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2017年7月27日(木)
麻枝 准×熊木杏里コンセプトアルバム「Long Long Love Song」発売中! お二人が思いを語る独占インタビュー

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7月26日に発売となった、麻枝 准氏のコンセプトアルバム「Long Long Love Song」。「終わりの惑星のLove Song」以来、5年ぶりのオリジナルコンセプトアルバムリリースとなった最新作を歌い上げるのは、シンガーソングライターの熊木杏里さんです。レコーディングを終えたお二人に、アルバム制作の経緯や熊木さんをプロデュースすることになったいきさつなどをうかがってきました!

 

初回盤_cmyk

▲Long Long Love song(初回限定盤)

・定価:3780円(税込)

・3方背BOX+デジパック仕様
・全曲挿絵付きのブックレット封入

・初回盤特典:麻枝 准の制作日誌、「僕らだけの星」、「Bus Stop」、「きみだけがいてくれた街」フルムービーを収録したDVD

 

◆ひたすら模索を続けた、アルバム制作過程の密なやり取りを振り返る

 

――まずは「Long Long Love song」制作の経緯をお聞かせください。
麻枝 准氏(以下、麻枝):TVアニメ『Charlotte』の挿入歌「君の文字」のときは、こちらから熊木さんにオファーさせてもらったのですが、今回は熊木さんサイドから「アルバムを1枚プロデュースしてもらえませんか」とお話をいただいたのがきっかけです。たしか、2015年の秋頃だったと思います。

 

熊木杏里さん(以下、熊木):そうなんです。ダメで元々という気持ちでお声がけさせていただいたら快諾していただけましたので、ぜひお願いしますと。

 

麻枝:これまで、2005年に「Love Song」、2012年に「終わりの惑星のLove Song」とコンセプトアルバムを作ってきていたので、そろそろ新作を作りたいなと思っていたころでもあったんです。そんな矢先のお話でしたので、タイミング的にもちょうどよいなと。

 

――麻枝氏の曲を初めて歌うことになった「君の文字」は、歌ってみていかがでしたか?

 

熊木:バラードということもありますから「私の声とよく合う曲なんじゃないかな」と最初は思っていたのですが、レコーディングはなかなか苦戦しました。ですが、他の方が作詞・作曲を手がけてくださった曲を自分の曲として歌うのは初めてのことでしたので、それはとても楽しいことでもありました。

 

――今回のアルバム名は、どのような思いでつけられたのでしょうか。

 

麻枝:最初は「眩しく煌めくLove Song」という名前にする予定だったんです。でも、ジャケットイラストを描いているごとPさんとイラストのやり取りを何度も繰り返すうちに、このイラストには横文字のアルバム名の方が合うなと思うようになり、このように付け直しました。

 

――そんなにやり取りを重ねられたのですか。

 

麻枝:このアルバムは熊木さんの公式ホームページ内のディスコグラフィーにも名を連ねるわけですから、(熊木さんの他のアルバムといっしょに)このアルバムが並んでも、違和感が出ないイラストにしたかったんです。ごとPさんは「自分は今まで萌え絵で食べてきた人間だから、いきなり「一般の人にも受け入れられるようなイラストを」と言われても自分には難しい」と言っていたのですが、「その気持ちは分かるけど、そこをなんとかお願いしたい、ごとPさんの絵でそういうのがほしいんです」と。ひさすら模索を続けました。

 

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▲収録曲のひとつ「きみだけがいてくれた街」は、麻枝氏いわく“アルバムの顔”にあたる曲。ジャケットイラストの少女も、この曲で歌われる少女と同一人物とのこと。

 

――相当なこだわりを込められたのですね。レコーディング時は、熊木さんともそうした模索を?

 

麻枝:レコーディング時もやり取りはたくさんしましたが、まだ収録前となる昨年11月30日に、どの曲をアルバムに採用するかを決めるためにした打ち合わせが強く印象に残っています。というのも、自分の書く曲は熊木さんのよさを引き出せるものとそうでないものがあって、その違いがどこにあるのか、見出せずにいたんです。それをはっきりさせなければいけないなと。

ですが、当時は体調不良が長く続いていたせいで、自分が東京に行こうと思っても会社から出張の許可を取れなくて……。そんなとき、熊木さんがわざわざ大阪までいらしてくださったんです。そうして話し合った結果、その時点でアルバムに収録するつもりだった全13曲をいったん見直して、熊木さんの歌声が映える曲だけで構成しましょう、と大きく舵を切りなおしたんです。

 

熊木:このとき、麻枝さんのなかでアルバムのコンセプトが一瞬ゆらいでしまったのでは、と少し心配になりました。「こういう曲でアルバムを作りたい」というご要望に、私が応えられなかったわけですから。

 

麻枝:いや、むしろ悪いのは俺の方ですよ。熊木さんご自身がどうこうという意味ではなく「自分はなんて人間に歌いづらい曲を書いていたんだろう」と自覚できましたから(苦笑)。

 

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▲「tale of the tree」は、ボーカロイドの「IA」用に書かれた曲。当時これを聴いたファンからは「これは人でも歌えるのかな?」などという感想もチラホラ。

 

――「麻枝氏の曲を歌うのは難しい」というのは、これまでにインタビューさせていただいたみなさんが異口同音におっしゃいますね……(笑)。さて、そうして収録が決まった曲から、どんなメッセージやテーマを感じられましたか?

 

熊木:過ぎてきた時間を思い起こすような歌詞が印象的でした。ラブソングでありながら、生き方を問うてくる曲が多いんですよね。今の自分を見直して「さて、これからどう生きていこうか?」と見直す機会をくれるアルバムだと感じました。

 

麻枝:そんなに前向きになれるアルバムになってますかね?(汗) 俺としては「生きるってこういうことだよね、大変だよね」という共感を狙ったものですので、その感想は驚きました。

 

熊木:私は、ちょっと人とは考え方が違うのかもしれません(笑)。

 

◆純粋なラブソングはまだない!? 麻枝氏が自身の楽曲を分析!

 

――ラブソングを書くときに、特に留意されることなどはありますか?

 

麻枝:ラブソングにかぎった話ではないですが、歌詞を書くときは、いつも誰も使わないようなフレーズを詞に入れようと心がけています。俺が最初に思い浮かべる歌詞は、どうしても平凡なんですよ。それをいかに洗練させるか、いつも苦心しています。

 

熊木:私は、脳裏に浮かんできた言葉をそのまま歌詞にしますので、興味深いです。私の場合は、歌詞を書き直して曲がよくなったという感覚があまりなくて。私はむしろ“書こうとは思っていないときにラブソングができる”という感じですね。実際に曲を書くことで、初めてそのときの自分が言いたいことが見えてくるといいますか。そういう意味では、私の曲は、いつも“等身大”の歌なんだといえるかもしれません。

とはいえ、私くらいの年代で“せわしない恋愛模様”というものもありませんから、もし今ラブソングを書くなら「今の自分が思う、過ぎ去った日々を振り返る歌」みたいな感じになるのではと思います。

 

麻枝:なるほど。これは熊木さんにはピンと来づらい話だとは思いますが、俺は今まで“学園恋愛モノ”と分類されるゲームを作ってきました。でも、プレイされたみなさんは分かると思いますが、遊んでみると、必ずしもそういう内容にはなっていない。“恋愛学園モノ”がノベルゲームの文化として親しまれたジャンルだったので、自分たちの作品を手に取ってもらいやすいよう、ガワをそう繕っただけだからです。

今回のアルバムもそれと同じようなことをしているな、と最近気がつきました。ラブソングがコンセプトだと謳ってはいますが、やっぱりそれもガワなんですよ。中身は、もっと別のことを歌っている。これもやはりプレイ(再生)してもらえれば分かると思います。そんな調子だから、もしかしたら俺は純粋なラブソングを書いたことはまだ一度もないのかもしれません。『ToHeart』のような、王道をいく学園恋愛モノを書いたことがないのと同じです。

 

熊木:麻枝さんの書く王道ラブソング、いつか聴けますか?

 

麻枝:いやー、どうだろう……。それなら自分よりずっとうまく書ける人が世の中にはたくさんいますから、その方たちにお任せしておくのがいいのかなとも思うんですよね。

 

――最後に、このアルバムがお二人の音楽活動においてどのような作品になったかお聞かせください。

 

麻枝:クリエイターの仕事の価値は、世の評価で決まるものだと思っています。みなさんのジャッジが下されるまでなんとも言えない部分はありますが、もし自分のボーカル曲のベストアルバムを作るとしたら、このアルバムから3曲くらい選ぶと思います。1枚のアルバムから3曲選出されるというのは、なかなかない割合ですよ。そのくらいの手応えは感じています。よくやった方だと思います。

 

熊木:今までなにも考えず歌っていたことでも、このアルバムのレコーディングではものすごく考えながら歌いました。そういう意味では、初めて歌うことに一抹の怖さを感じたかもしれません。ですが、自分の歌声のいいところと悪いところを客観的に見つめ直すことができて、すごく成長できたと思っています。本当に、私にとっていいことしかないアルバムでした。これからの自分の歌でも、きっと変わってくるところがきっとあると思います。

そして、10月11日に東京・渋谷TSUTAYA O-WESTでオールスタンディングのライブ「An’s meeting ~Long Long Love Song~」を開催させていただく運びとなりました! 麻枝さんに書いていただいた曲のみを大切に歌わせていただきます。そちらもよろしくお願いいたします!

 

◆電撃G’sマガジン9月号でも「Long Long Love Song」をクローズアップ!

 

麻枝氏と熊木さんへのインタビューはいかがでしたでしょうか? 7月29日発売の電撃G’sマガジン9月号では、お二人によるアルバムの各曲に込めた思いや解説を4ページにわたり掲載していますので、ぜひそちらもチェックを! また、8月30日発売予定の10月号では、イラストを手がけたごとP氏、ZEN氏、【yae】氏からの各曲へのコメントを掲載予定です!

 

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電撃G’sマガジン 9月号

7月29日発売

特別定価1090円(本体1009円)

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【関連HPをチェック!】
・Long Long Love Song 麻枝 准×熊木杏里

・熊木杏里 Official Site

 

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2017年7月27日(木)

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