新刊情報

  • LoveLive!Days2024年4月号_書影(軽量版)

Family Site dengeki.com

Family Site

  • http://hobby.dengeki.com/
  • http://dengekiya.com/

ニュース

2017年3月3日(金)
【レポート】アリーナの海を渡るAqoursの輝く初航海――ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~レポート

チェック このエントリーをはてなブックマークに追加

思いがけない展開に新たなプロジェクトの発表、そして20曲におよぶ最高のパフォーマンス! Aqoursの1st LIVE2日目の模様をお伝えします。

rogo

2017年2月25日(土)と26日(日)にかけて横浜アリーナにて開催された、「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~(以下 1st LIVE)」は、Aqoursキャスト9人にとって初となる大舞台でのライブステージ。ライブビューイングは全国100館以上、海外での上映も実施しました。静岡県沼津市にある静かな漁港・内浦をスタート地点とする彼女たちにとってはこれが“初航海”。当日はおだやかで過ごしやすい“全速前進ヨーソロー”なお天気でしたが、彼女たちの行く手にはどんな冒険が待ち構えているのでしょうか?

 

開幕はTVアニメのオープニング主題歌『青空Jumping Heart』から。衣装やダンスでオープニングアニメーションを再現するこの曲を、初のフルバージョンで披露! 初披露となる各メンバーのソロパート、そしてこれまでのイベントよりも一段と磨かれたキレのあるダンスによって会場のテンションは一気に高まります。続く2ndシングル『恋になりたいAQUARIUM』が始まると、思い思いの光を放っていたペンライトの海が一転してライトブルー一色に! 待ち望んだ2ndシングル表題曲の初披露。センターポジションを務める渡辺曜役斉藤朱夏さんのソロシーンでは、青い光の道が伸びていくアニメーションPVさながらの演出が登場し、ファンタスティックなAQUARIUMの世界が見事に表現されました!

9人_GG_8420_WEB

★_E__2539_WEB

 

2曲を終えたキャスト9人は、これまでのイベントとはケタ外れなスケールの一体感に感激しながらも、おなじみの自己紹介とコール&レスポンス。さまざまなイベントで大事に演じてきた自己紹介、これまでの活動を通してファンのみんなと形作ってきたコール&レスポンスは、力強い声援に支えられて、横浜アリーナ全体を次々とメンバー色に染め上げました♪ 自己紹介を終えると3曲目『ハミングフレンド』へ。9人は花道をいっしょに歩いてセンターステージに移動。手を振りながらファンの声援に応えます。歌詞の「マイフレンド」に合わせた、学年ごとの3人が表現するフレンドリーな振りつけが印象的で、友情にあふれるAqoursらしい1曲となりました。

 

3曲のあと幕間を挟み、ステージはTVアニメの世界へと進んでいきます。まずはTVアニメ第1話挿入歌『決めたよ Hand in Hand』、第3話挿入歌『ダイスキだったらダイジョウブ!』を立て続けに初披露。始まりの予感に喜びが爆発する『決めたよ Hand in Hand』と第一歩を踏み出す勇気に満ちた『ダイスキだったらダイジョウブ!』を、千歌・梨子・曜の2年生メンバーを演じるキャスト3人がステージ上をめいっぱい使ってパフォーマンス! 2曲を終えると、暗転後、善子・花丸・ルビィの1年生メンバーを演じるキャスト3名も加わり6人となって再び登場。6人は、深みのある青・赤・ピンクのうち1色を基調としたクラシカルなドレス風衣装に身を包み、TVアニメ第6話挿入歌『夢で夜空を照らしたい』を情感たっぷりに歌い上げました。自分を育ててくれた場所への想いにあふれた曲を、観客席のみんなはあたたかいペンライトの灯をゆっくりと振って応援。会場は、空に舞いあがっていく無数のスカイランタンのような美しい灯でいっぱいになりました。

9人_GG_0577_WEB

 

7曲目からはTVアニメ楽曲から一転し、電撃G’sマガジン誌上での投票で決定した3ユニットがステージに登場! 高海千歌・渡辺曜・黒澤ルビィのユニット「CYaRon!」は『元気全開Day! Day! Day!』を初披露。3人のキャストによる「We are CYaRon!」コールに観客が「I love CYaRon!」を大合唱で返して盛り上がりました! 白のシャツに赤と黒色のアクセサリーや帽子、フリルが鮮やかに映えるCDジャケットの衣装をイメージしており、会場からは「かわいい!」という声が♪ 「CYaRon!と言えばギャップ」と語る3人が次に披露したのは、しっとり儚い『夜空はなんでも知ってるの?』。高海千歌役の伊波杏樹さんと黒澤ルビィ役の降幡 愛さんがトロッコに乗り、アリーナとスタンド席のファンの近くへ。斉藤さんはセンターステージにて美しいソロダンスを披露。はじけるような1曲目とは一変して、星空を思わせる青にさまざまな色の星が煌めくペンライトの夜空が会場に広がりました。

CYaRon!_YY_0691_WEB

ユニット2番手の松浦果南・黒澤ダイヤ・国木田花丸による「AZALEA」は、ジャケット衣装をイメージした白を基調とした衣装を着て、エレクトロポップな『トリコリコPLEASE!!』と透明感のある『ときめき分類学』の2曲を発表。MCでは「かけられるとAZALEAのトリコリコになってしまう魔法」が使える“トリコリコステッキ”と名付けられたステッキで、松浦果南役諏訪ななかさん、黒澤ダイヤ役小宮有紗さん、国木田花丸役・高槻かなこさんの3人が会場中をハート色に♪ 2曲目『ときめき分類学』では、サビに合わせて3人のバックに大輪の花が咲くステージ演出も。AZALEAらしい清楚な雰囲気で会場を魅了しました。

AZALEA_F__2232_WEB

トリオユニットのトリを飾ったのは桜内梨子・津島善子・小原鞠莉の3人による「Guilty Kiss」。黒ベースのゴシックな衣装に身を包んだ彼女たちは落雷とともに登場し、バツグンにエッジの効いた『Strawberry Trapper』で、ファンを自分たちの空間に一気に引きずり込みました! スタンドマイクを使ったパフォーマンス、アップテンポの楽曲で会場はテンションMAX。投げキッスの演出からスタートする2曲目『Guilty Night, Guilty Kiss!』は、「Guilty Kiss」「Guilty Night」のコールでさらにハイテンションな空気に……! トロッコに乗った3人が移動すると、トロッコの動きに合わせて会場がメンバーカラーでグラデーションしていく圧巻の光景に。津島善子役・小林愛香さん、桜内梨子役・逢田梨香子さん、小原鞠莉役・鈴木愛奈さんは、歌声とダンスで会場のファンを次々Guilty色に堕天させていきました♪

Guilty Kiss_AA_3417_WEB

 

個性的な3組のユニットが歌い終わると、モニターにはTVアニメのストーリーを辿る特別編集映像が映し出されました。Aqoursが9人になるまでの軌跡が描かれ、第9話までの映像でメンバー9人がそろったところで映像が終了。ふたたびスポットライトが当てられたステージの中央には、なんと第9話挿入歌『未熟DREAMER』の衣装をまとった9人が立っていました! 歓喜の声が上がった会場にイントロが流れると、場内は耳を澄ますように静まり、9色のペンライトのゆっくりとした動きとともに『未熟DREAMER』が始まりました。和服をアレンジしたようなこの曲の衣装を着たメンバーたちは、3年生メンバーを中心に、深みのあるメロディに感情を乗せてステージを展開。ラストではスクリーンに映し出された9色の帯の上に降り注ぐように、本物の花火の演出も。Aqoursがついに9人となる第9話を印象的に飾った楽曲を、見事に表現したパフォーマンスに、曲の終わりには会場から自然と拍手が巻き起こっていました。

★_E__3402_WEB

9人_DD_1717_WEB

 

そして『未熟DREAMER』が終わると、9人は右手にメンバーカラーのシュシュを身につけ、桜内梨子役の逢田梨香子さんが一礼をしてステージ後方へ。その先にはグランドピアノ。梨子がピアノコンクールに出場して8人でラブライブ!予選のステージに立ったTVアニメ第11話の挿入歌『想いよひとつになれ』を、逢田さんの生演奏とともに表現する演出に会場からは大歓声が巻き起こります。一転して訪れた静寂の中、千歌のソロとともに曲が始まりピアノの入りを待つ8人と観客。しかしここで、ピアノの入りが思うようにいかないハプニングが。ついには曲が止まってしまい、会場は一瞬すべての時が止まったかのように凍りつきます。その空気を破るかのように真っ先に動いたのはリーダーの伊波さんでした。逢田さんのもとに駆け寄り、崩れそうになる逢田さんを支えます。それを追ってメンバーも駆けつけます。会場からは逢田さんへの懸命な応援の声が。仲間とファンの声に、再びピアノに向かう逢田さん。気づくと8人のメンバーは歌いだしの位置に戻り、もう一度曲が始まりました。おそらくその場にいたすべての人が願ったのはまさしく『想いよひとつになれ』――。その願いは逢田さんのピアノの音色となって時を動かしました。モニターに映し出される逢田さんの真剣な表情とともに、力強い旋律が会場全体に一音ずつ響き、その手がグランドピアノの鍵盤を勢いよくグリッサンドすると、地響きのような感動が会場に巻き起こりました――。鍵盤の上を踊る逢田さんの演奏を受けて、8人のメンバーは力強くパフォーマンス。ピアノに向かう逢田さんの代わりにメンバーが会場に向けたのは最高の笑顔と、逢田さんへの信頼でした。逢田さんがピアノを奏でる指が最後の一音から離れると、会場からは溢れんばかりの拍手が。その拍手はしばらくの間鳴りやまず、演奏を終えた逢田さんをあたたかく、優しく出迎えました。そして9人が再び並んだAqoursは2ndシングルのカップリング曲『待ってて愛のうた』を披露しました。

 

『待ってて愛のうた』のあと、再びTVアニメの特別編集映像がスタート。浦の星女学院を統廃合から救うべく奮闘する9人が、自分たちのスタート地点となる想い“0から1へ”を見つけるまでが描かれまし。想いを胸にラブライブ!地方予選の扉を開くところで映像は終了。そして、スポットライトがふたたび当てられたセンターステージには、第13話挿入歌『MIRAI TICKET』の衣装を着た9人が立っていました。

千歌のセリフから始まったのは、第13話で描かれたステージ上のパフォーマンス――9人の高校生の少女が、自分たちなりに考えて、精いっぱい伝えた自身のこと――演劇風に自分たちの物語を伝えようとしたTVアニメのワンシーンは、なんとこの1st LIVEの舞台上で実演されたのです! 次々と登場するAqoursメンバーと彼女たちの語りに、会場は歓声と静寂を繰り返し、その想いと演技を見守りました。セリフとポーズ、そして効果音、スポットライトの光……すべてがTVアニメの中の千歌たちそのものでした。キャストが順に「1」から「9」まで声を上げると、横浜アリーナ全体に「10!」のかけ声が響き渡り、Aqoursと会場が一体となった『MIRAI TICKET』のステージが、最高潮の高まりの中でスタート! センターステージを輝かせるさまざまな演出もTVアニメのステージを思い出させるものばかり。曲のラストはメインステージ側に全員が戻り、ファンのみんなと声を重ねて、歌い上げました。そんな興奮冷めやらぬ中、伊波さんが再び語り始めたのはTVアニメ第13話を締めくくった千歌の言葉。そしてAqoursの記念すべき1stシングル曲『君のこころは輝いてるかい?』が始まりました。ダイナミックで、そして繊細なフォーメーションダンスは、これまで15曲以上歌い踊ったとは思えない躍動感に満ちあふれ、Aqoursの始まりの曲に、メンバーたちは元気と喜びを爆発させました! 2016年1月11日のステージ以降、これまでのイベントでも披露してきたこの曲は、今までで一番目が離せない大切な時間に。Aqours9人の姿が、最高に輝く1曲となりました!!

★_F__3338_WEB

9人_XX_1538_WEB

 

『君のこころは輝いてるかい?』を歌い終えAqoursが退場した後も数分にわたって続いたアンコール。そのファンの声に応えるように流れたのは、ライブのために制作されたAqours9人が登場するスペシャルアニメーションでした。アニメが終わると、その作中で着ていたライブTシャツと制服スカートに着替えたAqoursキャストが再登場! アンコール1曲目は、軽快なダンスナンバーの『Pops Heartで踊るんだもん!』。間奏で全員がトロッコに乗って思い思いにファンへレスポンスを返しながら会場を半周したところでTVアニメのエンディング主題歌『ユメ語るよりユメ歌おう』に。エンディングアニメーションのサビとおなじくポンポンを手に持ち、会場に手を振りながらトロッコで残りを周回しました。スクリーンに映された歌詞に合わせて、ファンみんなも歌い、会場が一体となって楽しく、幸せな瞬間を共有しました。

 

メインステージに戻っての最後のMCでは、会場のモニターでさまざまな楽曲のリリース、2nd LIVE TOUR開催 、そしてTVアニメ2期の発表を含んだ“Aqours Next Step! Project”が解禁されました! この発表を受けてのキャスト陣のライブの感想やプロジェクトへの意気込みを語る場面では、多くのメンバーから感激の涙が見られました。最後に挨拶した伊波さんは「もっともっと多くの人に会いたい。『ラブライブ!サンシャイン!!』とAqoursを広めていきたい」と今後の意気込みを、伝えてくれました。

 

1st LIVEのラストを飾ったのは今回のライブタイトルとなった『Step! ZERO to ONE』。旅立ちを前にした胸の高まりを、ハイテンポでクオリティの高いステップ&フォーメーションダンスで表現するナンバーを、9人は熱い想いと抜群のチームワークで踊りきりました!! 最後はメインステージ左右、センターステージへと回りファンへの感謝の挨拶。最後の最後までステージをダッシュで駆けまわるメンバー、何度も何度もファンのみんなへ手を振るメンバー、輝く笑顔は太陽のようでした。

★_DD_2065_WEB

★_GG_9999_WEB

 

1st LIVEというAqoursの“初航海”は、勢いよく風を切り、煌めくアリーナの海を無事に渡ることができました。力強く船出したAqours9人、そのメンバーたちをライブ会場やライブビューイング会場、さまざまな場所から、応援し支えてくれたファン。たくさんの想いによって成し遂げられたステージは、ずっと忘れない冒険の2日間になったのではないでしょうか。

1 st LIVEを終えた2月26日、ちょうど2年前の同じ日にスタートした『ラブライブ!サンシャイン!!』は、いよいよ“Next Step! Project”という新たな航路へと向かいます。

その旅の先にはどんな世界が広がっているのか、どんな冒険が待っているのか、今はまだわからない未来のことですが。想いをひとつに、手を取り合って、初めての海を渡り切ったAqoursとみんなが進む次のStep!に、今はただ胸が高鳴るばかりです。

伊波杏樹_F__1004_WEB

逢田梨香子_AA_6810_WEB

斉藤朱夏_CC_3822_WEB

降幡 愛_HH_1437_WEB

高槻かなこ_YY_0598_WEB

小林愛香_HH_0802_WEB

諏訪ななか_F__1065_WEB

小宮有紗_CC_3858_WEB

鈴木愛奈_HH_0817_WEB

 

 

【セットリストはこちらから】

——————————————————————

【DATA】

OwvzTQAA

Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~

■開催日:2/25(土)~2/26(日)
■場所:横浜アリーナ
■特設サイト:http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/sp_1stlive.php

■出演:Aqours(伊波杏樹(高海千歌役)、逢田梨香子(桜内梨子役)、諏訪ななか(松浦果南役)、小宮有紗(黒澤ダイヤ役)、斉藤朱夏(渡辺 曜役)、小林愛香(津島善子役)、高槻かなこ(国木田花丸役)、鈴木愛奈(小原鞠莉役)、降幡 愛(黒澤ルビィ役))

——————————————————————

【関連情報】

◆プロジェクトは新たな航路へ――! Aqours Next Step! Project を速報する電撃G’sマガジン号外が発売中!!

gsssss1203kisoas7264sbs0d74slkd8308abd

電撃G’s magazine号外 ラブライブ!サンシャイン!!

Aqours Spring Special 2017

■発売日:2017年3月2日(木)
■定価:980円(税込)
■仕様:A4変形・カラー68ページ
■付録:B2ポスター
■発行:株式会社KADOKAWA

——————————————————————

(C)2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

2017年3月3日(金)

関連記事

オススメ記事

G's magazineツイッター