと楽しく過ごしたいかな。
もちろん霙も一緒だよ。
ってそれじゃあ霙と考えていることとおんなじか。あはは。

ああ……そうだな。

うん、そうだね
勉強は大変だけど逃げちゃダメだよ

ごめん、霙姉さん
応援してくれるならちょっとそこどいてくれるかな
掃除したいんだけど…

パンセポンセ : 2008年1月 9日 23:12

やりたいことか
ちょっと前までの僕には無かったな
目的もなくその日暮らしで生きて
それでよかったんだ

でも今はあるんだ
家族のみんなと仲良くなる――それが僕の望みさ
みんなと暮らすようになって、1日1日が本当に楽しくて
大げさかもしれないけど
生きる喜びみたいなのを感じてるんだ

だから
今の僕はまだやらなきゃいけないことがあるんだ
毎日を自分から家族のみんなと触れあう
それが今僕のやらなきゃいけないこと――やりたいことなんだ

終末ってのがいつ来るか僕には分からないけど
もしその日が来たときは今までを振り返って
本当に幸せな家族と暮らせてよかったと
悔いなく前を見たいんだ


その日まで頑張ってみようと思うよ
だから霙も力を貸してくれないか
僕が家族のことで心配したり不安なときは
その遠くまで見渡せる目で落ち着かせて欲しい

そして、その日が来るまで
出来るだけ、1秒でも長く側にいてくれないか
霙も僕の大事な家族だから

しばりゃく : 2008年1月 9日 23:16

霙姉さん…姉さんでいいものかどうかよくわからないけど
そう呼んでおくよ

ところで今日の日記は霙姉さんからのプロポーズと取ったよその発言は
もういっしょに墓場まで入る予定を立ててるとは霙姉さんはせっかちすぎるね
まあそんなところが好きでもあるので、僕をお嫁にもらってください。掃除はやります。手始めに塵取りでもかけようか

大丈夫だって
僕らの一生が終わるまでくらいは終末も待ってくれるよ

大吾の力だよ : 2008年1月 9日 23:20

さみしいもんだね、いきなり滅びの日や終末なんてあまりにも驚いてじゃんがら食いにいっちゃったよ
でも、俺のしたいことを知りたい、俺のしたいことって何だ?
それに、今の俺に滅びなんて完全アウェイだし、滅びる要素は無い
俺は霙や家族と居れれば終末や滅びの日なんてどうでもいい、どうでもいいとか口にすることすら、どうでもいい。
俺は思うんだ、この世界は滅びない、理由は・・・いや、なんか…大丈夫そうだから

「(かっこ)」 : 2008年1月 9日 23:28

霙、俺は今やりたい事をやっている。
その一つは、この新しい家族と共に日々をすごす事。
平らかに幸せであると「俺たち」が認識し、認識させる事。
この世界から見ればほんの些細な事さ。

爪痕を残そうなどとは思っていない
残せるのは一握りのイノベイターのみ
個は個と結びつき、群体となり
やがて一つの個となるべき動きを取る
世界は優秀なる個によって支配され
そして個の限界なるがゆえに滅びてゆく

霙のいう通り、ミクロからマクロスケールまで
滅びというものは避けられないかもしれないな

だが、
霙が霙自身を知覚している以上――
いや、なんでもない。

我々はいつか素粒子に還元され、互いに手を取り合い
ディラックの海で対消滅するだろう。
だがな、その時にすさまじいエネルギーを放出するんだ。
霙の中にも、
その膨大なエネルギーが秘められていることを忘れないでくれ。

そうだね──
悪あがきなんてしないで俺は姉さんといる道を選ぶよ

みんなで宇宙の塵となる日まで──せめてみんなで幸せに暮らそう

終末、それが10年後か、遥か先の未来か。
もしかしたら1年残ってないかもしれないし、明日――それを迎えるとも言い切れない。
僕には、分からないが――霙にはそれが見えているのかい?

正直に言うと――終末なんか来ないで、ずっとこのまま皆と一緒に過ごしたいと思う。
けど、だけど――始まったものは、いつか必ず終わらなければならない。
それが、この世の理だから――何を言ってるんだろうね僕は。

いつか迎える終末、それは必然だろう――
そんな寂しく、悲しく、暗くて、内心怖い――だけど
この家族、そして何より――霙の近くで迎える終末なら、いいかなと思える。

もし、霙にその終末がいつ訪れるか見えているとしたら――その時は側に居させて欲しい。
それが――今、僕が見出せる唯一の道だから――

この世に終わりがあるならば、それは霙、きっと君がもたらすものなのだろう。
その時、僕は君の傍らで亡(ほろ)びゆく世界を微笑を浮かべて眺め、
君の小さな手をとって、最終最後の灰塵が吹き流されてしまうまで、ギュッと握って離さないだろう。

この世に終わりがあるならば、それを君がもたらすならば、僕は世界を創造しよう。
君と僕、たった二人だけの世界。
広漠たる小部屋、窮屈な地平、そして久遠の愛。
そこに性差や道徳などなく、誰彼かまわず僕らは愛し合うことができる。

ねぇ、霙。
この世に終わりがあるならば、僕は何よりも、誰よりも、それを望んでいるのだろう。
君と同じ性に生まれ、君と同じ血がこの身に流れているのを、ただただ呪い続けた日々。
しかしそれも有限であって、いずれ、その呪わしきものどもも宇宙の塵と化す。
ねぇ、霙。
その時こそ、僕と一緒になろう。その時こそ、君と僕とで愛し合おう。

初めて君と結ばれる、その日を信じて今は待つ。
この世に終わりがあるならば。

夢は醒めるもの。
命は終わるもの。
世界はいずれ滅ぶもの。
そう思ったら――全てがとても綺麗に見えたんだ。

何かを残したいわけじゃない。
僕はただ霙と、君達と一緒に、最後まで。
世界を見ているだけでいいんだ。

全てのものはやがて滅びる。それが、自然の摂理。
だが、滅ぶまでの道は人に決定権がある。
そうだな、霙、俺に今やりたいことは無い。
俺も、ただこの家族が平和であれば、それでいい。
その平和を乱すものは何人たりとも容赦はしない。
約束の時まで、この家族を守る。それが俺に与えられた使命だ。
滅びは、再生。一つの消滅は新たな世界の創造。
もし、我々が滅びても、再び巡り合えるよう、因果の鎖を強く出来るよう、ただ、共にあろう。みんなで。

うん――僕はまだ遠い先どころか
明日すらまだよく見えてないようなんだ。

今度のお休みは一緒に先のことについて考えてみようよ。
僕だけじゃなくて姉さんや妹達も誘って、ね。
その後は…皆でどこかに行くのもいいんじゃないかな。
少なくとも終末…じゃなかった、週末は見えたね。
アッハハハハハ。

いや、ごめんごめん。怒らないでよ。

でも本当にしたい事が見つかって、
その時僕がへこたれてたらその時は霙から応援してもらうよ。
未来へはいくつも道があるし未知もある。
先へ行く時にはやっぱり僕だけじゃなくて
皆で手を取って行きたいね。

例えこれからどんな事があっても
宇宙の塵になったって
ずっと一緒さ

僕も、霙姉さんも、家族の皆も――

なんだかロマンチックだね
この宇宙に存在する限り
僕たちはどうやっても離れられないんだから――

「オマエ」 : 2008年1月10日 00:17

いつも家族をやさしく見守ってる霙姉さん
でもどこか寂しげな達観した目をしてるね
姉さんには未来が見えるというけどそれは悲しい未来なの?

姉さんは僕にやりたいことがあるならその道を突き進めと言うなら

僕は決めたよ

もしも姉さんの見える未来が悲しいものなら僕は全力でそれを変えてみせるって
手を取って進むのは滅びの道じゃないもっと暖かくて優しい道だよ

正直、霙姉と初めて会った時
「小さい妹も沢山居るのに、何てネガティブな考えをする人だろう」と思ったよ
でもそれから一緒に暮らして霙姉が悪い人では無いことはすぐに分かったけどね

そして今日のブログ読んで目から鱗が落ちたよ
霙姉は決してネガティブなんかじゃない、
今日一日を大事にし、生き急ぐことなく、家族といつまでも一緒に生きる…
ごく当たり前の事だけど、とっても大切な思い──
ちょっと方向性はアレだけどね、ハハ

俺を思ってくれるのは嬉しいけれど
霙姉もたまには俺を頼りにしてくれよ?何だってするぜ

明日も──霙姉と、家族と、幸せになるように

昨日は吹雪に手を握られ、今日は霙姉さんに手を取れと言われる。
なんだかドキドキな毎日です、いや手を取れってそういう意味じゃないのはわかってますけど

やりたい事、なんて急に言われても今はあんまり考えつかないなぁ。
あ、でも、姉さんと滅びの道を進むのはちょっと考えさせて貰えますか? まだ心の準備が…
いえ、決して姉さんが嫌いってわけではなく、この世に未練もあるわけで…

まだ皆と住むようになって日も浅いし、今はこの環境を楽しんで、それから色々やってみて
段々とやりたい事が見つかればなーって思ってます。モラトリアム万歳。

問題はやりたい事が見つかるまで、姉さんがいう滅びが待ってくれるかって事ですが…
たぶん待ってくれると思う。待ってくれるんじゃないかな? まあ、覚悟はしておきます…

けど、俺の尊敬する人が言ってました「たらとかればとか、そんな言葉に惑わされるな」って
だから俺も、滅びるが来たらって考える前に、滅びが来るまでを頑張って生きてみます。
残りの時間が少ないなら、霙姉さんと皆と楽しく過ごしたいからね。

…うん、なんだか今なら宇宙の滅亡もどうにか出来そうな気がしてきたぞ。

滅びなんて、寂しいこと言わないでくださいよ

昨日、妹と話して、今日姉さんにともに歩もうといわれて

いまが楽しくて、輝いて見えて

だから 滅びなんて悲しいこと言わないでください

こんなに暖かな輪の中にいるのに

でも、いつかはやってくる人生を静かに終える日まで

いや、塵なっても

僕はココに、姉さんと一緒にいたって事は変わらない

今が楽しい、命果てるその日からもその前も

それでいまはいいんじゃないでしょうか

つまり、いつもの週末のような穏やかな終末を迎えるわけですね?
わかります!霙姉さん!

つまり、いつもの週末のような穏やかな終末を迎えるわけですね?
わかります!霙姉さん!

本当は自分が何をやりたいかなんて、僕にはまだ解らない
自分がやりたい事、そんな生き甲斐を見つけられる人なんて一握りじゃないのかな?

僕は残念だけど、その一握りの人間にはなれそうにないよ
そんなに僕は優秀な人間じゃないから……

でも、だから僕は毎日を楽しく過ごそうと頑張ってる
夜寝る前に、輝いていた一日だったと思えるのように

そんな輝いた日々を重ねていけば
きっといつか僕が終わる、その時に笑っていられると思うんだ

そんな未来を霙も迎えられるように毎日を過ごして下さい

ところで姉さん、生きるってなんだろう?
むろん俺にだってわからないさ。
けれど、
こんな人生なら、きっと生きる意味があるのかもしれない――と。
そんなふうに考えてきたことならある。

俺にとって、それが――

本当の家族と、錆びついた人生をやり直す。
そして、最愛の姉さんと、ともに手を取り合って歩いていく。
あのとき。
俺の魂を根こそぎ奪い去っていった姉さんとなら。
凍りつき停まった時間が、あるいは――

だけど。
その想いは結局、思い込みだったのかもしれませんね。
一方的な買いかぶりだったと言い換えてもいい。
姉さんからの手紙。
嬉しくなかったといったら嘘になる。
なにしろ待って待ち望んだ、あなたからの手紙だ。
それがようやく――

我ながら信じがたい気分でしたよ。
雀みたいに小躍りして。
空にも舞いあがるような気持ちで。
思い出したんでしょうね、きっと。
ずっと忘れているものと諦めていた過去を。
世界の何たるかも知らなかった、遠い子どもの頃の思い出を。
そうさ。
そんな感傷的な俺だったから、
あなたの言葉に、たとえ一瞬でも――

だけど、今は違う。
もう昔とは違う。
そしてお忘れのようですが、俺はすでに子どもじゃない。
本当なら姉さんも。
だからこの際、正直にいわせてもらいますよ。

あなたが願う滅びの道、
それは所詮、パラダイス終末思想にすぎないのだと。

滅びという夢を見ている。
少なくともそれに執着している。
ただその夢は、
俺の知る限りもっと苛烈なものだったはず――
あなたと俺と、
そして家族が。
滅びのときまで、ただ幸せに…?
ばかばかしい。
冗談が過ぎる。
いったい何を考えてるんだ、あなたという人は。

勉強が嫌いになった、男という生き物にうんざりした。
世界に幻滅する理由はいろいろあるでしょうね。
だがそれにしても。
今のあなたはぬるい、あまりにぬるすぎる。
毎日ぬくぬくと幸せすぎて、頭がふやけたのですか。
現実にまみれた俺の立場とは、やけに対照的だ。

今月末の模試。
全国平均を下回ったら強制退学。
いきなり叩き出せるのか、そんなハイスコアを。
口で言うほど楽じゃない。
だがここで躓くようなら、意識の持ち方と努力が足りない。
生きる以上、腹をくくれ、
もっと自分を過酷さへと追い込め――

あらゆる人間からそういわれている俺と。
なんとも面白おかしい滅びへと誘いかけるばかりのあなた。
本当にしたいこと?
そんなものがあったら、返事など書くわけがないでしょう。
その意味で、正しいのは姉さんだ。
でもついでに否定していただきたいものですね。
そして示してもらいたい。

あなたの望んでいる終末が、
ただのお気楽パラダイスじゃないってことを。

君になら騙されてもいい。僕を騙してくれないか。共に宇宙の塵になろう。

霙姉さんは難しい事言い出すね。
自分のしたい事と終末かあ・・・。

うーん、したい事はるんだけどそれがね・・・実はみんなと家族になる事なんだ。
ここの家族は僕が入ることで霙になってしまったかもしれないって思う事があるんだよ・・・。

あ、姉さんの事じゃなくて自然現象の方だよ。

僕はみんなと一緒の物になりたい、たとえそれが雨でも雪でも、ね。

だから霙姉さんとは終末の捕らえ方がちょっと違うと思うよ、僕の終末は雪か雨になる事なんだ。

終末を迎えたうえで次の終わりの無い形状。
だから、ね、そうなるために改めてお願いするよ。

手を繋いでくれないか。

破滅願望に終末思想か個人的には嫌いじゃないなむしろ好ましいくらいだ。やりたいことも特に無いし
付き合おうみぞれ
お前とならその時までの暇を楽しく潰せそうだ

教祖様って呼んで良いですか?
俺を導いてくださいッス

流石です、霙さん。

そうですね、確かに俺は自分のしたい事をしているか否かと言えば、正直、どちらでもないと良いのが答えかもしれません。

ですから、俺は見つけたいと思いますよ。

霙さんや他の姉妹たちとね。

平らかなる幸せ・・・それは最も険しい道。
宇宙の塵となるまえにたどり着けるものだろうか?

しかし・・・どんな最後の時を迎えようとも僕は君が側にいてくれればそれで・・・いい。
君とめぐりあえたことが・・・僕の最上の幸せだ。

(うーん確かに人それぞれの考えやスタンスがあるだろうが…
兄をオマエ呼ばわりか。兄の威厳がなぁ…ま、いいさ)
ふ、年齢だけ上いってるけど、どうやら霙はこの兄を超えているようだな。ちゃらんぽらんな兄貴だが俺の後ろを任せてよかですか?

終末なんて、待ちくたびれてるのが現代ですよ。
でもそこはそれ、スッパリ忘れておいて当日みっともなく慌てるのがドゥームズデイの作法ってもんです。具体的には、ハリウッドっぽく宇宙に脱出とか。やっぱ人として、終わりは受け入れるんじゃなくて、抵抗しとかないと。
あー…、なんか、目標が一つ出来ちまいました。
霙さんには、そうなるくらいにこの世に未練タラタラになっていただきます。うん、決定。
手始めに、そうですね、今度の週末、マウスなランドなんてどうでしょう。鼠年だし。
あ、嫌ってのはナシですよ。応援、してくれるんでしょ?

うん、でもずっと家族一緒だよ。
そして、また出逢えるかな…。

ボクはもう、チリとかゴミとかなら生前と変わらないし(^^;

とりあえず姉さん、ご飯ここに置いとくから。
……確かにそっちは暖かくてよさげだけどさ。コタツもあるし。

そうだ姉さん、また望遠鏡貸してよ。
なんだっけ、惑星状星雲?
あれ綺麗だった。

本当にしたいこと、か。


しているとも。そしてその道を突き進む、覚悟もある。わかっているんだろう?


姉さんが応援してくれるなら――アンタがオレの幸せを願ってくれるなら、滅びの日までの道は輝きに満ちているのさ。


オレも同じ思いだよ、姉さん。


さあ、手を取り合おう。


ああ――姉さん。アンタとなら塵になるのも悪くない。

 姉さんにとって死が絶対的な結末なら、なぜそれを今すぐにでも選ばないのかな。

 姉さんは、きっと、まだどこかで迷っているのだとおもう。

 いまここにある平らかな安らぎの中でたゆたい、死を求めていながらも、心のどこかで、何かを見つけ、得られるんじゃないかと思ってるように、ぼくには思えるんだ。

 愛とか、恋とか、絆とか――それがたとえはかなく、最後には塵と消え行くものだとしても、それでも、見つけ出したことの意味と、見つけ出したものの価値が消えることはない。その瞬間にこそ永遠があるんだ。

 だから――そばにいさせてほしい。姉さんが本当に求めているものを探す手伝いをさせて欲しいんだ。それがぼくのやりたいことだよ。

 なぜって――ぼくにとって姉さんは、やっとみつけた、本当の家族なんだから。

そうだね、いつかはすべて消えてなくなってしまう。

この家も、霙と過ごした時間も、最初にこの家に来たときに一緒に飲んだライムティーの記憶も。

でもね、だからこそ残したいのさ。僕たちが確かにいっしょにいたという証。それは僕たちが滅んだ後もこの世界に残り続けて、2人がいっしょに過ごした時間を刻みつける。

たった10年か20年か、いいや、もっと短いのかもしれない。でも、霙といた時間の痕跡を残すのは、無意味じゃない。

だから、ごめん。霙の言うとおりにはできないんだ。

すべてを滅びと忘却に飲み込んでいくこの暴虐な世界の論理に、僕は最後の瞬間まで悪あがきを続けるつもりだ――でも――滅びの瞬間には、霙の腕の中で果てたいと思ってる。

ねえ―――霙。
分かるよ。霙のいうことはよく、分かる。
いつか僕たちは、消えてしまう。全部塵になってしまう。

だけど―――霙。
情けないけれど、凄く、怖いよ。
ほら、こんなに、手が震えて、止められ、ないんだ。
全てに意味がないってことが。
何にも残せないってことが。
凄く、怖い。

だから―――霙。
遥か未来なんて遠いことは言わない。
世界なんて大きなことも言えない。
次の瞬間には消えてしまうような、他の人には気づかれないような、そんな儚さで。

それでも――霙。
僕は君の手に、温もりを残したいんだ。
君の手から、温もりを分けてもらいたいんだ。
君が消え去るまでは、僕が塵になるまでは、それはきっと意味を持つと思うから。

ねえ―――霙。
僕は、ダメなお兄ちゃんかな?

怖い……怖い子だね、霙は。
どうしてそんなに穏やかでいられるんだろう。

来たるべき終末。
避けられない定め。
そんな悪夢は、無い――
――そう言って誰もが滅びから目を逸らして生きているというのに、
この世界の本質をきみは怯えることもなく見据えている。
真実に届いている。

いや、きみにとっては滅びすらも悪夢ではないんだろう。
地平線が端から崩れてゆく夕暮れの中にあってさえ、
きみはそうやって薄く笑っていられるんだろう。

ああ。

ぼくに夢が出来たんだ。
たった今生まれた夢だ。
宇宙が朽ちていくその静謐の中で――
ぼくのとなりに、きみがいてくれる。
きみのとなりに、ぼくがいてあげる。
終わりがもう目の前まで来ているときに、
ライムティーでも飲みながら本当の夜を待っているそのときに、

ぼくは、
きみを、
少しだけ変えたい。

少しだけ、きみを壊してやろうと思うんだ。

どうするのかって?

つまり――腹の底から笑わせてやる。

ああ……悔しい。
悔しいな。

あのね、霙。
僕はね、「本当にしたいこと」があったんだ。
迷いはない……つもりだった。
でも、ごめん。
それは……もう、叶えられそうにない。

知ってしまったから。
霙に教えられて、知ってしまったから。
滅びの日は……来る。
だから、この世界に何かの痕跡を残す必要なんて、ないんだ。

そのことがね、そのことだけ、僕はとても悔しいんだ。
残したかったんだ……僕たちの愛の証を。
君の子供が、欲しかった。

東雲大尉 : 2008年3月15日 03:34

霙姉さんの言う事はよくわかんないけど、
なんとなく、やりたい事やんなきゃってのはわかった。

宇宙の塵……ずいぶん先の話に思えるな。
霙姉さんは、もうすぐの話だと思う?

とりあえず今は、この家に居るって事だけでじゅうぶんだよ。

いや、まぁ確かに終末には近づいているでしょうけど――
なんつーか、壮大だねぇ、霙姉さんは。
ま、間違っちゃいないけど。

まぁつまるところ・・・
やりたいことをやれ、って言いたいわけね?
改めて言われると、難しいなぁ――

――ん、いや。
うん、ある。やりたいこと。


霙姉さんと同じでさ。

みんなと一緒に、
家族と一緒に、
幸せに平穏に――過ごしたい。

・・・ってのは、ダメかな?

スタミナ太郎 : 2008年5月26日 09:21

随分哲学的だね、霙姉さん・・・。

俺にはちょっと難しい話だな〜、特にやりたい事も今はないしね・・・まあ、家族みんなで平和で幸せに暮らせればって思うよ。

だけど、俺個人として何か見つけられるまでは、姉さんに着いて行こうかな。

やりたいこと、そうだな。今までなかったかな。
けど今はあるよ。この家族と幸せに日々を過ごしたいって。
どう?結構前向きに考えてみたけど。
この世に爪痕を残そうなんて、ちょっと大仰だな。
残せるなら一つだけ。家族みんなの心に、
悲しいことより一つでも多くの楽しい思い出を。

霙姉さんが無闇に神秘的に言うから俺も気取りすぎたよ。
でも、それだけ大切に思ってるよ。
みんなで宇宙の塵になっても、
楽しくなるような家族になれたら、なんてね。

したいことかあ。改まってそう言われると、何だかちょっと考えちゃうよね。霙は何かしたいこととか、やりたいことはある?
僕はとりあえず、みんなと仲良くなれたら、それでいいと思ってるんだけど。
まだここに来てみんなに会ってからそんなに立ってないし、やっぱりみんなとも蟠りみたいなものがあるんじゃないかと思うんだ。表面上はみんなオープンだから仲良くしてくれるけど、やっぱり僕は男だし、人によってはそういう隔たりみたいなものもあると思うんだ。

……い、いや。男女の関係になりたいとか、そういうことを言ってるんじゃなくてね!
なんてったって僕たちは兄弟なんだから! 純粋に兄弟として、正しい愛情を深めたいと考えててね……
うん。

霙が悩み事があるなら、なんでも言ってよ?
頼りないお兄ちゃんかもしれないけどね。

したいこと、あまり考えた事がなかったよ。
何か見つかれば、その道を進みたいけど。

でも今は、家族と一緒に幸せでいられればそれでいいかな。
家族といられるなら滅びへの道も案外悪くないかもね。

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